【名前】冠華 供琥(かんばな きょうこ)
【性別】女
【所属】魔術、
必要悪の教会
【能力】魔刀、蛇の魔術的特徴
【能力説明】
魔刀。
八岐大蛇の体に埋まっていた天叢雲剣の伝承を基にした霊装。
彼女の腕の血、肉、骨、神経を解体し加工して作られている生きた刀。
見た目は大きさは80cm程の刀で、皮膚が張っており指が所々から出ている異形の刀。
雷や雲を呼び出す天空神の属性を持つ蛇の体から出てきた剣は
蛇と同種の性質を持つとして、振ると数億ボルトの電撃が発生して数百m先までに飛ばせる。
この電撃は「生きて」いるかのような動きをし、蛇のようにうねりながら足を襲うかと思えば跳ねて頭から強襲する事ができる。
伝承で八岐大蛇の体内にあったのは、八岐大蛇が体の中で育てていたと言う事と解釈して作られており。
手品のように自分の体の中に収納したり、体から一部分だけ出す事や、壊れた刀の一欠けらだけでも体内に納める事ができれば
およそ一週間で完全に修復された状態になる。
腕を加工して作られているので出す時に、本来の腕のようにして肩に付ける事もできるが
刀に変換してあるのを腕のように使う事に無理が生じるので、本来の腕の機能は満たせずにぎこちない動きをするし操作すると疲れる。
蛇の特徴。
蛇が雨や雷をもたらすと神話で語られているのは、蛇が地を這い地脈を吸い上げ魔力に変換し魔術を使っていると定義付ける事により
辺りの地脈から、半ば無理やり魔力を吸い上げる事ができる。充填された魔力は、聖人に及ばないまでも彼女の身体能力の大幅な引き上げをする。
また、脱皮をする蛇が死と再生を司ると見られている事から、再生術式が恒常的に発動している。
ちょっとした切り傷擦り傷ぐらいなら一瞬。全身火傷や内臓の殆どが破裂するような大怪我でも、じっとしてれば一日で治る。
上記二つの弱点として、彼女には魔術の知識が薄く対抗術式が入れられると打ち消すのが困難である。
【概要】
冠華霧壱の妹。
元は普通の少女だったのだが、神道派の魔術戦に運悪く巻き込まれ半身を失いかねない怪我を負う(表向きは自動車事故)
そして、それを聞きつけた兄の、(どこがズレた)懸命な治療を受けた結果、現在の霊装や体の魔術的特徴を得る事になった。
前は年相応の少女と言える溌剌とした女の子だったのだが。
今は快か不快かだけで行動する歩く刃物となっている。
当然のように前居た学校には戻れず、日常に生きるのにも好奇の目で晒されるのは彼女にとって「不快」で
神道派の居る日本で暮らすのも我慢がならないので日本を出て外国に渡る。
治療をした後は放ったらかしの状態だった兄と再会した後は、なあなあで必要悪の教会に所属する事になった。
昔から殆ど会った事の無い冠華霧壱に対しては、彼女的に兄ではなく他人なので他人行儀的な付き合いをしている。
【特徴】
十代半ば、セミロングの髪に年相応の服をしており一見は普通の少女に見えるが。
右腕が肩から欠損しており、爬虫類じみた蛇のような目をしている。
日常の動作は緩くもたついているように見えるが、油断すると喉元をいきなり噛み破ってくるような
そんな危うさを、根拠無く見た者に感じさせる狂気を身に秘めている。
【台詞】
「私の名前は冠華供琥です。遺伝学的に冠華霧壱さんの妹に当たります」
「どういう事ですか霧壱さん?」
「ふふ、気持ち良い人ですね、あなたって。」
「悪、い。気持ち悪い気持ち悪いよぉ!死ね死ね死ね死ね死ね!」
【SS使用条件】
ご自由に。
最終更新:2012年11月19日 18:36