【名前】大迦緋音(おおか あかね)
【性別】女
【所属】科学
【能力】意識療法(セルフセラピー) レベル3
【能力説明】
約8秒間目を合わせていた者に対して、人間が無意識の内に取る行動や言動を強制的に意識させる。
精神系能力の一種であり、本質は相手が無意識の内に行った動作の原理や意味に関して自身で考える機会を与える能力である。
それらの物事を深く考えすぎた際、相手はその動作を途中で一時的に放棄してしまうことがあり、下手をすると心臓の鼓動をも止めてしまう。
能力に関しても同様に、どのような原理で起こるのかを深く考えすぎた場合には能力の中途消失、又は暴発が起こる可能性が極めて高い。
殊に恐ろしいのは考え続けても自身の中で結論が出せない時であり、最悪の場合、一時のもので済まなくなるかもしれない。
また演算を形態化させて無意識に行使する能力の場合には、意識させることで演算量が増大したかのような感覚を相手に与えることも
理論上可能である。
尚、考える切欠を与える能力である以上、相手に対して何時何処で能力による影響が及ぼされるのかは能力者本人であっても予期しがたい。
主な対処法は『物事をあまり深く考えすぎないこと』であり、彼女もその事をよく弁えているため現在彼女自身に能力の副作用は無い。
深く考えなければ、約1時間程で彼女から機会を与えられたことを忘れてしまうだろう。
因みに良い点もあり、固定概念や無意識に相手を疎外しようとする自己テリトリーを一時的に崩壊させ、交友関係を築くことが極希にある。
【概要】
常盤台中学を卒業後、
長点上機学園に進学。現在同学園の3年生である。
中学時代には当時ほとんど関心を持たれなかった分野を専攻し、関連する派閥を小規模ながら立ち上げた功績を持つ。
現在も派閥が慎ましいながらも維持されているのは、彼女が卒業までにプロデュースした後輩達の成果が実った結果と言える。
長点上機学園でも同様に、誰の関心も寄せない人物を見つけては相手の個性を見出して大々的にプロデュースする日々を送っている。
特に大覇星祭の時には当学園の弱点となる種目を分析して、それでも平均点以上を狙える人材を集めるのに一役買っている。
このように在籍する学校の発展に尽くすのには理由があり、彼女のように才能の限界に直面したと思い込んでいた人物に
隠れていた才能を開花させるための、適した環境を学園側が提供してくれているからである。
実際に提供していなくとも、優れた人物と接する機会を与えられる場として、彼女は特に長点上機学園を気に入っている。
彼女の場合、自分とは異なる価値観を持つ男性に巡り合えたことが、この学園に進学した最大の利点であった。
もし進学せずに常盤台から直接研究施設に配属されていたならば、男性という種を獰猛な猿として忌み嫌ったままであっただろうが、
長点上機学園に進学したことで新たな人脈を形成することに成功し、男性を異性として『意識』するようにもなった。
彼女が最大限の評価をし、異性として改めて認識させられた男性とは現在交際中であるが、一緒に登下校したり、勉強や人生の相談をする程度で
それ以上進展していない。彼女自身も高校を卒業するまでは友達以上恋人未満の関係を継続するつもりでいる。
【特徴】
身長173㎝,体重は秘密(推定では48㎏)。髪は黒色でしっとりしており、肩にかかる程度の長さである。
胸のサイズはDカップ。中学生の時にはAカップであったことで同級生から弄られたが、現在はそのコンプレックスを解消しつつある。
眼は常に潤んでおり、時折涙が溢れそうになるため、ハンカチの携帯を心掛けている。ハンカチの種類はその時々に応じて使い分けるために多くを取り揃えている。
容貌がかなり良いため、大覇星祭の際に『1位を取った者に彼女と1週間交際する権利を与えられる』というデマが飛び、
それに喰らいついた輩も多かったらしい。
また料理にはかなりの自信があり、手作りしたお弁当の感想を友人に求めることも少なくない。
【台詞】
「ごめんなさい。私、涙腺が弱いみたいなの。」
「新たに意味を与える行為そのものが、実際には必要なかったりするのよ。考えずとも今までやって来れたじゃない。」
「結局私の人生って、近道をしているのか遠回りをしてるのか未だに分からないけど、恋愛は絶対近道をするつもりよ。」
「人間が抱える矛盾を整合するのは難しいわ。内包できない問題が存在すると認めることこそ重要かもしれないわね。」
※齢相応の発言をする方が多く、意見を求められたり、自分が必要とされていると感じたりした場合には真摯に応じる。
【SS使用条件】
主に誰かをプロデュースする際に使ってやって下さい。
最終更新:2013年05月29日 20:10