【名前】木原 分極(きはら ぶんきょく)
【性別】女
【所属】科学/
木原一族
【能力】不明、攻撃手段としては自作の「機械」を用いる。
【能力説明】不明、能力を使用する姿は見られない。
基本的には自身の制作した「機械」を用いて、戦闘用インターフェースを遠隔操作して戦う。いわゆる遠隔操縦士(マニピュレーター)。
使うのは主にお手製の戦闘用ラジコンヘリで、手持ちのコントローラーを操って操作する。
射撃の他、捜索・追跡・爆撃特攻が可能。撃ち落とされたら周囲五メートルを巻き込んで自爆するという嫌な追加効果付き。
また、「木原一族」の名に恥じぬ戦闘センスを持ち、本人の意思とは関係なく、あらゆる科学を例外なく悪用し、あらゆる物を攻撃手段に転じてしまう。
「あらゆる科学を悪用する」という触れ込みは伊達ではなく、一般普及している携帯端末やら二歳児向けのAI搭載のおもちゃすら即席で致死レベルの兵器に組み替えることができるという応用力も持つ。
【概要】
木原一族の一人で、攻撃一極特化の戦闘要員。専攻は機械工学。
学園都市内の中学校に在籍しており、普段は一介の女子中学生として普通に生活している。
一族から
木原相似のベビーシッターを任されており、生活全般の世話係のほか、同時に木原としての能力を植え付けるための教育係を兼任している。
木原相似を溺愛し、「相似ちゃん」と呼んで並々ならぬ愛情を注いでいる、いわばショタコンのヤンデレ。
自身が改造を施して監視カメラやらGPSやら通話機能やらを搭載させたホバリング玩具を木原相似に携帯させ、二十四時間体制で身辺警護をしている。木原相似のすべての動向を把握していないと落ち着かないらしい。
普段は比較的温厚で、一見木原の中でも割とまともっぽい方かと思いきや、最愛の木原相似のこととなると途端に凶暴性が増す。
木原相似がちょっと怪我でもしようものなら、例え地球の裏側にいてでも原因となった人間を皆殺しにする勢いで飛んでいく。その執着ぶりはもはや異常と言える。
単純な「火力」はあるが、一度キレると理性が飛んでブレーキがきかなくなるという欠点を持っており、自分の気が収まるまで破壊を尽くしてしまう。
その暴れっぷりは他の木原の手にも負えないレベルらしい。
そのため、科学力や戦闘力ともに木原として申し分ないものの、一族からは「劣等生」と見なされている。
木原一族が木原分極に木原相似を与えた理由には、「木原分極をある程度制御するためのコントローラー」を作り出すため、という意味合いも含まれているとか。
見方を変えれば、木原相似は「木原分極の安全装置(ストッパー)」と言えないこともない。
【特徴】
明るい茶髪を短めのツインテールにまとめている十四歳の少女。
結構可愛い顔をしているが、キレるとやっぱり木原で顔芸がお得意。
全身を黒い耐衝撃型インナースーツで包み、その上から学校指定と思しきセーラー服を着込んでいる。
セーラー服は加工されているようで、上下共にかなり丈が短い。
常に改造型のフィットネス用インラインスケートを履いており、普段から移動手段に用いている。
縦一列に大小五つの車輪(ウィール)が付いている特殊な仕様で、フィットネスタイプの割に軽量には見えない。
膝や肘といった関節各所にはプロテクターを、両手には衝撃吸収素材でできた指先が露出した手袋(オープンフィンガーグローブ)を装着。
有名なメーカーのスポーツバックを肩に引っ掛けており、中に戦闘用ラジコンヘリのコントローラーをいくつか収納している。
【台詞】長音が長音符(ー)になる。ただし某英国王女次女とは異なり、人を敬う気が感じられない敬語口調で話す。人称は「あたし」「あなた」「彼」「あの方」「~さん」など。
「はあ。別にお宅の事情はどーでもいーですけど。ま、もしもうちの相似ちゃんに万が一のことがあったら、その時はあたしが直々に殺しに行きますから」
「嘆かわしーったらありゃしませんよ。テクノロジーがいくら進化しようと、それを使う側は一向に成長しない。……わかりません? あなたのよーな人のことを言ってるんですけど」
「そうだね相似ちゃん。相似ちゃんの言う通り、周りのみんながおかしいんだよねー」
「そっかそっかー要するにあのクソガキ共があたしの可愛い可愛い相似ちゃんの心を汚ねー足で踏みにじりやがったんだよねそーなんだよね、でも大丈夫だよ相似ちゃん。ほんのちょーっと待っててね。分極おねーちゃんが今すぐ全員ブッ殺してくるから、ね?」
【SS使用条件】
ご自由に