【初出】
新約十七巻
【解説】
真の『
グレムリン』の一角、『
魔神』
ヌァダが扱う術式。
その実態は、かつて銀の義手の隙間から肩の傷口に潜り込んで精気を奪った数㎜程の蟲の集まりであり、不遜にも神の血肉を食らった存在である。
ヌァダ曰く
「無罪放免するほど私の天秤は甘くない。口にした分だけ働かせねば等価交換に反する」
とのこと。
何億何兆の蟲の大群はいくつもの高層ビルを破壊するほどの質量を発揮し、宇宙から雲の流れと錯覚するほどの規模を持つ。
小惑星じみた巨大なコイントスの雨やビルを押し潰す大きさのサイコロやカード、台風と見間違える規模のルーレットに形を変えたりと、ヌァダの思うがままに操っている。
ヌァダの伝承に関係ないギャンブル関連の形状なのは、「遊び」で攻撃しているからとのこと。
最終更新:2017年12月06日 00:44