【名前】ジャック=ブレッティンガム / 死刑執行人(エクスキューショナー)
【性別】男
【所属】魔術/必要悪の教会
【能力】殺傷能力に優れた処刑用術式を扱う。
【能力説明】
「より残酷に、より的確に」という、刃こぼれしたチェーンソーと暗殺用ナイフが一つになったような処刑用術式を扱う。
厳密には、処刑対象の信仰する宗教や出身や血族や性別や年齢によって施す処刑が細かく異なるらしく、いくつかの処刑方法を使い分けている。
死刑が盛んに行われた血の法典時代のイギリスでは、処刑の主流は公開処刑だった。
そのため、処刑は「早く死ねるが、見る者に恐怖心を植え付けるような凄惨な見た目」という理念が一貫されていた。
本人曰く「処刑塔に伝わる伝統みたいなもの」で、秘密裏に処刑が行われる現在にもそのコンセプトは受け継がれている。
用いる霊装は代々処刑塔で使われてきた「長柄の肉切り包丁(ヴォルジェ)」という名の処刑斧であり、術式は実在の処刑器具を元に編み出されている。
術式内容は単純で、各処刑の特徴を抽出して、その威力を霊装である「長柄の肉切り包丁」に上乗せするというもの。
術式の引用元は処刑塔内に保管してある「ハリファックス断頭台のレプリカ」、「英国式断頭台(スコッチメイデン)」等のイギリス処刑具など。
ちなみに、それぞれ「狙いの正確さ」「切断力」が上乗せされる。
また、「火刑」「釜茹で」「ファラリスの雄牛」「グリッドアイロン」「斬首刑」「切腹」等、世界各国の処刑や処刑具を元にし、
気まぐれに術式のバリエーションを増やしているらしい。
【概要】
処刑塔に勤める必要悪の教会専属の「死刑執行人(エクスキューショナー)」にして、殺傷に特化した魔術師。魔法名は「mortalis 013(死せる者に死を)」。
かつてイギリスには「聖職者の特権(ベネフィットオブクラージ)」という法規定が存在し「十字教の聖職者は世俗の刑罰を受けない」という特権により死刑を免除されていた。
必要悪の教会専属の死刑執行人とは、「聖職者の特権」を無視してイギリス清教にとって面白くない死刑免除者の処刑を秘密裏に行う、公にできない闇の役職である。
例外的な存在であることは今も昔も変わらず、そのため、死刑制度が廃止された現在のイギリスでもひそかに存続している。
かつての処刑塔では、王位継承争いで破れた王妃、貴族、身分の高い政治犯や国家反逆者を幽閉・処刑してたが、死刑制度廃止後はめっきり仕事が減ってしまったらしい。
最近はもっぱら、捕らえた敵対勢力の魔術師の処刑や、拷問後の用済みの肉塊の処分といった公務をこなしている。
書類上は「必要悪の教会所属魔術師」となっているので、対魔術師の戦闘に引っ張ってこられることもしばしば。
しかし、本来処刑は「身動きが取れない相手を一撃で殺す」ものなので、高速で動き回るような戦闘は苦手らしい。
普段は「血塗れの塔(ブラッディタワー)」や「処刑場」に籠っており、外出は週に三回散歩に行くくらいであまり処刑塔から出ない引きこもり。
職業柄か、人を殺すことに微塵のためらいもない。
臓物を引きずりだされて悲鳴を上げている人間の目の前で、平然と午後のティータイムを楽しめるような精神をしている。
しかしその反面、「この門からロンドン塔に入った者で、今だかつて再び出られた者はいなかった」と言われる
「反逆者の門(トレーターズゲート)」を頻繁に出入りしていたり、処刑塔内で飼育されているカラスと戯れたり、色々と適当な言動が目立つ。
どっかのボンテージ拷問官とは兄妹に当たる関係だが、たまに顔を合わせたら殺し合うくらい仲が悪い。色々あったらしい。
【特徴】
年齢不詳だが、外見は高校生から大学生辺り。金髪に白い肌、しかし瞳だけは東洋人のように黒い。
常にぼーっとしており、一見何を考えているかわからない。無表情で目が死んでいるが、その割には結構おしゃべりだったりする。
職務時は処刑塔に代々伝わる伝統的な処刑人のローブを着、フードを深く被っている。ちなみにその下はラフな私服。
【台詞】人称は「俺」「あんた」「あいつ」「そいつ」等。
「下されたのがよりによって首吊り内蔵抉り四つ裂きの刑とは、あんたも運がいいな。バラバラにしたあんたの死体はロンドン郊外の四か所に分散されて、
神による加護を受けられない不浄の地に埋められる。あんたの魂は天国にも地獄にも行けず、蝋燭立て持ちの亡霊(ジャック・オ・ランタン)よろしく
永遠にこの世をうろうろ彷徨うって訳だ。おっと、そろそろ時間だな。じゃ、安心して逝けよ」
「ニホンのセップクって面白いよな。自分で自分の腹にカタナぶっさすんだとよ。ちょうどいい、あんたも試してみるか? 俺がカイシャクっつーのをやってやるからさ」
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最終更新:2012年09月07日 21:27