【名前】ケリィ=エイトビット
【性別】女
【所属】科学
【能力】触感再現(メタモルフォシス):レベル4
【能力説明】
自身あるいは念動力を用いて特定の物体から取得した触覚(触圧、自己受容感覚)を本来は不定形な力場である念動力によって再現する能力。温度知覚及び痛覚は能力の範囲外。

  • 触圧
スベスベ、ザラザラ、ヌルヌル、サラサラ、凹凸な、平らな、弾力がある、弾力が無い、硬い、柔らかい、力が強い、力が弱い、擦れる、回転する等取得できる触圧は多岐に渡る。
特に、念動力での取得能力は精密・精度とも優れており、また自身の身体では取得不可能な触圧を得る事ができる。
つまり、ケリィの指が包丁のような物となり、ケリィの蹴りが鋼鉄を切断する電動ノコギリのような物となり、ケリィの掌底が金属を押し潰すプレス機のような物となり、
ケリィの着衣が剣山のような物となり、ケリィの体が鋼鉄のような硬さとなり、ケリィの足底が電動ローラースケートのような物となる。
勿論『なる』という部分はケリィを包む念動力が取得した触圧の再現である。この再現率は強弱が付けられるため、結果的に威力の加減が利く。
この場合、情報取得及び再現のための念動力を行使できるのは自身及び自身に触れている物体となる。触圧採取には能動的な方法と受動的な方法がある。
具体例を出すとチェーンソーやノコギリ、プレス機等に念動力を貼り付かせ動かした時に生じる固有の『圧力』や『変形』を検知・取得、
または材木や金属等に念動力を貼り付かせ、何らかの手段で物体へ『圧力』が掛かった際に得られる『変形』を検知・取得するという具合(手の届く範囲ならこの2つは同時行使可能)。
念動力を纏った爪楊枝がチェーンソーに様変わり、触れた車を念動力で包み全方位からプレスしてペシャンコにするような荒業も可能である。
再現できる最高威力は金属プレス機の圧力。再現率の精度は検知・取得時に全てが掛かって来る。
取得した触圧は忘れない限り再現できるが、使用頻度が少ないものに関しては再現率も鈍ってくるので再取得が必要になる場合もある。

  • 自己受容感覚
自己受容感覚とは身体の位置や動き、動く方向・速度等を感知する能力でケリィは『人間の機能を外側から補強する』駆動鎧のように、
自己受容感覚(大雑把に言えば『動き』)を精緻に再現できる念動力を纏う事によって自分の行動を補強している。
この状態では身体の位置や動き、動く方向・速度等を掌握・補強する事は元より、常に全く同じ動作を行う事もできるし、通常時と現時点での身体状態の差異を正確に把握する事もできる。
身体への負荷が大きくなる時もあるが強引なフェイント、空中跳躍時に有り得ない向きへの方向転換、本能から来る『反射的行動』を『特定の自己受容感覚再現』によって抑える事等も可能。

浮遊不可能。全体行使、部分行使共に可能。一度に再現できるのは最大で5つまで(例:右手だけ包丁再現。後は全部自己受容感覚再現。これは2つ再現の例)。
【概要】
アメリカから単身学園都市へやって来た外国人。白帝学園に通う早熟な中学1年生。
小学生の時から持てる才能をとことん磨き、主に戦闘で活かせる方向へ研磨を集中させていた。『戦闘力』の高さが能力開発における1つの指標だと見定めていたからである。
何故『戦闘力』に拘っていたのかというと、まだ低位能力者であった頃に逃走中の銀行強盗の人質にされかけた経験があったため。
「自分の身を守るために襲い掛かって来る敵を銃で撃て」な銃大国アメリカを母国とするケリィは、
この経験から自衛のために能力開発において『戦闘力』を追求し始め、何時しか能力開発における1つの指標と見做すようになっていた。
しかし、白帝学園入学前にレベル4となってしまったケリィは次第に『戦闘力』1本に拘る事に対する疑問を抱き始めた。
実は、『戦闘力』を磨く余りレベルが上がるにつれて当人が持つ能力の凶悪さが際立つようになり、結果としてケリィは友達の1人すら作る事ができなかったのだ。
小学校卒業を前にようやく1人ぼっちの虚しさを自覚したケリィは悟った。「努力の方向性は間違っていなかった。しかし、1つの事に拘り過ぎた」と。
白帝学園入学以降、ケリィは自身の能力を別方面でも活かせる方法を探り始めた。例えば、こんな謳い文句を掲げ始めたのである。

  • 「触感>味の割合で駄目な嫌いな食べ物を、能力を使って食べられるようにしちゃうぞ『ケリィにお任せ食事編!!』」
  • 「能力開発による疲労回復のために小学生の時から通っていたマッサージ師の技術を取得し、能力によって再現しちゃうぞ『ケリィにお任せマッサージ編!!』」
  • 「悪さをしても現場に残った僅かな傷跡や指紋を能力で調査して犯人を特定しちゃうぞ『ケリィにお任せ名探偵編!!』」

掲げた謳い文句にある言葉遣いは年相応に幼いが、磨いて来た能力を応用する事によって結果を出している。
故に、ケリィに話し掛けて来る人間は徐々に増えて来ており、その過程で心を通わせられる念願の友達も男女共にできた。友達ができた日は寮部屋で人知れず感涙した。
最近では風紀委員になってみればという声も聞こえて来るようになったが、今の所当人にその気は無いようだ。
【特徴】
身長171センチ体重56キロ。体も早熟で胸も大きい。茶髪ショーボブヘアーで前髪のみぱっつんカット。ピョン子のイヤリングを両耳に付けている。
能力柄触感に聡くなるために日課のように触圧訓練を行っている。『戦闘力』1本で無くなったとはいえ、『戦闘力』を研磨しなくなったわけでは無い。
明るい性格だが寂しがり屋さんでもある。ケリィが一番力を発揮するのは「大切な友達を守る時」。
友達の事を本来の意味で「ボーイフレンド」「ガールフレンド」と呼ぶため、時々妙な誤解が生まれたり生まれなかったり…だそうだ。
【台詞】一人称は「ミー(Me)」or「ケリィ」。日本語堪能。どちらかと言えばボーイッシュ的な言葉が多い。
「触感>味の割合で駄目な嫌いな食べ物を、能力を使って食べられるようにしちゃうぞ『ケリィにお任せ食事編!!』始まるよ~!!」
「『ケリィは実は寂しがり屋さん』・・・か。ミーのガールフレンドの分析は当たってるなぁ」
「ミーのボーイフレンドを傷付けようとする輩は誰だろうと許さない!Say your prayers(覚悟しろ)!!」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2014年03月15日 21:37