ウズベキスタンとは、中央アジアの国。


ウズベクで爆発、銃撃戦 国境封鎖の情報も(2009/05/27)

【モスクワ=佐藤貴生】イタル・タス通信は26日、中央アジア、ウズベキスタン東部アンディジャンの税関手続所で25日夜、爆発が起き、警官隊と武装集団による銃撃戦があったと伝えた。死傷者の有無は明らかになっていない。税関はキルギス国境に位置しており、ウズベク側は26日朝から国境を閉鎖、特殊部隊が武装集団の掃討作戦を行っているとの情報もある。

アンディジャンでは2005年、カリモフ大統領の退陣などを求める反政府デモを政府軍が武力鎮圧、700人以上が死亡したともいわれる。外国報道陣の立ち入りは厳しく制限され、詳細は明らかになっていない。

「市民の死者1千人にも」…ウズベク暴動で人権団体(2005/05/20)

 【モスクワ=五十嵐弘一】ウズベキスタン東部の大規模暴動で、人権団体は19日、アンジジャンとパフタアバドでの非武装の市民の死者数が計1000人に達する恐れがあると発表した。

 「国際ヘルシンキ人権連合」(本部ウィーン)と「ウズベキスタン人権協会」(同タシケント)が共同声明を発表、明らかにした。現地の人権活動家らの情報によるもので、負傷者は2000人に上るという。

 現地で独自の戸別調査をしている野党「自由農民党」は、18日までに死者数が831人に上ったとしている。

 一方、ウズベキスタン外務省は19日、タシケント駐在のキルギス大使に対し、暴動を逃れ、キルギス側に越境したウズベク人らの取り締まりを要請する覚書を手渡した。

 越境者らは、国境のキルギス側で、カリモフ政権打倒を叫ぶ集会を開催しており、ウズベク当局は国内への波及に神経をとがらせている。(読売新聞) - 5月20日10時50分更新

「イスラム国家樹立」ウズベク東部の住民指導者が表明(2005/05/18)

【モスクワ=五十嵐弘一】ウズベキスタン東部の反政府暴動を逃れた人々が流入した、キルギスとの国境の町カラスウの住民指導者バフチヨル・ラヒモフ氏は18日、AP通信に対し、「(イスラム教の聖典)コーランの教えに従ったイスラム国家をここに樹立する」と語った。

同氏は5000人の勢力を率いているとも言われ、政府軍部隊が鎮圧を図るなら、戦う用意があるとの考えを表明した。イスラム弾圧を一層強化する構えのカリモフ大統領と衝突する可能性が浮上してきた。

同町では、アンジジャンでの暴動鎮圧を逃れた人々が多数入り込み、警察署、税務署などの建物は放火され、治安組織は崩壊状態になっている。

市場で自爆テロ、3人死亡 ウズベキスタン(2004/03/29)

 タス通信によると、ウズベキスタンの首都タシケント中心部の市場で29日朝、爆発があり、インタファクス通信によると3人が死亡、約20人が負傷した。警察当局は女性1人による自爆テロとみている。旧ソ連圏の中央アジア一帯で活動するイスラム過激派の犯行とみられる。

 現場はタシケント最大のチヨルス市場。爆発は子供用品店の入り口付近で起きており、店を訪れる子供連れを狙った可能性もある。現場で自爆犯とみられる遺体の一部が見つかった。

 治安当局者はインタファクス通信に、同国で最近、テロ未遂が相次いでおり、今回の事件もテロ組織が周到に計画した犯行との見方を示した。

 ウズベキスタンでは、米国が国際テロ組織に指定する「ウズベキスタン・イスラム運動」などの反体制イスラム勢力が活動。1999年にはタシケントでカリモフ大統領の暗殺を狙った同時爆破テロを起こし、20人が死亡、100人以上が負傷したが、その後大規模なテロは起きていなかった。(共同)

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最終更新:2013年05月20日 12:31