【名前】アングイス
【性別】女
【所属】魔術
【能力】ヨルムンガンドの鎖
【能力説明】
ロキが産んだ三匹の魔物の一匹、世界蛇とも呼ばれる巨大な蛇をモチーフとした霊装。
先端に短剣を備えた鎖状の霊装で、基本的に術者の袖口から射出される。
実は霊装の本体は鎖ではなく、術者の装着しているローブの如き服そのもの。
ヨルムンガンドは「世界を取り巻く程の大きさを持っていた蛇」である事から、
術者を一つの「世界」とし、身に着けている服を「蛇」としているのである。
鎖は服の繊維の一つ一つが変化したもの。逆に、服の繊維も一つ一つが鎖であり、非常に頑強。
某『瞬間錬金』に似た霊装だが、元となるのが大量の繊維の絡みあった服である為、
生み出すことの出来る鎖の全長が尋常では無い程長く、最大で数kmにも及ぶ。
但しこれはあくまで術者の限界を考慮していないもの。緻密なコントロールをするのならば、精々100m前後である。
勿論多少の切断、破壊を問題としないという利点にはなる。
また、この霊装のもう一つの特徴は、短剣が持つ「毒」である。
雷神トールを相打ちになりながらも撃退したヨルムンガンドの「毒」をこの霊装も備えており、
短剣から放出される毒液の性質は「電気」を打ち消し、遮断してしまうこと。
人体が影響に置かれれば神経伝達が阻害され体が麻痺してしまうのは当然ながら、
電気で動く機械類の作動を阻害したり、毒液によって電気系統の魔術を阻害する事が出来る。
【概要】
魔術結社『
世界樹を焼き払う者』に所属する魔術師。魔法名は『procul256(遠き日の為に)』。
二十代後半の女魔術師。
先祖代々魔術師の家系だったが、彼女自身は「おまじない」程度の魔術を使えるほぼ一般人の主婦であった。
だが、本人の意図しない所で魔術結社同士の構想に巻き込まれ夫と息子を無くし、
それを切欠として先祖の使っていた魔術と霊装を引っ張り出し、再現。
「新しい、より良き世界で、再び家族と幸せに暮らす」事を目的として、『世界樹を焼き払う者』に所属することになる。
元々一般人の為、殺人には忌避感を持ち、その点では結社でも多少浮いているものの、
霊装の扱いは元々の才能なのか、結社の中でも随一。その為、主要戦力に数えられている。
物静かで、笑顔の似合う女性。特に子供に対しては非常に優しい。
お菓子作りが得意で、結社の人間に振舞ったりもする。
【特徴】
緑色のヘビ柄をしたローブ「ヨルムンガンドの鎖」を身にまとっている。
その下は簡単な魔術的防御が込められたゆったりとしたシャツとズボン。
腰程度まである緑髪を首の位置で一本に纏めている。
表情には常に陰が見え、何か悲しみを背負っているような雰囲気を与えるが、
その儚げな印象が彼女をより美しく見せている。
なお髪の色は魔術のために染めているもの。
【台詞】
「神々を殺す最終戦争――その主役の内の一匹です。どうぞ、お覚悟を・・・」
「殺す事はありません。静かにお休みなさい・・・・・・」
「ここに手段がある。やり直すための手段がある!
新しい世界で私は幸せに生きるのよ! 全てを取り戻すのよ!
今の世界が犠牲になろうと、知ったことじゃないわ。私には関係が無い!
先に全てを失ったのは私。先に私から奪ったのはこの世界!
貴方は私に我慢して、絶望しながら死んで行けと言うの!? 私を、私の家族を助けもしなかったくせに!」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2012年12月16日 19:08