【種別】
魔術霊装

【元ネタ】
北欧神話
Wikipedia-スキールニル

【初出】
とある魔術の禁書目録SS第二話

【解説】
テオドシア=エレクトラが使用する、北欧神話の伝承に基づく霊装。
マッチ箱、及びマッチ棒で構成される。

形状の通り、マッチ棒を取り出して擦り、発火させることで効果を発揮する。
マッチ箱、及びマッチ棒の内部に情報を格納しておくことで、それを映像として投影することが出来る。

40分以上ある映像情報でも記録可能で、マッチが燃え尽きても次のマッチを擦れば情報は引き継がれる……が、
「40分以上ある映像を投影するのに、数分で燃え尽きるマッチを手で持つ」
という構造的欠陥を持っている。
その点はステイルにも突っ込まれ、使用する際はテオドシア本人に持たせた。

実は幻像資料の投影だけではなく、投げることで複数の爆発を起こしたり、相手に対して魔術的な意味を持つ強力な向かい風を吹かせたりと、発動できる魔術の幅はかなり広い。
しかし、その全ては他者の護衛用の防御術式となっている。

その術式の原型をあっさり見抜かれてしまった結果、
基となった伝承に則って「騎馬」のルーンを使用したステイルに術式を強引に解除され、完全に無効化されてしまった。

なお、この術式はスキール二ルの杖が示す「奪う」役割と、
アイスランドで炎が示す「守る」役割を両立させるために、
ルーンの文字と配置を独自のパターンに最適化している。

最終更新:2025年08月24日 19:46