【名前】檀上暑菜(だんじょう あつな)
【性別】女
【所属】科学
【能力】予知能力(ファービジョン)
【能力説明】
通常時は異能力者だが、安心毛布として昔馴染みのサッカーボールを所持している。これを所持している時は精神的に安心している為か限定的に能力強度が向上しており、強能力~大能力レベルの能力強度を誇る。
能力自体はオーソドックスな予知能力で、物事の結果を先読みする事が出来る。しかし演算に時間が掛かり、且つ近すぎる事象の結果を読む事は出来ないので戦闘にはあまり使えない。
【概要】
唱和園高校に在籍する二年生、ボロボロのボールを愛用しているサッカーボール黒魔道師。
男勝りで運動神経抜群の活発な少女で、放課後は男子生徒と遊んだり近所の子供に『特訓』と称してサッカーを指南している様子が見られる。
その性格ゆえに男友達は多いものの同年代の女の子とは波長が合わず、思春期の女子特有の心の機微が理解出来ずにいる。
黒魔道師の衣装を着ているだけあって唱和園高校オカルト研究会に所属している。しかし正直な所疑似科学や都市伝説に関して興味はなく、あくまでも仮入部。
都市伝説『金星由来の珪素生物』の発信源で、唱和園高校裏サイトとはまた別の学園都市の情報サイト「エンタメカーソル」にて唱和園高校に意図的に都市伝説を流布させる様に依頼した張本人。
『金星由来の珪素生物』とは檀上暑菜が情報サイトに常駐する人間に自作の都市伝説を拡散させる様依頼した際スレッドに掲載した都市伝説名。
内容は、
「現在、金星から生息圏を拡散する為秘密裏に珪素生物が襲来している。
珪素生物はタキオンという超光速粒子を利用して未来の自分から情報を得る事で身近の危険を逃れる事が出来るらしい。
珪素生物は『死に覚えゲー』を繰り返しながら自身の安息の地を探し続けており、それに協力する者には『共生』という形で自身の未来を読む力を分け与えてくれる」
というもの。
唱和園高校生徒たちの間にもその都市伝説は広まり、その後自分が「珪素生物と『共生』した占い少女」である事を大々的に宣伝、一気にその話題は校内全体に広がり、最終的には「唱和園の七不思議」入りを果たす大盛況ぶりに。
彼女の目的は単に女友達が欲しかっただけで、年頃の女子が食いつく話題に疎かった為都市伝説というツールに手を出しただけであった。
裏工作の結果連日占いの依頼者が絶えない盛況ぶりとなり、彼女と話す女の子も昔よりもずっと増え、目的は達成されたかのように思われた。
しかしその後すぐ自身の嘘がバレ、破滅する未来を観測してしまう。
予知能力では過程を知る事が出来ない為何が切っ掛けで嘘がバレるのかを知る事は出来ない。最終的に下手な行動を恐れるあまり極端な人間不信と疑心暗鬼に陥り、それを不審に思った風紀委員を初めとする人間の手により一連の行為がバレ、騒ぎは一気に収束した。
結局のところ能力に翻弄される事こそが破滅へ踏み出す切っ掛けだった。
事件後、思い出のサッカーボールは封印、決別している。
大能力者級の予知能力を失った彼女は、今度こそ正々堂々と女友達を作って見せる事を宣言している。
だがオカルト研究部にはその後も顔を出しているらしく、話のネタ作りの一環として手品や風水、卜占の勉強をしている。
【特徴】
ボロボロのサッカーボールを片手に抱えた魔女っ娘衣装の女の子。浅黒い肌に八重歯が特徴的。
【台詞】
「予知能力と占いは似てるようで全然違う、皆占いには食いつくけど予知能力で自分の未来が見たいって人は殆どいねーよ。
けど気持ちは分からんでもないんだよなー。未来は不確定で曖昧で想像の余地があるからこそ楽しいんであって、決まりきった未来なんて見たくねーもん」
「うーし!お前等アタシの事を師範と呼べ、アタシがお前等を最高のサッカー小僧にしてやろう!!」
「アタシの占いによると今日の
いて座は半端ないぞ、『最悪死にます♥』だってよ。
命を救うラッキーアイテムは『ゼンマイ仕掛けの戦場乙女』だとさ。まぁぶっちゃけ意味判らんけど頑張りたまえよオホホのホ」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2014年05月01日 22:33