【名前】小森咲子(こもり さきこ)
【性別】女
【所属】魔術
【能力】「小玉鼠」
【能力説明】
秋田県の猟師たちに伝わる幻獣「小玉鼠」をモチーフにした式神、見た目は小さなハツカ鼠。この鼠の式神は高い俊敏性と跳躍力を持ち、また咲子の号令一つで爆発する能力を持っている(特定の場面で自動的に爆発するように命令をすり込むことも可能)。
この爆発能力は小玉鼠の自分の体を爆発させることによって神の怒りや警告を人間に示すという伝承を基にしたものであるが、咲子はこれに鼠を「大黒天」の神使とする伝承を組み込むことにより「爆発することにより大黒天の力を周囲に示す」という術式を作り出している。そして、この術式は大黒天の持つ軍神としての特性や、大黒天の原型であるマハーカーラの破壊神としての特性を強く表すものであり、式神の爆発に伴って轟音と衝撃波を発生させ周囲のものを破壊する効果を持つ。爆発の威力は音と衝撃で人を気絶させる程度の威力から小型の家屋を粉々に吹っ飛ばす程の威力まで細かく調整することが可能。また衝撃波にはある程度の指向性を持たせることも出来る。
そして、この式神は爆発するまでは一切の攻撃性能を持たず、大黒天の術式の方も効果がシンプルかつ瞬間的であるため非常に魔力の燃費が良い。そのため咲子はその気になれば(式符を作る莫大な手間はかかるが)数百体規模の軍団でこの式神を運用することも出来る。
弱点は防御能力が皆無なことだが、咲子自身もその点を熟知しているため、基本的に視覚等を共有させ遠方から密かにけしかけるという戦法を取る。
【概要】
陰陽局に所属する女性陰陽師。先天性のアルビノであるため身体能力は貧弱で体力もないが、アルビノを神の使いとする日本の民間信仰の影響からか魔力は非常に豊富、そのため幼い頃は秋田県のある村落で神子として祭られ、半ば軟禁状態の生活を送っていた。しかし事件の調査で村を訪れた若き日の
藤原隆之の姿に憧れ陰陽局に入ることを決意、数年かけて親族を説き伏せ上京した経歴を持つ。
外見は小柄で童顔な小動物系。実年齢よりかなり若く見られがちだが中身は仕事と趣味に生きる大人の女性であり、その言動には外見に不釣合いな程の知性と貫禄が現れている。また性格は思慮深く、皆を引っ張っていくリーダーシップを持つ。しかし、幼少の頃より奇異の目で見られてきた影響からか内心は非常に臆病で自虐的であり、普段はあえて勝気に振る舞うことでそれらをひた隠しにしている。
職務では使用する魔術の関係上、主に敵の拠点や魔術霊装の破壊を担当することが多い。または大量の鼠を率いて町一つを虱つぶしに探索するといった数の多さを生かした任務に就く場合もあるが、どの様な任務も大抵は式神の遠隔操作によって済んでしまうため、彼女自身が戦場に直接赴くことは滅多にない。そのことに関して彼女はそれが合理的行動であり、むしろ鈍臭い自分が戦場に来ても足でまといに成るだけだと割り切っている。
しかし、同時に同僚達が戦っている時にいつも自分だけが安全圏に引き篭っていることを自嘲している所もあり、その影響からか率先して汚れ仕事を引き受け、場合によっては敵組織のライフラインや非戦闘員を爆撃して回る(流石に人相手には手加減をするが)といった卑怯とも取れる行動をすることもある。
ちなみに酒好きだが下戸であり、酔うと泣き上戸になって普段言えない本音が溢れてくる。その時の事を本人は覚えておらず、同僚達に自分の本心が既にバレていることにも気付いていない。そして彼女が本音を吐き出せるようにと、同僚達がいつも彼女を飲みに誘っていることにも気づいていない。
彼女が知っているのは飲みに行った翌日は何故か心がスッキリすることだけ・・・ある意味幸せ者である
【特徴】
26歳、身長:150cm(自己申告)、体重:軽い 白髪に桃色の瞳をしている。また体力はないが別に病弱ということはなく、今までろくに風邪も引いたことがないらしい。
朝倉俊介に付けられたコードネームは「ソクラテス」、最初は意味が解らなかったが「白鼠」のことと言われて理解した。彼女自身も映画鑑賞を趣味にしているため割と気に入っているらしい。
【台詞】
「あら、私そんなに若く見えるかしら?」
「窮鼠猫を噛むって知ってるかしら? 追い詰められた鼠は恐ろしいわよ。特に私の鼠達は虎にだって特攻するんだから」
「はぁ~私はダメな女だよ・・・みんなが頑張ってるのに一人だけ引っ込んでてさ・・・ホントみんなゴメン・・・ゴメンね・・・」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2016年02月20日 00:13