【名前】王芳芳(ワン=ファンファン)
【性別】女
【所属】科学
【能力】発火能力(パイロキネシス)
【能力説明】レベル0
能力強度が低すぎてマッチどころか火花すら起こせないが、一応能力は持っているようだ。
【概要】
天然能力精製要因研究センターにて研究に6年前から協力している無能力者で、甘粕金八に臆す事無く会話が出来る数少ない被験者。研究所の被験者の中では古株で、年齢も最年長の17歳、所属する学校は長月学園
卓越した頭脳を持ち、高校一年の時に“記憶の外部貯蔵・脳のネットワーク接続とそれによる実益”という論文を書き上げ、“人間の記憶の外部委託”と言う新しい考え方を提唱した。そういった実力を買われ、彼女自身被験者であると同時にアマチュア・サイエンティスト(科学者としての仕事を副業とする者、彼女の場合被験者、学生が本業となる)として本実験にも協力している。
本研究機関に協力する際に自分と同じくらいに研究機関に参加していた甘粕に興味を持ち、個人的に彼の経歴を調べていく内に彼が起こしたとされる研究事故の事を知り、それと同時に多くの矛盾点を発見、甘粕金八が加害者でないことを確信する。
そして彼女はその事件に触発され、独自にその事件を調査し直し本当の加害者を見つけ甘粕の無実を証明する為に奔走する事となる。
記憶の外部委託・ネットワーク接続というのは、要するに脳の書庫化。
一度目に通したもの、記憶した物を外部のコンピュータに保存しておく事で永続的に必要な時に必要な記憶を抜き出す。そうする事で人の記憶能力は飛躍的に向上し、健忘症などの記憶障害の特効薬にもなり得る技術である。また脳をネットワーク接続する事で自分が知りたい情報を検索し、必要な情報を必要な分だけ得ることが出来ると言うもの。だが勿論知識の画一化による自分だけの現実崩壊(発火能力の場合、外部からの膨大な情報により、火が出る為に必要な環境下でない限り自然発火は起こり得ないと知りすぎてしまう為に“火が出る可能性”を考慮できなくなる)などという危険性も多いので学園都市の技術的には下火。
彼女は記憶の外部委託・ネットワーク接続化を自らの身体に施しており、人間の限界を超えた膨大な量の知識を有している。正に“生きたネット”と呼べる能力を持つ。演算も自分の脳で行わずともコンピュータがしてくれるのだが、上記の自分だけの現実の崩壊により能力強度は低いままである。

同じく若くして研究者として頭角を現している端詰逢瀬と比べられる事が多いらしく、本人は「自分の専門分野は電脳だから、勝手に違う分野の人間と比較されても困る」と言ってはいるが、内心激しい対抗心を抱いている。本人とも直接面識があるようで、初めて会った際に自分の天然能力開発要因研究センターでの研究を“無価値”と罵られ、更に自分の事を“知識バカ”と言われたことを今でも根に持っている。ただやり方はどうあれ彼女の実力・独創性は誰よりも認めているつもり、らしい。

若さゆえの未熟な正義感を持った人物で、不条理や不平等を極端に嫌い、青臭い反社会的思想を持つ。研究所でもほとんどの人間にはあまり心を開いておらず、どこかとっつき辛い印象をもたれるが、本人としては舐められないように背伸びしているだけであって世間一般の女の子らしい感性も持ち合わせている。
因みに甘粕には個人的な恋愛感情は持っていないようで、どちらかと言えば“やたら突っかかってくる委員長”的な心情。
【特徴】
長月学園の学生服の上から白衣を羽織っており、女性にしてはかなり長身。
【台詞】
「あなたはそれでいいの? 自分の子供が誰かの手で殺されたのかもしれないのに、身内殺しなんて不名誉極まりないレッテルを剥がせるかもしれないのに、あなたは何でそんなにも他人事なの!?だって、こんなのクソったれじゃない! 理不尽すぎる!!正しい人間が痛い目見て、薄汚れたゴミみたいな連中が甘い汁擦ってるなんて私は見てらんない!!悔しくないの!?辛くないの!?それとも、無為に時間を費やす内に心まで腐っちゃったの!?」
「甘粕金八に謝罪をしろ、そして公式に自分の罪を認めろ。お前があの時にやった卑劣な行いを、全国放送を通して一から十まで白状して一生贖罪し続けろ!!それでも私はお前を許さないけどな!!」
「こんな事オフレコじゃなかったら言えたモンじゃないけど、どの分野でも、どんな設備の差があろうとも、あんの桃色チビにだきゃあ出し抜かれたくないわ。外部委託した私の知識を総動員してでもこの研究は一番乗りで成功させてやるわよ!」
「……そりゃあ、認めたくないけど、あいつが天才なのは本当よ。独創性と先見性に関してはまず間違いなく本物。――――――っとに、なんであんな事ポンポン思いつくもんかねぇ。ホント腹立つわあの淫乱ピンク」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2013年04月02日 22:30