【名前】コール=ブラックバレル
【性別】男
【所属】科学/
パーセル
【能力】炭素変換(アロトロープ)/レベル4
【能力説明】
炭素を操作する念動系能力。
炭素原子の配列を変更することで同素体に変化させたり、変化させた炭素結晶そのものを操作することも可能。炭化物から炭素のみを取り出すことも出来るが、逆はできない。
操作対象となるのは、自分の体内にある炭素か手で触れている(と認識している)炭素のみ。
変化は多岐にわたり、黒鉛からダイヤモンド、フラーレンやそれを利用したカーボンナノチューブ、グラフェンやカルビンなどへの変化が可能。
配列の変更などの原子レベルにおける操作は演算量の関係上余り多量の炭素を対象とすることが出来ない。精々1キロ程度。
炭素を塊として操作する場合は最大で1トン近い炭素を操作出来る。当然力そのものもそれだけ強い。
力の総量が決まっていると言うべきか、彼の能力では操作対象が少ないほど対象1つあたりの操作可能重量が増加する。
また、原子レベルの操作は戦闘中に使うには面倒であり、量もそう多く取れない。そのため基本的にそれらの操作が必要な物は事前に作っておく。
形状の変化については、分子配列の変更を含まない単なる形状変化については戦闘中でも可能。
主要な変化先同素体とその用途
○黒鉛(グラファイト)
いわゆる黒鉛。それなりの強度と耐火性を持つため、時々使うこともある。
○グラフェン
炭素原子を単一原子レベルの厚さのシート状にしたもの。グラファイトはこれを積み重ねることで出来てる。
単一原子の厚さのハンモックで4キロ程度の重量に耐え、ラップ並みの厚さにすれば2トンの乗用車でさえ支えるほどの頑丈さを持つ。
破壊強度は実に鋼鉄の200倍。単純な物理攻撃で破るのは至難の技。誰か第4位でも持って来い。
すごく電気を通す。熱もアホみたいに通す。でも光はあまり通さない。
もっぱらシート状にして防御用に用いる。単純な物理攻撃に対しては極めて強いが炎とか電気は苦手。
○カーボンナノチューブ(フラーレンなどを応用)
みんな大好きスーパー素材。アルミの半分程度の重量にも関わらず鋼鉄の20倍もの強度を持つ。
単層カーボンナノチューブは筒状のグラフェンと言えなくもない。
単層のものを圧縮することで超硬度ナノチューブというダイヤモンド並に硬いものにすることも出来る。
やっぱり電気を通す。熱も超通す。
基本的には太さ0.1mm程度まで編みこんで格好良い糸使い(本人談)的な使い方をする。両手の指先から伸ばして相手を捕えたりとか立体的な機動に使ったりとか。
巻きつけた後に高速で滑らせることで物体を切断することも出来、その強度もあって通常の物質であれば大抵のものは容易に両断する。
切断を求める場合、微小なダイヤモンドの粉末などを表面につけることでさらなる切れ味を出すことも出来る。
○ダイヤモンド
みんな大好きスーパー宝石兼工業用品。
炭素原子が立方体に並んでいる結晶。すごく光を屈折させる。
モース硬度10という圧倒的な硬度を誇るが衝撃には弱い。ハンマーで叩けば割れる事も。
電気はほぼ一切通さない。熱はよく通す。ダイヤの板を手で持てば氷が切れるくらい熱を通す。
基本的には塊状に成型して武器として使う。ナノチューブ糸の先端にダイヤの刃をつけて飛ばすこともある。
硬いものには歯がたたないので、生身の肉なんかを斬るくらいにしか使えない。
○カルビン
この世で最も固い、炭素原子を鎖状につなげた一次元的物質。
グラフェンの2倍の抗張力と、グラフェンやナノチューブの2倍、ダイヤモンドの3倍にも及ぶ剛性を持つ。
もっぱら数キロ~数百キロ程度の槍状に固めて使用する。変形しづらい物質なので、ナノチューブのように糸状で使うことは少ない。
仕事の際は防御用の積層グラフェンシートを用いた防護コートや、長さ100m程度のナノチューブ糸が隠されている炭素繊維手袋を装備している。
手袋と防護コートはナノチューブ紐で繋がっており、手袋を介してコートそのものを操ることも可能。
また、武器として拳銃やダイヤモンド製の刃をつけたナイフ、カルビン製の短槍などを隠し持つようにしている。
体内の炭素を使うのは危険なので、大抵は予備の黒鉛を持ち歩いている。
とはいえアスファルトやプラスチックなど、基本的に炭素の供給先にはあまり困らないため体内炭素を使うことは滅多にない。
それでもやむなく体内の炭素を使ってしまった場合は、食事などで補給する必要がある。
【概要】
暗部組織「パーセル」に所属する戦闘要員。
16歳の高1で、
霜北沢学園の高等部に籍を置いている。
主な仕事は不良ごっこ、もとい対象の戦力測定。その性質上単純な戦闘能力は極めて高い。
能力行使のみならず格闘術や銃器刃物の扱いにも長けており、相手の能力レベルに応じて手加減するのが得意。
仕事での性質もあり、戦闘中は常に冷静さを保って注意深く相手と周囲を観察しながら戦う。
また、場合によっては様々な人格を演じて相手の性格などを測ることも。
本人の性格は驚くほど真っ当で、人当たりも良い。
暗部での活動修練も兼ねてパルクールを趣味にしており、能力などを用いた立体的機動で裏路地などを飛んだり跳ねたりするのが好き。
しかし、物腰穏やかな人間であれど暗部。必要とあれば躊躇せず他者を殺すし破壊もする。
【特徴】
褐色の肌に黒い短髪、黒い瞳の中東系な顔立ちの少年。やや大人っぽいか。
身長は170センチ強。体は鍛えられており、少なくとも細身のイメージではない。
戦闘時はもっぱらフード付きの真っ黒いグラフェン製ロングコートで体も頭も覆っているため、その表情を伺うことは出来ない。
【台詞】
「まったく、わざわざ闇なんて覗くものじゃあ無いと思うんですけどね、俺としては」
「……ふう、しかしなんというか、ああいう演技は好きにはなれませんね」
「思ったより危険度が高いか……?思想次第ではありますが、さっくり脅かしておきますか」
「ギャハッ!この程度の強さで俺に勝とうなんて、寝言言ってんじゃねえよタァコ!」(演技)
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2013年10月19日 20:27