Date:2006/05/11(Thu) Author:SS1-257


学園都市のある街角にて。
「あ、カミやん」
「?!……し、失礼ですがどちら様でせう?」
「(あ!まず)え、えーと……下宿先の同僚が持ってる写真に写ってる人だぁ…なんて」
「何ですと?ち、ちなみにその同僚さんはどこのどちら様でしょう?」
「男ですよ、その同僚……なんでいきなり地面に突っ伏すん!?」
「上条さんはそっち方面に耐性は在りません!……ところで何故にいきなり関西弁?しかもエセ」
「あー…っとぉ、その同僚の口調が伝染ったみたいや……ですね」
「ひょっとして、君の下宿先ってパン屋さんか?」
「あ、そうです。何で判ったんですか、って何ですかその形相!」
「そーかそーか、あの野郎ですかそんな紛らわしい真似してるのは。今度会うときはテメェの命日と思えよ?」
「ごめんなさい!謝るから命だけは助けてぇな、カミやん!」
「?何故にあなたが謝りますか」
「あーいやー、あっもうこんな時間だぁ。じゃあ私はこれでっ!」
「……なんだったんだ、あの娘」

そんな七月二十六日。



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最終更新:2010年01月19日 15:52