【名前】
リーティシア=ルインフォース
【性別】
女性
【所属】
魔術/イギリス清教 必要悪の教会(ネセサリウス)
【魔法名】
『我が身は宿命の全てを背負う(Fatum634)』
【能力】
『栄光の手』による魔術と霊装『宿命の杖(ミスティルテイン)』
【能力説明】
霊装『宿命の杖(ミスティルテイン)』
北欧神話の『スノッリのエッダ』第一部『ギュルヴィたぶらかし』で出てくるバルドルを貫いた死の運命の名を冠す杖の霊装。彼女が所有するのはそのレプリカ。
ヤドリギの意味と光を司るバルドルを殺した逸話になぞらえたルーン文字が彫られている。

TH「Thurisaz スリサズ」 棘(宿り寄生するヤドリギ)
 「Ansuz アンサズ」 神(ヤドリギをヘズに渡したロキ)と伝達(矢に変化し、相手を射抜く)
 「Sowelu ソウイル」 太陽ないし光(ヤドリギによって射抜かれたバルドル 生命力の象徴)
 「Isa イサ」 氷ないし凍結、停止(バルドルの光を奪いフィンブルの冬を起こした)
 「Hagalaz ハガラズ 」宿命(バルドルの死がラグナロクの契機となった)

光とは「火(熱と明かりを含む)」と「生命力(魔力や天使の力を含む)」の二つを表しており、これらを奪う魔術的効果を発揮する。
しかし炎に関してはあまり奪うことは出来ず、魔女狩りの王イノケンティウス相手や炎剣ではまともに当てても変化すら生じない。
周囲の空気中の熱を奪い、氷点下数十度まで瞬間冷却する魔術『水晶の夜(クリスタルナハト)』を発動させる。
生命力奪取の方は強い効果があり、天使の力(テレズマ)も奪取範囲であるため、まともに当たれば聖人にとっても打撃となる。
レプリカであることから、奪える容量が制約され、聖人の持つ約1%くらいのテレズマ吸収が限界。
普段は騎士杖(ズィルバーン・クロイツ)の形状を取っており、用途に応じ、弓矢(ボーゲン)や剣(シュベルト)、槍(ランツェ)に変化する。
ルーンをHASH ITと並べることが出来、これは「切り刻む」と「寄せ集める」と言う意味が込められている。
この杖の欠点は持ち手からも常時生命力奪取することであり、手放しても持続する。
自然回復力が上回る状態であれば、支障はないが、連続行使は疲労を早め、戦闘で傷つけば尾を引くことになる。

『栄光の手(ハンド・オブ・グロウリー)』
その家の中にいる人の活動を封じる事ができる。
たとえば、動いている人は立ちすくみ、誰も言葉を発する事ができなくなり、あるいは眠りから覚めなくなってしまう。
有効範囲は城館であればすっぽりと覆うくらい。
蝋燭に点火し、「眠れる者は眠り続け、覚めたる者は覚めたるままに」と唱えることで効果を発揮する。
この火は牛乳をかけることでしか消すことが出来ない。
作製法は殺人を犯した人間を絞首刑で殺し、その死体の手を月蝕の間に切り取り、白布で包み、塩、硝石などと一緒に陶器の壺に二週間漬け込んだ後、
8月の天日に晒し乾燥させること。
その手の指の間に蝋燭を立てて完成する。蝋燭は同じく殺人犯の脂と髪を灯心とする死者の蝋燭でなければならない。
あるいは手そのものを血を抜いた後に蝋につけることで、蝋燭として使うことが可能。
原材料に様々な要件を満たす死者の調達が必要なため、絞首刑の魔術を持つ同僚のキース=ノーランドに頼んでいる。
この他、魔道書『アルス=ノトリア(名高き術)』の知識による自動迎撃術式と再生術式を体内に組み込んでおり、体にかかる負担をある程度度外視できる。
【概要】
必要悪の教会(ネセサリウス)に属する魔術師。周りからの愛称は「レティス」または「子鴉(ジャックドー)」
イギリスのコヴェントリー出身。天性の殺しの才と人一倍の感受性、気高い魂を持つ。
とてつもなく金持ちのやんごとなき血統であり、高貴なる義務を遂行する関係上、家族関係や民を大切にする一面も。
今もコヴェントリー郊外に遺産の屋敷を持ち、メイドを護衛に複数仕えさせている。
『心の救済』を己が絶対誓約とし、必要ならば悪にもなる。
己が矜持を重んじ弱きを護り、凶事を以って事を成す。終焉破壊を決めたら決して退かず。その姿勢は貫き通す剣の如くと言われる。
日本通であり、英日のバイリンガル。
聖務日課を手に教会の祈りを欠かさない敬虔な十字教徒のようだが、実際には神嫌いである。
ネセサリウス内でも屈指の料理上手。辛いもの全般、特に麻婆は苦手。大好物はケーキと紅茶、サンドイッチと珈琲。
【特徴】
身長156cm、体重46kg 14歳くらい。少し癖のある白金の長髪と赤眼。
修道服を着用し、首にイギリス信教のケルト十字のロザリオを架け、必要に応じてヴェールで顔を隠している。
同僚のステイルに会うたびにいつもヴェールを取られるので彼のいるときは閉まっておく。胸はサラシを巻いているとか。
レティキュールに常に手袋と紅茶のパック、角砂糖を入れている。
座右の銘は「全てを受け入れ、絶望しないこと」
ステイルや神裂、ヴィクトリア、ハーティたちと好き友でありたいと願っている。
【台詞】
「私に後悔など在りはしない。」
「今までは持ち前の才能で何とかなる程度の敵だったのですよ。・・・・・つまり、ここからが実力の世界ということです。」
「侮らないでください。」
「あんなオトナになっちゃうなんて、運命って残酷ですね。」
「さあ、勝負です。」
「やはり午後の紅茶は熱くて、仄かに香り高く、それに甘くなくては。」
【SS使用条件】特になし

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最終更新:2012年08月19日 19:33