ロシアとはユーラシア大陸の国である。
ロシア大統領、企業トップに海外資産を国内に戻すよう勧告(ロイター 2013/3/21/)
[モスクワ 20日 ロイター] -ロシアのプーチン大統領は20日、ロシアによるウクライナ南部クリミア編入をめぐり西側諸国が制裁を強めるなか、ロシア企業のトップに対し、国外の資産をロシア国内に引き揚げるよう勧告した。
ロシア議会下院(国家会議)はこの日、ウクライナ南部クリミアをロシアに編入する条約を圧倒的多数で承認。21日に予定される上院(連邦会議)の採決で条約批准の手続きが完了する見通し。
プーチン大統領は、メディア企業を傘下に持つアリシェル・
ウスマノフ氏や、ニッケル生産世界最大手のノリリスク・ニッケル<GMKN.MM>などを傘下に収めるウラジミール・
ポターニン氏ら、オリガルキ(新興財閥)として知られるロシア財界の要人を招いて会合を開いた。
(中略)
ロシアでは税率が低いなどの理由から、アルミニウム大手ルサール<RUSL.MM>や鉄鋼大手エブラズ<EVRE.L>などの資源関連企業のほか、インターネット検索大手ヤンデックス<YNDX.MM>などの大手企業が国外で登記。
ウスマノフ氏が傘下に置くインターネット企業Mail.Ru<MAILRq.L>は英領バージン諸島、別の新興財閥のミハイル・フリードマン氏が傘下に持つ小売のX5リテール・グループ<PJPq.L>はオランダのアムステルダムで登記されている。フリードマン氏はこの日の会合には出席していない。
プーチン大統領がウクライナに対し強硬な姿勢を示していることで、ロシアの株価は急落。今月だけで時価総額にして500億ドルが失われた。ロシアルーブル安にも歯止めがかからず、年初から9%下落。投資環境悪化につながっている。
(後略)
ロシア潜水艦が露印ミサイルの輸送機に(2013/03/29)
ロシア、
インドの合弁企業「ブラモス」は潜水艦「アムール950」を「ブラモス」のミサイル用プラットフォームのひとつとして国際的なコンペに出す。ロシア海洋技術中央設計局「ルビン」のイーゴリ・ヴィリニト社長は
マレーシアの軍事見本市「リマ2013」で記者団に対し明らかにした。
それによると「アムール950」は垂直横行のシャフトを有しており、これが「ブラモス」のミサイルの設置に適している。
ミサイル「ブラモス」は超音速巡航ミサイルで潜水艦、艦船、沿岸設備、Su-30MKIのような航空機に設置が可能。海上、陸上のどちらでも利用できる。
インターファックス通信
プーチン大統領暗殺未遂容疑者、ウクライナからロシアへ本国送還(2012/08/26)
ウクライナ政権は同国訪問中でプーチン大統領の暗殺未遂が行なわれたことをうけ、計画者の容疑者のひとりと見られるイリヤ・ピヤンジンを本国送還した。ロシアのテレビ報道ではピヤンジンはすでにモスクワへと送られている。
もう一人のアダム・オスマエフ容疑者に関しては、欧州人権裁判所からの助言で本国送還は一時的に見送られている。
ウクライナとロシアの治安維持機関の調べでは、アダム・オスマエフはオデッサで急進主義組織「
イマラタ・カフカス」の小グループを作り、引率していた。「イマラタ・カフカス」のメンバーらは12年1月4日オデッサで爆破事件を起こした容疑で国際指名手配され、特殊作戦の末、2月4日に逮捕されている。
インターファックス、タス通信
イスラム指導者2人死傷=爆発と銃撃―ロシア(2012/07/19)
【モスクワ時事】インタファクス通信によると、ロシア・
タタルスタン共和国カザニで19日、地元のイスラム教指導者を狙った連続攻撃があり、トップの
ファイゾフ師が爆発で負傷、ナンバー2の
ヤクポフ師が射殺された。捜査当局は暗殺事件として捜査を始めた。
ロシアでイスラム系武装勢力のサイトの閲覧禁止、刑事告発も(2011/09/13)
[モスクワ 12日 ロイター] モスクワの裁判所は、北カフカス地方で分離独立を目指すイスラム系武装勢力と関連があるとされるウェブサイトについて、アクセスを禁止する命令を下した。ロシアの検察当局が12日、明らかにした。
