【名前】常世離隔(とこのせ りかく)
【性別】男
【所属】科学
【能力】絶縁装置(アイソレータ)
【能力説明】レベル4
 触れた物を、外部からのあらゆる干渉に対して一切の変化を起こさない状態にする能力。
 『何も起こらない』という可能性を観測することで、変化を妨げる能力である。
 火に近づければ熱くなるとか燃えるとか、引っ張れば伸びるとか千切れるとか、叩けば傷つくとか壊れるとか、そう言った本来その物体に起こるはずの現象が、触れるだけで起こらなくなるのである。
 すなわち、触れた物体がそのまま『最強の盾』になる能力とも言える。
 変化を示さない以上、どんな強大な力をもってしても貫くことは不可能だからである。
 紙一枚でもレールガン程度なら“理論上は”防げる強度を誇る。
一度対象を視認し、その状態で観測を固定する。
能力の発動には対象の物体に及ぼされる物理的影響が、一切変化を起こさないようにする可能性を演算して観測しなければならない。
また遮断するエネルギー量が大きくなる程演算も複雑になる。
その為、莫大なエネルギーの場合演算が追い付かず不変を観測できない場合がある。
また同様に、より強力な演算による介入には対処できない場合もある
 能力を適用できる物体の大きさには限度があり「建造物を丸ごと」とかは不可能である。
 また、能力をミクロレベルで適用すれば粒子同士に起こる結合の力を妨げることになり、理論上は物体を粒子に分解できるとされるが、本人の演算能力の低さによりミクロレベルでの能力行使が出来た試しがない。
 同様の理由で、能力を空気に適用した例もない。

上記にもある様に本人の演算処理能力は同レベルの能力者のそれに比べて劣っており、精々異能力者から強能力者の中間程度。
それでも彼が大能力者たる理由はその能力の希少性、軍事転用への期待が込められている。
【概要】
輝石ノ森工業高校に通う高校二年生。
今まで何度か彼の事を快く思わない連中と戦闘をしたことがあるが、戦闘で言えば相手よりも大きく劣るであろう自分が能力のおかげで一方的に勝利する事がほとんどで、負けた事は無い。

自分の身の丈に合わない力を得てしまったが為に歪んでしまった少年。
元々平々凡々とした、特にこれと言って目立つ要素も無い少年であったが、
学園都市で能力開発を受け、稀有な能力を発現してから、周りの自分に対する評価がガラリと“変わってしまった”。
今まで見向きもされず、注目することも無かった大人達がキャリーケース一杯に詰まった札束を持って研究に協力してほしいと頼みに来たり、家族や学園都市の外に居る知り合いの自分を見る目が180度変わるといった変化が矢継ぎ早に起きた。
学園都市の外に居る頃には想像でしか見る事の出来なかった、半ば現実離れした人生の大逆転劇を前に彼は歓喜し優越感に浸りながらも、
同時に人間達の醜い部分を目の当たりにした事で、普段は表には出さないものの重度の人間不信に陥ってしまっている。
そのくせ自分の今の地位が崩れ去る事、元の平凡な自分に戻る事を何よりも恐れており、
かといって研究に協力する事を渋ればいずれ相手にされなくなるのではないかとも考えている。
近寄る者全てを蔑視しながらも、その者達に注目されなくなる事に恐怖している為、彼らを見下しながらも付き合わざるを得ないという奇妙な関係が生まれている。
結果今の状況から抜け出す事を自分の手で難しくしている。
そんな歪んだ内情も表出することも無いまま、取り繕って良い人のふりをしている。交友関係は広く、浅くが基本で、最低限の付き合いしかしない。

上述の通り能力を除いたら他に何の取り得もないただの腹黒でしかない。
スポーツ、勉学、感性、その他の全ての要素が平凡。本来ならばチヤホヤされる様な人物では決してなく、事実彼の事をよく思わない人物もちらほらといる。
因みに学園都市に常世絶交という弟が居るらしいが、弟が色々と多感なお年頃なのに加えて、通う学校が違うせいで最近は余り会ってないらしい。
【特徴】
顔はまさしく“中の下”といった印象、身長も体重も人並みで、身体的な特徴はこれといって無い。
服装は出来る限り肌の露出の少ない物を好み、制服にあう色柄の手袋を常時着用。これは自分の能力で自分を守る時に“穴”が無いようにする為である。
ただし、能力の特性上能力で自分の身体を保護する際は自分も動けないという弱点もあるので滅多に自分の服に能力は掛けない。
基本的には自分の手袋や自身が持っているハンカチ、タオル、その場にある障害物などに能力を行使する。
性格は謙虚で腰の低い印象だが、本性は卑屈で選民意識の強い腹黒。
元々はこんな性格ではなかったのだそうだが、あまりにも学園都市に入る前と後での自分の扱いの差に自分自身が付いて行けなかったのであろう。良くも悪くも人間臭い奴。

相手にされない事を嫌い、相手にされることに安心感を覚える性質。
奉仕の精神あふれる一面もあるので、彼が改心して真っ当な人付き合いが出来る様になれば、風紀委員になるのも案外適しているとも言える。
ただあまり賢く無いので、彼の内情を知り、且つ性格の歪んだ彼を上手く御しきれる、悪知恵の働く人物がいたとするなら、彼が自覚の有無に関わらず良いようにされる可能性もあり得る。
【台詞】
「ほらな、結局人間って全員似たようなもんなんだよ。誰も僕の中身なんか見ちゃいないのさ。…これが自虐的にならずにどうしろってんだよ!?なぁ!!!?」
「自分の身の丈に合って無い能力だなんてとっくのとうに自覚してるさ。それが僕を苦しめてる元凶だってのも百も承知なんだよ。
それでも、それでも一瞬掴みかけた夢みたく眩しい生き方を捨てる様な真似はしたくないんだ――――今まで積み上げた積木が崩れるのが怖いと思うのは当然じゃないか?」
【SS使用条件】
能力がチートなだけで使う奴は普通の一般人に近い人物ですので、能力さえどうにか出来れば普通に雑魚ですwww

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最終更新:2012年07月30日 15:30