【名前】バジーリオ=グロッセード
【性別】男
【所属】
魔術サイド
【能力】世界中の伝承を統合した自称『全く新しい魔術』を使う。
【能力説明】
『紀元術式』
右手を振るだけで、何の前触れもなく術者の狙ったところに衝撃が与えられる魔術。
右手を振る方向と衝撃の方向には何の関連性もなく、腕を振る距離と衝撃の威力も関係ない。
右手を振ると言っても、あくまで右手を動かすことが重要であって正確には揺らすだけでも魔術は発動する。
衝撃が与えられた箇所の周辺には属性が歪に入り混じった界力(レイ)や天使の力(テレズマ)の残滓が残っているらしく、まだ十字教基盤であるようだ。
元々はトート・タロットによって『神の如き者(ミカエル)』の力を使役し、虚像を召喚する魔術を使っていたらしいが、
現在は様々な宗教の術式を織り交ぜてしまっている為、その構成は禁書目録でもない限りは解析できない。
本人曰く十字教の他に仏教、神道、風水、仙術、ヒンドゥー、北欧神話などの宗教術式を取り入れているらしい。
異なる宗教の術式では魔術の質が違う為、すべての宗教において等しく使われている地脈を流れる世界の力を動力に用いている。
方法としてはベースとなっている『神の如き者(ミカエル)』を使役する術式によって集めた火の天使の力(テレズマ)と
地脈を流れる世界の力の類似性を利用し、偶像の理論を使うことによって自在に操作、動力源として体内に取り入れている。
しかし、世界の力は単体ではそれほど力を持たない為、術者自身の魔術回路を使って世界の力を界力(レイ)などに変える必要がある。
その為、術者の魔術回路は常人とは異なる形になっており、『紀元術式』以外の魔術を使うと身体にダメージを及ぼす。
【概要】
五〇代くらいの男。魔術結社『
信仰を捨てる者(E∴F∴)』の首領。魔法名は『聖なる力を以って救いを与える(Salvare783)』。
元々は敬虔なローマ正教徒であり、十字教によって世界を救うことを自身の目的としていたが、
二〇年ほど前から現在の十字教で世界を救えるか? と疑問に思い始め、第三次世界大戦で決定的に『歪む』。
十字教の最高峰たる『神の如き者(ミカエル)』の力を以ってしても世界を救えなかったことに絶望し、
『十字教では世界は救えない』という結論に至り魔術結社『信仰を捨てる者(E∴F∴)』を立ち上げる。
性格は紳士然としており、魔術サイドのローマ正教徒にありがちな潔癖さはなく、宗派に分け隔てなく接する。
ただし『歪んで』からは自身の目的に歯向かう存在を異常なほどに嫌悪し、徹底的に潰そうとする。
(勿論、どう転んでも敵わないほど巨大な組織に対しては牙を剥いたりしない賢さはある)
【特徴】
三〇代中盤くらいの外見。欧米人らしい顔立ちで、灰色の髪をオールバックにしている。
服装は基本的にタキシードで、右手に黄金で出来たウロボロスモチーフの腕輪、首からは割れた十字架のネックレスをかけている。
【台詞】
「~だ」などの断定系口調。禁書では割とよくあるタイプの口調で特徴はあまりない。一人称は私。
「十字教ではもう間に合わない。今こそ世界中の魔術が一つとなり、『十字教の先』となる基準に至らねばならないのだ」
「どこがだッ!! 私の、どこが間違っているというのだッ!?」
【SS使用条件】悪役にしてくれれば何でも。