裁判所は、フィンランドで運営されている同イスラム系ウェブサイト「カフカス・センター」(
www.kavkazcenter.com)を、ロシアのインターネット接続業者の指針となる連邦政府の過激派リストに加えるとの裁定を下し、今後は、同サイトを閲覧したり、そこから文書を拡散させたりした場合は、刑事告発を受ける可能性があるとしている。
治安当局は7月、イスラム系武装勢力の活動においてインターネットの使用が増加していると指摘していた。
同サイトは、今年1月にモスクワ郊外のドモジェドボ国際空港で起き、37人が死亡した自爆攻撃事件で犯行声明を出したイスラム系武装勢力指導者、ドク・ウマロフ氏のビデオ映像を定期的に投稿している。
テロ援助の組織や個人、リスト公表…露政府系紙(2011/07/07)
【モスクワ=寺口亮一】ロシアの政府系ロシア新聞は6日、テロ活動への資金援助や資金洗浄に関与する国内外の組織や個人のリストを公表した。
同紙によると、リスト公開は初。露外務省と司法省が情報提供したもので、国際テロ組織アル・カーイダや、北カフカスを拠点とするイスラム武装勢力のドク・ウマロフ指導者など150団体、約1900人の拠点や生年月日を明記した。
第1副首相にイワノフ氏 露、チェチェン大統領は解任(2007/02/16)
【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は15日、イワノフ副首相(54)の国防相兼任を解き、第1副首相に昇格させる大統領令に署名した。イワノフ氏はメドベージェフ第1副首相と並ぶ大統領の有力後継候補。イワノフ氏がメドベージェフ氏と政権内で同格に立ったことで、来年3月の大統領選に向けて後継レースが激しさを増すものとみられる。後任の国防相にはセルジュコフ連邦税務局長が起用された。
政府系企業が有力紙コメルサントを買収 ロシア(朝日 2006/08/31)
ロシアの有力紙
コメルサントは31日、同紙がロシアの鉄鋼大手メタロインベストのオーナー、ウスマノフ氏に約3億ドル(約350億円)で買収される、と発表した。
コメルサントはこれまでグルジアの実業家がオーナーで、中立的な立場からプーチン政権に批判的な記事も掲載する数少ない新聞だった。ウスマノフ氏は政府系の天然ガス独占企業ガスプロム系列の投資会社の社長を兼ね、政権要人との関係も深いだけに、編集方針の政府寄りへの変化を心配する声も強い。
ロシアではプーチン政権の発足とともに、政権に批判的な新聞やテレビが政府の影響下にある企業に買収され、報道内容が大きく変化する事態が続出。有力紙イズベスチヤや民間の独立テレビもガスプロムの傘下に移っている。
コメルサントは、プーチン政権と対立して刑事訴追され、英国に亡命中の実業家ベレゾフスキー氏の支配下にあったが、今年2月に同氏と親しいグルジアの実業家に売却されていた。
チェチェン大統領選、クレムリンが露骨な対抗馬降ろし(2003/09/13)
【モスクワ=古本朗】ロシア・チェチェン共和国の大統領選挙(来月5日投票)が、クレムリンの露骨な対抗馬降ろし工作で官製候補アフマト・カディロフ暫定行政府長官(52)の独走態勢となった。
清廉な政治家として信望を集めるアスランベク・アスラハノフ候補(61)(連邦下院議員)は長官にとり最大の脅威だったが、11日に突然、立候補を撤回した。前日にプーチン大統領から電話で補佐官就任を要請され「断り切れなかった」(ニュース・サイト「ガゼータ・Ru」)という。
実業家マリク・サイドラエフ候補(38)は同日、選管への届け出書類の不備で候補者登録を取り消された。手続き上の「不備」を口実に目障りな候補者を外すのは「クレムリンの常とう手段」(政界筋)だ。
有力対抗馬が姿を消し、残る7候補は弱小。事態は、選挙を紛争終結の切り札とみなすプーチン大統領の思惑通りに進んでいる。
(毎日新聞) - 2月11日1時6分更新
関連項目
最終更新:2014年03月25日 07:43