【名前】長鍋蚕蔽(おさなべ さんぺい)
【サイド】科学
【能力】身体隠蔽(フィクルパーソン)
【設定】レベル3
元々は光学迷彩系の能力で、
“自分の背後にある色にしか変更不可”という制約の代わりに、
至近距離でも見分けがつかない位に、ほぼ完璧な背景の同化が可能となった。
但し透明は色ではないので透明になる事は出来ず、
背景と完全に同化するには必然的に壁にへばり付くような形になってしまう。
【特徴】
肩甲骨あたりまで伸びた黒色の長髪、
色白、というより青白い肌は不健康そうでハリがなく、血管がハッキリと見えてしまう。
ギョロギョロとした目に筋の通った鼻、生やしっぱなしの無精髭、頬はゲッソリと痩けている。
身長は180センチ位、体重は女子と比べても大差ない位ガリガリ君。
服装はサイズの少し小さめの制服を着ており、少しみっともなく見える。
【概要】
小川原中学附属高校に籍を置く高校三年生で、現在無期限停学中の身。
成績は校内でも一桁に常にランクインする秀才だが、かなりの変わり者で
能力を行使しての犯罪(盗難、盗撮、ストリーキング等)の常習犯でもあったため、
反省の余地なしという事で無期限停学という重い処分を下される事となった。
元々は良識のある活発な少年だったらしいが、中学生の時に『
抄訳演算計画(シンプリファイズ計画)』を受けた結果性格が捻じ曲がってしまった。
性格の歪み具合は成功例の中では酷い方で、廃人化した一人を除いては
一番歪に壊れてしまった検体とも言える。そのため暗部でも使い物にならないと判断されたのか、暗部経験はない。
【SS使用条件】
特になし
『 抄訳演算計画(シンプリファイズ計画)』
武装能力計画(カスタマイズ計画)の数年前に行われた計画。
実験内容は『能力者の“自分だけの現実”を人為的に干渉し、能力の応用性を大幅に狭める事で演算の簡略化、
またそれによる能力強度の向上化を図る』と言うもの。簡単に言えば、“一点特化型の高位能力者”を作り出そうと言うもの。
例えば低能力の電気系能力者の場合、電気系能力の一部である磁力操作しか使えなくなってしまう代わりに
演算がワンパターン化する事で磁力操作の能力強度は飛躍的に上昇する、といった感じ。
但し、能力のどの部分が特化されるかは受けてみるまで分からず、この計画があくまでも武装能力計画へ移行する為の試験的なものだったので
ほぼ手探りの状態での実験なので、結果は
被験者である“置き去り”(チャイルドエラー)の子供達83名の内、成功例の5人以外は全員死亡。
その内1人は精神的疾患とトラウマを併発して殆ど廃人となり、残りの4人も人格が大きく歪んでしまったという、悲惨な結果に終わった。
その代わり被験者の身体を全く考慮しない実験だったためか、成功例の中には武装能力計画では生まれなかったレベル4になれた者もいる。
ちなみに成功例は現在高校に通う年齢になっており、素性を隠して学校生活を謳歌している者もいれば、暗部で活動している者もいる。
またちなみに、この実験はある事件が切欠で表面化しそうになったため、武装能力計画に移行するのに数年もの時間がかかってしまったという背景もある。
(またまたちなみに、とあるキャラがこの実験の成功例の1人…らしい)
最終更新:2012年02月07日 19:23