【名前】ネスト=モンフォール
【性別】女性
【所属】イギリス清教/必要悪の教会
【能力】『銀の円盤(アリアンロッド)』 『禁忌(ゲッシュ)』
ケルト神話におけるアリアンロッドはウェールズ語で「銀の円盤」ないし「銀の車輪」を意味し、「時」と「出産」を象徴する女神であり、
そこからケルト人にとって「銀の太陽(月)」と「再生」を象徴する図柄になった。
また「土」象徴武器の「円盤」であり、「大地照応。 五大の元素の元の第四。 月と再生を象徴する銀の円盤《アリアンロッド》を展開。
偶像の一。姉妹成す地と月の齢を読み解き、大地を組成する過去と現在を接続せよ。」という詠唱と、
対象範囲の中心に杭を打ち、縄を張って結びつけた銀粘土のチョークでコンパスの要領により魔法陣を描き、円盤で月光を反射し、魔力を注ぐことで
対象の地史に従って、任意の時代に在った地形を顕現する。最大で半径数キロメートル規模くらい。
地球と月の姉妹説に基づき月の誕生して以降からの地史を遡ることができるので、途方もない造成時間や魔力消費を考慮しなければ、
恐竜絶滅を引き起こした隕石衝突をも再現できてしまう。
人工的に作られた建物のコンクリートや金属、ガラスも地形由来の物質として適用されるため、高層ビルを崩壊または再生させることもできる。
儀式魔法であるゆえに通常なら一か月以上の造成期間を要するものの、以下の条件であれば最短一週間で発動させられる。
1.人為的に切り崩された残土がその場にある
2.浅い地史の範囲での造成(1~10年程度の形成期間)
3.常に変化し続けている不安定な地形
変化した地形を変化する前の地形として、その場に再構築することに重きを置いているので、
ある特定の地形を構成する土砂を使えば、その地形をそっくりそのまま別の場所に移動して構築することが可能。
この性質を利用し、「カエル・アリアンロッド(アリアンロッドの砦)」を構築し、土を使った防御機能を有する拠点としたり、一部を顕現させ、盾とする。
これはほぼ即座に発動する。
「銀の車輪」として乗り物にも変貌させることもでき、移動手段や運搬手段となる。

『黄金の胸乳(アイルヴロン)のテガイのマント』
着用した者の貞淑を見破る衣服であり、ブリテン十三財宝の一つの霊装。そのレプリカを所有する。
乳房を切り落とされた女(処女)がこれを着用すると、瞬く間に黄金で元通りの胸が復元されたという逸話から、
処女に限り、着用すると傷を治癒する加護を得ることができる。
貞淑を守っていない女の場合、サイズが合わず、丈が短かったり、背後に大穴があいたりしてけして着用できない。
彼女はこれを普段着用している。

『禁忌(ゲッシュ)』とはケルト神話に共通してみられる各人に課せられる「~の場合は、けっして~してはならない」といった制約(義務や誓い)
ひとつの則に限らず、複数が課せられ、ゲッシュを厳守すれば神の祝福が得られるが、一度破れば禍が降りかかる。
また、ゲッシュが厳しいものであればあるほど受ける恩恵も強いと言われる。古来、英雄の破滅はその様なゲッシュに反する事で、多くは事故の形で訪れる。
自分に掛けるだけでなく、誓いを命ずることで他人にも強制し、組織に規律を作りだすことができる。

【概要】
ウェールズ出身の必要悪の教会所属の魔術師で、16歳。魔法名『故きを温めて新しきを知れ(veterem744)』
元々はウェールズ王家を主君として仕え、中世から築城を任されてきた伝統ある家系の生まれであり、彼女自身、ウェールズの古城に詳しい。
グレートブリテン統一の末にイギリス王室へと転向した変わり身の早い貴族。
但し、ケルト人としてのアイデンティティーは保持し続けており、ゆかりの物を所有していたりするほか、
中世においてイギリス、フランス、アイルランド等幅広く根を張ったケルト文化に精通するため、イギリス内でも重用されていると言っても良い。
知識が偏重気味で、披露したがり。「この世の中の形ある物で私に調べられない物はないのだからな!!」とすぐドヤ顔する。
対魔術師専門というべき必要悪の教会において攻撃を不得手とする存在だが、逆に
攻城及び城を作りだす防衛の才は群を抜き、戦争を引き起こす軍に匹敵する魔術師をも一時的にだが食い止める。
非常に自信家で、負けず嫌いな一面を持つ。すんごく偉そうな態度をとる。
ケルト神話に関する専門家を自負するため、ケルト神話関連の魔術師には厳しい評価を下すことが多い。
そんな中でもルーク=オズボーンを同僚として気に入っており、ひそかに恋心を抱いていると噂される。
彼女の魔術に対する持論では「解釈とは目的に応じて行うのであり、効果を薄めかねない解釈の多用は避けなければならない、
これを顧みないのは特にド素人に多い。」とのこと。
【特徴】
女神アリアンロッドに例えられるほどの才色兼備な少女だがやや年より幼めに見られるのがコンプレックス。
銀のロングヘアの後ろを三つ編みシニヨンで纏め、月のヘアピンを挿している。
白を基調としたドレスを好んで着る。その上に黄金の胸乳(アイルヴロン)のテガイのマントを羽織っている。
【台詞】
一人称は私、二人称は貴方。
「我がveterem744の名において宣言する。古臭い術とか舐めてると痛い目見るのは貴方の方だ。」
「ふん、それくらいなぞ出来て当り前だろうな。魔術師なら。」
「そ、それほど私は幼くはないぞ。って、そんなことはどうでもいいが、ステイル=マグヌス、あいつは”老けて”見える。年下のくせにな。」
「こらぁあああ、ルーク=オズボーン! 少しは羞恥を覚えろと何度言ったら分かる!」
【SS使用条件】
なし

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最終更新:2013年06月19日 21:09