【名前】全妹蒔苗(ぜんまい まきな)
【性別】女
【所属】科学
【能力】No data
【能力説明】無能力者
本人も自身の能力が何であるかも覚えておらず、また学校にも行っていないので暫く能力開発を受けていない事になる。
しかし原石なのかは不明だが人間では有り得ない程の運動能力を誇り、まるで機械の様に強靭な身体を持つ。
【概要】
輝石ノ森工業高校一年の女子高生、しかし学校には滅多に顔を出さずに娯楽の民で入り浸っている、所謂不良少女。
娯楽の民及びその周辺の不良にはかなり名の知れた不良らしく、“刺したナイフの刃が欠けた”“片手で大の男を持ち上げ、投げ飛ばした”“20人程の不良相手に無傷で勝った”などという噂が流れる程人間では有り得ない強さを持つ為、周辺の不良連中からは“機械仕掛(アンドロイド)”という異名で呼ばれる。
その為彼女に進んで関わろうとする者は殆どおらず、いるとしても彼女を倒して名を上げようとする世間知らずか、彼女の事を良く知らない世間知らず位である。
娯楽の民(パラダイスセブン)ではいつも特定のアクションゲームの台を陣取り対戦相手を待ち構えている。
ゲームの腕もなかなかの物だがやり口が汚い。正確無比なタイミングから繰り出されるハメ技は必ずと言っていい程相手をイラつかせ、トラウマを植え付ける。
彼女のハメ技を看破し見事勝利を勝ち取ったのは破多野六海のみ、因みにハメ技によってイラついた六海にケチョンケチョンにされて以来六海とは親交を深めており、一応同じ学校の人間という事もあってか一匹狼気質な彼女の唯一の友人となっている。

実は数か月より前の記憶しか持たない記憶喪失者。
それより以前の記憶は非常に曖昧で、自分が成長したという記憶はあるがその具体的な事は全く思いだせないらしい。意識がハッキリとした時には学園都市のド真ん中に立ち竦んでいたとの事で、知らない人だらけの見た事も無い街なのに自分が誰で、何処の学校に所属していて、生活に必要な知識や物は手元に一式揃っている事に言い知れぬ不安感を覚え、また誰かに常に観察されているという錯覚に陥り、一時期は何事に関しても恐怖感を拭えずにいた。現在の彼女のロックテイストの恰好は周りの人間を意図的に引き離す為に敢えてそうしている。
その後リハビリテーションの一環として人と交わる事を自らに課し、その方法として対戦ゲームを通じて人と関わるようになり、そこで六海と出会った。
現在は日常生活に支障が出ない程度には回復したものの誰かに観察されている感覚はまだ抜けていないらしい。

何事に関しても余り多くを語ろうとしない無口な性格だが、一度言った約束事は絶対に貫き通す実直さを持つ。
感情の起伏が若干乏しいが感情が無いわけではなく、ゲームに負けたりすると飲みかけのスチール缶を縦に潰して苛立ちを露わにする。
【特徴】
白色のショートヘアーに色素の薄い肌。
黒色のダメージジーンズにチェーンがジャラジャラ付いている。背は172cmと女性としてはかなり高く、線は細い。不良と言うよりもパンクロッカーと言われた方がシックリ来る様な出で立ち。
【台詞】
「やぁ六海、今日もまた対戦しようじゃないか。ここいらで僕に対戦をしてくれる人なんて君位で退屈なんだよ、ね、いいだろ?もうハメ技は使わないからさ。頼むよ」
「……悪いが今日は六海と娯楽の民でゲームをする約束があるんで、そこを退いてくれないか。どうしても退かないのなら残念だけど酷い事になるがいいのかい?」
「――――ッ、すまん。どうしてもそれ以前の記憶は思いだせないんだ。靄が掛かっているみたいなのじゃなくて、なんだろう、こう。まるで何かに邪魔されてるみたいに――――」
【SS使用条件】
とくになし

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最終更新:2013年02月10日 10:23