【名前】ナイアラソテップ
【性別】女
【所属】魔術
【能力】闇を彷徨う者。『死霊術書・千貌変幻(ネクロノミコン・ナイラトホテプ)』
【能力説明】
『闇を彷徨う者』
クトゥルフ神話における外なる神である『ナイラトホテプ』の一形態を元にしたという魔術。
半径数十mの闇の操作、行使できる例としては生み出した鉤爪、触腕による攻撃。黒い竜巻を起こす。闇のような黒い炎の噴出。無定形の肉塊を持つ黒い怪物の出現。闇に溶け込むように移動する転移など。
暗闇の中では無類の強さを持つが、光が大敵であり、懐中電灯でも散らす事ができる、しかし生半可な光では周りの闇を際立たせる事になり、光を照らす方向以外からの攻撃が強大になる危険性も高まる。
『死霊術書・千貌変幻(ネクロノミコン・ナイラトホテプ)』
死霊術書の写本の一つ、原典にあるナイラトホテプの悪意・狂気を残らず書き出されているが、
かの神格の矛盾した在り方――世間一般で言う善性の部分が削除されており、ナイラトホテプの攻撃性のみを記されている。
記された術式により、神話の中のナイラトホテプの形態の一つを選んで出現させられるが、ひたすらに攻撃的であるが故に行動パターンはむしろ読みやすい。
原典に比べると『毒』は薄いがそれでも高濃度。暗闇の中だと、本の一字一字がプルトニウムの如く見てて不快な輝き方をする。
【概要】
クトゥルフ神話に登場する邪神ナイラトホテプを名乗る。
魔術結社「
微睡み誘う暗闇」の構成員……と、なっているが本人は外部のみならず、同結社の他構成員にも積極的に攻撃を仕掛けているので本当に構成員かは外部からは判断ができない。
魔術師の中でも、特に魔道書の中身を学んでそれを弟子に伝える者を指す――所謂、魔導師のカテゴリーに入るのかもしれないが、方法が極悪かつ狂気に溢れており、更に放任的。
弟子達――対象となる人物達の家族の殺害や周辺環境を害し、対象者達に指針となる魔術師のなり方を断片的に教えた後は、ほぼ放置する。
対象者が新たな家族の構築や周辺環境の整備をしたら又壊しに行く、ついでにまた断片的に魔術を教えるという、滅茶苦茶に敵を増やすやり方をする。
こんなやり方で真っ当に魔術師になれるのも少なく、またなれたとしても復讐に身を焦がす弟子ばかりという。
ちなみに彼女はナイアラソテップ七代目に当たる。代替わりは先代のナイアラソテップの殺害。
代々のナイアラソテップは元凶を殺してもなお怒りが収まらずに破壊活動を行う者、他にする事も無くなったのでやっている者、等という有様で。
彼女がこうなる前は、たまに将来への不安――つまらない現実に溜息を漏らし、ファンタジーな事に憧れる良く居る普通の女子中学生だった。
割と魔術の才能があったのか、先代からの【教育】の結果。
先代殺害後、恨み辛みがねじ曲がって『普通に生きながらも普通である事を疎み嫌う』と言う在り方――かつての自分のような人間に愛憎入り乱れた執着をしており、対象となる人間を重点的に狙う。
【特徴】
身長170cm程の日本人の女性。二十代後半。髪はセミロング。ほっそりしているスレンダーな体型。
黒いタイトスーツを着ており、魔道書を片手に持った姿と普段の柔和な笑みを合わせて学校の教師か何かに見える。
【台詞】
一人称は『私』。二人称は普段は『貴方』だが、激昂すると『お前』になる。思い出し笑いのようにしょっちゅう、くふふと含み笑いを漏らす。
「くふふふ、日向ぼっこでもしてるのかしら、
ウルタール。貴方に頼みたい事があるのだけど」
「くふふ。初めまして、私と魔術のお勉強をしましょうね?まずは理解する事から始めましょうか、生かしておいた貴方の家族を寸刻みにしてあげるから」
「くふ、くふふ……あはははは!普通の生き方は嫌!灰色の日常は嫌!つまらない人生を送りたくない!そう願ったのは貴方でしょう、私はそれに手を貸してあげただけよ!」
「これが逆恨み?……くふ、くふふ、それの何が悪い?……灰色の安寧に生きられたはずなのに極彩色の狂騒を望むお前達!死ぬ事も出来ずに悔い続けろ!」
「くふ、くふふ、貴方は私……立派な魔術師になったわね……『普通』からの卒業おめでとう……くふ…くふ……次の……ナイアラ……ソテップは……よろし……く頼む……わ……ね……」
【SS使用条件】
自由
最終更新:2016年08月05日 15:54