【名前】オーヴェ=ヤーデルート
【性別】男
【所属】
魔術サイド
【能力】魔術生命体の作成と点検を目的とした魔術を使う。
【能力説明】
『人形工房(
ドールドック)』
『S(生命力』『R(保護)』『B(誕生・成長)』『L(水)』『NG(完成・豊穣)』などの北欧ルーンを用いて、
『生命を生み出し、育む羊水のような空間』を再現する術式。
『魔術生命体』の『作成』の他に『調整』の役割も持ち、彼の生み出した『魔術生命体』はこの『人形工房』で
定期的に調整を受けないと、生き続けることは出来ない身体になっている。
尚、この術式は決められた手順でルーンを彫れば誰でも簡単に発動できるように構成が単純化されており、
彼が本拠にしているイギリスの周辺の森や泉、洞窟など約七〇ヵ所に待機状態の『人形工房』が設置されている。
『魔術生命体』
彼が作る魔術生命体は、基本的に一〇代前半~後半の可愛らしい少女である。これには彼の性癖が深く以下略。
モチーフとしているのは大体北欧神話系の幻獣だが、これに十字教のゴーレムの理論を混ぜることで
『擬人化した幻獣』を生み出すことに成功している。勿論、大体の個体はモチーフの関係上ある程度の戦闘能力は保持しているものの、
彼が魔術生命体を作った目的は戦闘ではないため、極端に戦闘に特化した個体は全くいない。
また、殆どの個体が主であるオーヴェに高圧的もしくは攻撃的な態度をとることも特徴。それでも一応愛情はあるらしい。
全ての個体は生命維持能力に何らかの欠陥があり、定期的に『人形工房』で点検を行わないと死亡する恐れもある。
【概要】
二五歳くらいのフリーの北欧神話系魔術師。男。
常に複数の美少女系魔術生命体を従わせるというただそれだけの為に自らの魔術の才能を注ぎ込んだ『残念な天才』。
清教には生活保護を見返りとして何度か知識提供を行っており、
必要悪の教会(ネセサリウス)の面々にも(多少)顔が利く。
小心者で、自分が生み出した美少女にも尻に敷かれる情けない男だが同時に見栄っ張りであり、外弁慶。
その所為でたまに協力する清教の魔術師などからは
『自分が自由に扱える命を生み出すという、ただそれだけの為に女の子を生み出し、あまつさえそれを粗雑に扱うというちょっと引いちゃうレベルの外道』
という不名誉な評価を与えられているが、本人はその事実に気付いていない。
実際は天涯孤独の身であり、『家族』が欲しくて次々と魔術生命体を生み出していただけ。当初は確かに歪んだ気持ちがあったのは否めないが、
今は紆余曲折あって少女達の保護者として、魔術生命体なので肉体が不安定な彼女達を『完全体』にする研究を行っている。
なんだかんだで少女達のことは大切に思っているらしく、『人形工房』の構成を単純化させているのも万一自分が死んだ後、
少女達が点検の仕方を知らないが為になすすべもなく死んでしまわないようにという配慮から。
【特徴】
金色のワカメを頭から被ったようなヘアスタイルの細身の男。碧眼。身長一六七センチ。
髪に隠れて分かりづらいが童顔であり、ぱっと見るだけでは二〇を超えているようにも見えない。
ブランド物らしき黄色いシャツに白のズボンに同系色のジャケットと全体的に眩しいが、不思議と調和がとれているように感じる。
(少女達の涙ぐましいコーディネートの賜物)
【台詞】『外』ではいかにも傲慢そうな口調だが、『内』では冴えない野郎。
「――何をしている。さっさとこっちに来いと言っただろうが」
「いやねー? あれは家主サマの名誉を守る為の仕方ない演技というかー? うんいや俺も反省してるよ?
悪かったと思うからちょーっとその振り上げた拳をどうにかしようかっていうかごめんなさい俺が悪かったから振り下ろさないで――ちにゃっ!?」
【SS使用条件】解説役でもよし、不幸な行き違いで敵キャラにしてもよし。ご自由に。