【名前】香澄心履(かおすみ しんり)
【性別】女
【所属】科学
【能力】レベル3 記憶調整(モザイクメモリー)
【能力説明】
相手の頭に触れることで記憶を読み、指定した範囲にモザイクをかけるように曖昧にする。
これは完璧に思い出すことの出来ない所から何かきっかけがあれば思い出せる程度の所までの調整が利く。
思い出すことの出来ない所までぼかすにはある程度の時間と、高度な演算が掛かる。
レベル4になれば記憶を読む範囲も格段に増加し、曖昧にするだけではなく捏造した記憶を組み込むこともできる。(レベル3では読み取れる範囲は最大で1ヶ月前まで)
【概要】
風輪学園中等部の3年生。目を引くような美人で、中等部の男子生徒の間では注目も的でもあるにも関わらず、口数は少なく、誰とも関わりを持とうともせずに常に一人でいることが多い。
それも全ては風輪学園の裏で起きている事件に関わってることを気づかれないためであり、彼女の行っていることは不良からの暴力を受けた被害者の記憶の隠蔽。結果としてそれは風紀委員の捜査を撹乱させる証拠隠滅に繋がってしまうのだが、彼女には悪行を働いているという自覚はなく、彼女の信じる正義の元に行動している。
被害者の受けた心の傷、それを自信の能力をしいて忘却させることによって取り除くことが彼女の歪んだ正義感らしい。
面識がある
黒丹羽千責に、毎回どこでカツアゲが行われるか聞き出し、不良たちの活動が終了したのを見計らって後始末のように記憶を隠蔽するのが日課になっている。
一部の不良達からは彼女がいずれ風紀委員にチクるのでは、と危惧する者もいるが、下手に除外しようとしたら、それはそれで困ることもあるので、黙認されている。
彼女は隠蔽する記憶が悲惨なものであればあるほど、達成感を感じるという異常な性格の持ち主で、最近は毎回同じような『悲劇』を隠蔽する繰り返しでマンネリをかんじている。なので、一番触れあう機会が多い黒丹羽の過去をいずれは自らの手で隠蔽し、自分だけのものにしたいという病的なまでの執着に駆られている。
【台詞】
「忘れましょう? それが全てを解決するただ一つの方法なのだから」
「可哀想に。痛かったでしょ? 辛かったでしょ? 泣きたかったでしょ? 大丈夫。ゆっくりと目を閉じて。そうすればもう何にも君を苦しめるものはない。怖いものなんてなくなるんだよ」
「黒丹羽、いつか私がレベル4になったら貴方の過去の闇を全て消してあげる。いいえ、私との楽しい思い出で埋めつくしてあげる」
【SS使用条件】
なし
最終更新:2012年11月21日 23:56