【名前】八旗箭霊(やはた さち)
【性別】女
【所属】科学/魔術師
【能力】『必中術式』『破魔弓』『破魔矢』
【能力説明】
『必中術式』
弓矢神である八幡神(応神天皇)の力を借りて、眼前に存在する物体や人に矢を必ず命中させる。
後述する『破魔矢』を霊装として用い、「南無八幡大菩薩」と唱えることで術式が展開される。
術式下では弓を用いない投擲でも、手裏剣のように投擲する物体の形状が矢に近い程成功しやすくなる。
矢そのものであれば投げ矢であっても効果を発揮し、何回でも目標に必ず命中する。
射程範囲は最長150m。
優れた強度が付与される他、矢の場合は一瞬で射程範囲ギリギリまで飛ばすこともできる。
目標が細かく移動したり、風が強い場合でも那須与一の伝承に倣い、
不正確であるが命中させることが可能。
また八幡神は武家を王朝的秩序から解放し、天照大神とは異なる世界を創る大きな役割を持つという伝承から、神族に対して用いれば相手を一撃で仕留められる。
『破魔弓』『破魔矢』
日本の破邪の慣習に習い、相手が発する邪気・邪意・邪道・邪心等の妖気を打ち破り、
瞬時に浄化する霊装。
五本の『破魔矢』を円状に配置することで魔法陣が展開。
円内で増幅された魔力を以て『必中術式』を展開する。
また『破魔弓』を用いて『破魔矢』を放つ場合にも同様の効果を示し、
命中すると標的は瞬時に浄化される。
魔法陣の展開可能範囲は最大で40000平方m。魔法陣の中に浄化対象が存在する場合、
対象は身動き一つ出来なくなる。
それぞれの形状は一般に正月の縁起物として寺院や神社で授与される物と同様。
『破魔矢』の先は鋭く尖っている。矢筒には事前に御呪いをかけた『破魔矢』を八本以上収めている。
※.『必中術式』は、彼女が『破魔矢』で構成した魔法陣の中にいる場合に限って
展開可能であり、外に出ると効果を失う。
【概要】
嘗て日本全国を旅して回っていた梓巫女。年齢不詳。
また先祖伝来の技法を駆使し、魔術的意味を持つ装飾を素材に施すことが出来る手刺繍の達人。
最近は刺繍針の質の低下と巫女業界の衰退を背景に学園都市に移り住み、
金持ち向けに衣服や装飾品の修復で何とか生計を立てている。
彼女の類希なる技術は、全盛期には縫い目が殆ど見えない『天衣無縫』を可能とし、
殊霊装の修復に関しては現世の五指には確実に入る。
中でも最高傑作は『天女の羽衣』のレプリカ。レプリカであってもこの世に2つとして存在せず、
刺繍針の質の向上以前に量産は不可能。
その性能は本物の0.1%に達するとされ、女性ならば一般人であっても空中飛行等の超常的な力を得ることができる。
この技術のために以前は彼女の誘拐を企図して滞在先を魔術師に襲撃されることが多かったが、
学園都市に潜入してからは変装で誤魔化している。
学園都市に滞在する魔術師や一部の能力者に知己を持ち、彼らの頼みとあらば完全に修復することが無理でも協力は惜しまない。
世渡り上手で愛想も良い。商売上の機密事項は外部に決して漏らさないという点で徹底している。
一度引き受けた仕事には責任を持って対応する上に、万が一修復が再び必要になった場合には二回目以降の代金はとらない。
因みに邪な考えを抱く者は魔術を行使すれば直ぐに分かるので、逆に災いを齎す御呪いを素材に施すこともある。
【特徴】
身長145㎝,体重43㎏。緑色の髪。藍色の瞳。十代を思わせる未発達な体。
指先には可愛らしい指貫を付けている。胸はあまり大きくない。
戦闘中は背中に『破魔矢』を収納した紫色の矢筒、腰には手裏剣入れ用の山吹色のウエストポーチを
掛け、以前の巫女衣裳を着用している。
普段の服装は自前で作った
繚乱家政女学校のメイド服から
常盤台中学の制服まで多種多様。
コスプレ(変装)は彼女の趣味でもある。
【台詞】
「以前は単なる巫女さんだったけど、今は色んな意味で『戦う巫女さん』に転進しました。次は何にジョブチェンジできるのかな?」
「『天女の羽衣』はここに来る途中で誰かに盗まれてしまったのー。もし探すの手伝ってくれたら代わりにお兄ちゃんにあげてもいいよー」
「オリジナルを作るというのは正直もう無理かもしれませんね。なんせ殆ど『材料』が無くなってしまったのですから」
「南無八幡大菩薩、今こそ我に託宣あれ!」
【SS使用条件】
特に無し
最終更新:2013年08月07日 00:11