【名前】マネージャー
【性別】女
【所属】魔術
【能力】
マラキの予言
本の形をしてはいるが、魔道書ではなく魔術器具。
『マラキの予言』のシステムを利用して作ったお手軽な預言書である。
『周囲の情報を記録して、それらの情報を10年前に送れ』という命令文を刻んでおき、
この本が壊れないように10年以上保存することで、
『10年後の時点の「未来」から、10年前の「現代」へ情報を送ってきてくれる』……という仕掛け。
未来にある預言書の内容が自動的に変わり、
現在からでも結果が予想できるぐらいの『予兆』を示す変化を自動筆記する。
~とある魔術の禁書目録 Indexマラキの予言から一部抜粋~
彼女はメモ帳のような形にしてこれを保存しており、自分の未来を確認しては正しい選択肢を選んでいる。
因みに彼女がいつも付き従っているチャンピオン・プルートゥがあそこまで有名になったのも彼女の作った予言書の賜物なのだが、鈍感なチャンピオン様がそんな事に気づくべくもない。

魔道書・写本『ソロモンの大いなる鍵』
本そのものが魔法陣と化している事に加え、この魔道書には豊富な図版と付録にある大量のペンタクル(魔術に使う護符)が含まれている為、超高密度の魔法陣でもある他の魔道書と比べてもその情報量は多い。
つまりその分他の魔道書よりも強力で、かつ危険な代物。
『完本』の状態では幾ら鍛え上げられた魔術師でも真面に扱えるような代物ではない。
更に、もう1冊のソロモンの鍵である『ソロモンの小さな鍵』、『ゲーティア』や『レメゲトン』とも呼ばれる書の方が72柱の悪魔の召喚及び使役といった派手な内容の為か認知度が高いせいで、この魔道書は「自身の知識をより広める者に協力する」性質が他の魔道書よりも強くなってしまっている。
これらの特性からこの魔道書は『完本』としてではなく『断章』として保管されており、マネージャーが持っているのもその断章の内の一つ。
またこの魔道書の最大の特性として、「自身の知識をより広める者に協力する」性質から派生した「より自身の知識を広める為『完本』になろうとする」特性があり、自らを完全な姿に再編してくれる持ち主に引き寄せられる性質がある。
内容は主に七つの惑星の霊の力を借りる為の術式が記されており、
星座の魔術と同じく惑星の位置によって効果は大きく左右されるが一応昼夜問わず魔術を発揮する事は可能。
しかし七つの惑星の光が遮られる様な環境下では魔術を行使する事は出来ない。
魔術が行使されると惑星から放たれた最大七つの閃光が任意の地点に突き刺さり、触れたもの全てを焼き切り、破壊する。
しかしこれでも『断章』なので『完本』程の力は一割も引き出せていないらしい。
その他幻覚を見せる魔術や糸を用いて動きを止める魔術などを多用する。
【概要】
チャンピオン・プルートゥのマネージャーでもあり、彼に基本的な魔術の知識を与える師匠でもあり、
魔道書を有しその中身を学び、知識を弟子に広める魔術師“魔道師”でもある。
魔導師として完成されている者には、その者にレクチャーされた魔術師が部下としてついている事が一般的なようだが、
彼女の場合弟子はチャンピオン・プルートゥという事になるのだろう。
(知識について一応教えてはいるらしいが、余りにも理解力が無いので弟子というのも烏滸がましいレベルなのだとか)

魔道書の残りの『断章』を探し集め、『完本』を完成させる為、効率よく世界を渡り歩く方法を考えた末マネージャーとしてチャンピオンに仕える事となり、彼の武者修行に同行している。
チャンピオンが魔術を知る以前は自分が魔道師である事を隠し通していたそうだが、
現在は自らの目的をチャンピオンに説明し、理解は得られている。
『断章』を再編する事を拒む他の魔術師から襲われる危険性が十分にあるにも拘らず、快く受け入れ、更には出来る限りの協力をしてくれると言ったチャンピオンを
人間性の一点においては深く尊敬しており、決して裏切らない事を心に誓っている。

彼女が何故魔道書を再編するのかは誰にも明かしてはいないが、単に魔道書に気に入られる為だけではないようだ。
魔法名は“junctio186(繋ぎ合す真理の原典)”
その名からも魔道書の再編に対する信念が表れている。

現在は表向きの職業はマネージャーとして公言しているが魔術師としての実力は高く、
ありあわせの物で探索魔術を作り上げ索敵を行ったり、敵の扱う魔術が環境を利用したものであると即座に察知し、環境を変える事で魔術を無力化するという芸当もこなす。
魔道書を用いての大規模な攻撃も出来るが、本来の彼女は搦め手や騙し討ちに近い魔術を好んで用いており、
魔道書はもしもの時の最後の手としており、あまり使う事を良しとしない。
【特徴】
基本的に目立たない格好を好むが、チャンピオンに同行する際にはその余りにも派手な格好では逆に自分が目立ってしまうのでそれなりに高級なスーツを着ている。
本人曰く高級すぎる服は気を使ってしまいがちで着心地が悪いのだとか。
背は160cm、体重は秘密。それなりに清潔な格好をしている。
【台詞】
丁寧な口調だが時折毒のある台詞を吐くことも
「チャンピオンの事は人間性の一点に関しては尊敬の念を抱いていますよ、それ以外は…まぁ、ねぇ、ってところです」
「やっと着きましたね、ここに私の探している“断章”があればいいのですが…」
【SS使用条件】
とくになし

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最終更新:2012年06月23日 22:17