【名前】ジギスヴァルト=シュヴァルツェンベルク
【性別】男
【所属】魔術
【能力】『悪竜血(ファフニール・ブルート)』
【能力説明】
『ニーベルンゲンの歌』においてジークフリートに不死身の肉体を与えた、『ファフニールの血』を再現した魔術。
あくまで『ファフニールの血』の再現であり、ジークフリートの再現ではない。
『ファフニール』は元々『ドワーフ(或いは人間)』であったが、魔術によってドラゴンへと変身したという事。
ドラゴンとなった時に流れ出た血によってジークフリートが不死身の肉体を得たとされている事から、
『ファフニールの血』は、ファフニールが用いた『血液に干渉する魔術』の産物であると考える事が出来る。
ドラゴンの時に持ちえていたとされる『鋼の鱗』はそのままジークフリートに与えられた『武器を受け付けぬ肉体』と結びつくし、
『毒のブレス』も『血液を変質させて作っていた』と考えられる。
以上の事から、魔術によって自らの血液を変化させるのが、『悪竜血(ファフニール・ブルート)』。
全身を流れる血液の一滴に至るまでが魔術の影響を受け、そのように変化した血液は、触れたものに更なる『変質』を齎す。
つまり、全身を流れる血液が、筋肉から皮膚、内蔵や骨に至るまで影響下に置き、『戦闘用』の肉体に変えるのである。
それは単純な身体能力の強化にとどまらず、皮膚や骨格、筋肉の膨張を招く。
ファフニールが用いれば完全なドラゴンになり得ただろうが、勿論完全な再現では無い以上、
現在は『赤銅色の全身鎧』としての発現に留まっている。
基本的には身体強化のみで戦い、パンチ、キックがメインだが、鋭くなった爪による斬撃、牙による噛み付き等も可能。
また、『人間の枠』を外れる事から大きな負担があるものの、竜のような翼を生やして空中を移動することが可能。
撃墜魔術が存在する為、あくまで跳躍のサポートとしてであるが、空中で軌道を変える等と言った動作を行える。
回転を加えた急降下キックは彼の必殺技。
【概要】
ドイツ人魔術師。魔法名は『concordia194(正しき世界の為に)』。
魔術結社『
革命者の王冠』に所属する魔術師。『第一紅蓮騎士部隊』の、部隊員とし行動する。
ティアが救いだした、生贄として『保管』されていた少年の一人で、現在は18歳。
元々、魔術的に特別な『血』の持ち主である家系だったようで、それが原因で生贄に抜擢されていたらしい。
現在ではその『血』を克服するための魔術を身につけて『革命者の王冠』にて魔術師として動いている。
普段は冷静沈着であり、几帳面。直感ではなく理性で物事を判断する人間。
特にサーカスにおいては、高い集中力と冷静さを要求される地上曲芸、
『剣の舞』(剣の先に複数の剣を乗せていく、剣でジャグリングをする等)を見せて観客を沸かせている。
だが、魔術戦、特に対魔術結社に関しては、過去のトラウマからか、狂戦士の如き戦闘を行う。
強靭な肉体を活かした砲弾のような突撃戦術は、まさに紅蓮の弾丸のごとしである。
抑えの利かない怒りと、その頑丈さから、戦闘時には『第一紅蓮騎士部隊』の切り込み隊長として活躍。
突っ込んで暴れてかき回し、敵の陣形を見出したり魔術を使わせて反応を見るのが彼の役目。
泥のようなコーヒーをこよなく愛し、特に自分専用の豆とコーヒー器具を複数台所持し、気分によって作り方を変えている。
なお、他人にはどれも同じで味の違いを感じないようだ。
【特徴】
赤く長い髪をオールバックにして固めているやや背の高い青年。普段は動きやすいように改造された燕尾服を着用している。
魔術を使うと、全身が一回り大きくなり、体の各部位を棘の生えた鎧のような装甲が覆っていく。
また、髪の毛も装甲で覆われ、竜の尾のように後頭部から伸びる形となる。
【台詞】
「僕は貴方のような魔術師を憎む。例え今がどれほど平穏であろうと、奪われた日々の憎悪は消えはしない――!」
「うん、おいしい。今日のコーヒーは一段と良く出来てる……」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2014年02月17日 21:47