PULO(パタニ統一解放機構)とは、
タイ深南部のイスラム教徒地域の独立を求める組織である。
【タイ】南部の治安、悪化の一途(NNA)(2004/04/19)
イスラム教徒の多い深南部3県(ヤラー、パッタニ、ナラティワート)の治安悪化を受け、タクシン首相は14~15日にパッタニ県を訪問した。地元住民からの現状把握に努め、治安回復に向けた雇用の確保や貧困撲滅を急ぐ方針を示した。
タクシン首相は、およそ1,000人の警官にガードに囲まれパッタニ県を訪れた。地元住民との積極的な対話に臨んだ首相は「仏教、イスラム両教徒の住民から情報を入手できた」と語った。治安回復には2重国籍者の排除や安定した雇用確保と貧困撲滅が急務だとした。
チャワリット副首相によると、ヤラー県の採石場から爆発物が盗まれたとの情報が入っており、新パッタニ連合解放組織(PULO)が携帯電話を使い犯行を計画しているとの見方も広がっている。チェーター国防相は警備要員を増やし、警戒の手を緩めてはならないと語った。
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最終更新:2013年05月20日 13:26