バフチヨル・ラヒモフとは、2005年5月
ウズベキスタン東部にイスラム国家樹立を宣言した人物
ウズベキスタン東部で2000人が反政府集会(2005/05/21)
【モスクワ=五十嵐弘一】キルギスとの国境に近い
ウズベキスタン東部のカラスウで20日、約2000人の住民がカリモフ政権に抗議する集会を町役場前で開いた。
住民らは、政府軍部隊によって19日に逮捕された住民指導者バフチヨル・ラヒモフ氏らの解放を求めている。インターファクス通信などが伝えた。
政府軍部隊は19日、カラスウを制圧した際に複数の住民を逮捕したが、当局の拷問でラヒモフ氏とは別の指導者が殺害されたか、重傷を負った可能性があるとの情報が広がり、住民らが反発した。(読売新聞) - 5月21日11時24分更新
ウズベク政府軍がカラスウを奪還、住民指導者らを逮捕(2005/05/19)
【モスクワ=五十嵐弘一】インターファクス通信は19日、キルギスと国境を接したウズベキスタン東部の町カラスウに、政府軍や治安部隊が同日朝入り、支配権を奪還したと報じた。AP通信によると、カラスウにイスラム国家を樹立すると宣言した住民指導者バフチヨル・ラヒモフ氏らは逮捕された。
今回は流血の事態は伝えられていない。
カラスウには、アンジジャンでの暴動鎮圧を逃れた人々が流入。警察署や税務署などが放火され炎上するなど、治安組織は崩壊状態となっていた。
一方、19日付の露紙「イズベスチヤ」によると、アンジジャンとパフタアバドで独自の調査をしているウズベクの野党「
自由農民党」は、死者数が18日までに831人に上ったと明らかにした。カリモフ政権は死者数を169人としている。
また、訪米中のストロー英外相は18日、アンジジャンでの暴動鎮圧の真相解明のため、国際調査を要求した。18日に現地を視察したタシケント駐在の各国大使らは、「住民から直接話を聞けなかった」などと不満を表明している。(読売新聞) - 5月19日20時54分更新
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最終更新:2013年05月20日 12:05