国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、21日、デリー・ムンバイ間産業大動脈開発公社(Delhi Mumbai Industrial Corridor Development Corporation Limited:略称DMICDC)及びインドインフラ金融公社(India Infrastructure Finance Company Limited:略称IIFCL*2)との間で、デリー・ムンバイ間産業大動脈構想(Delhi Mumbai Industrial Corridor:略称DMIC)の推進を目的としたプロジェクト開発ファンド(Project Development Fund:略称PDF)に対する最大75百万米ドル相当の融資の実現に向けて、覚書を締結しました。
DMICは、デリー・ムンバイ間に計画されている幹線貨物鉄道の両側150kmの地域に、工業団地を始めとしたインフラを集中的に整備する日印両国共同のプロジェクトです。本覚書では、JBICがIIFCLを仲介金融機関として活用し、DMICの実施主体であるDMICDCがプロジェクトの事業性評価を行うために設立するPDFに対して75百万米ドル相当を上限とする融資を実現すべく、緊密に協力することとしています。当該資金は、現地に進出する日本企業の国際競争力強化に資するインフラプロジェクトの事業性評価に活用される予定です。
インドは、11億人を超える人口を有し、8~9%台の経済成長を続けてきたことから、近年では、日本企業より、市場及び生産拠点の両面で、高い注目を集めています。JBICが日本の製造業を対象に毎年行っている海外直接投資アンケートでも、インドは、長期的に有望な事業展開先として第1位(2007年度調査)となっています。
同アンケートでは、インド向け投資において、インフラの未整備が投資・事業遂行における最大のボトルネックとなっていることが指摘されています。本覚書が実現を目指すPDF向け融資は、DMICを推進するために不可欠な資金として活用されるものです。JBICは引き続き、インドにおける日系企業の事業環境改善に積極的に取り組んでいく方針です。
1, 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
2, IIFCLは、インドの急速な経済成長を支えるインフラ整備を促進するために、2006年にインド政府が設立したインフラ開発向けの金融機関です。
新聞発表/2008年10月22日
最終更新:2010年05月29日 02:04