コメルサントとは、ロシアの有力紙。


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<ロシア>プーチン首相侮辱記事掲載で週刊誌編集長ら解任(毎日 2011/12/13)

 【モスクワ田中洋之】ロシアの有力週刊誌「コメルサント・ブラスチ」が12日発売の最新号でプーチン首相を侮辱する内容の記事を掲載したとして、コワリスキー編集長と発行会社の社長が社主により解任されたことが13日、明らかになった。

 問題の記事はロシア下院選(4日)の英国での在外投票を紹介するもので、「くたばれプーチン」と落書きがしてある投票用紙の写真が掲載された。解任理由について社主で実業家のウスマノフ氏は「ジャーナリスト倫理に反する」と説明。これに対し、12年にわたり編集長を務めてきたコワリスキー氏は「私は正しいことをした。最新号の内容については後悔していない」と語った。同誌の副編集長も13日、編集長解任に抗議して辞職する考えを示した。
(後略)

政府系企業が有力紙コメルサントを買収 ロシア(朝日 2006/08/31)

 ロシアの有力紙コメルサントは31日、同紙がロシアの鉄鋼大手メタロインベストのオーナー、ウスマノフ氏に約3億ドル(約350億円)で買収される、と発表した。

 コメルサントはこれまでグルジアの実業家がオーナーで、中立的な立場からプーチン政権に批判的な記事も掲載する数少ない新聞だった。ウスマノフ氏は政府系の天然ガス独占企業ガスプロム系列の投資会社の社長を兼ね、政権要人との関係も深いだけに、編集方針の政府寄りへの変化を心配する声も強い。

 ロシアではプーチン政権の発足とともに、政権に批判的な新聞やテレビが政府の影響下にある企業に買収され、報道内容が大きく変化する事態が続出。有力紙イズベスチヤや民間の独立テレビもガスプロムの傘下に移っている。

 コメルサントは、プーチン政権と対立して刑事訴追され、英国に亡命中の実業家ベレゾフスキー氏の支配下にあったが、今年2月に同氏と親しいグルジアの実業家に売却されていた。

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最終更新:2014年03月24日 17:23