アクムラド・レジェポフ(1948年~)
ほぼ17年間に渡って、トルクメニスタン初代大統領
サパルムラト・ニヤゾフの警護の長を務め、「灰色の枢機卿」の仇名を得ていた。2007年5月15日、解任。
経歴
ソ連国家保安委員会(KGB)高等学校を卒業。1980年代末、トルクメン・ソビエト社会主義共和国共産党中央委員会附属KGB特別委任将校。1991年、トルクメニスタン独立後、特務機関の地位と捜査活動権を有する大統領警護庁が創設され、レジェポフがその長官に任命された。1993年、少将、その後中将に昇進。ニヤゾフ暗殺未遂以後、一時降格されたが、間もなく中将に復帰した。
レジェポフは、トルクメニスタンの戦力機構内に送り込んだ。ニヤゾフ死去時、国防省と内務省は、職業軍人と民警官ではなく、大統領警護庁出身者が就いていた。元国家保安委員会議長
ムハメッド・ナザロフは、レジェポフの更迭を試みたが、逆にレジェポフは、ナザロフがクーデターを準備しているとニヤゾフに納得させ、彼を粛清した。
ニヤゾフの急死後、レジェポフは、トルクメニスタンの主要政治家の1人として、
グルバングルィ・ベルドゥムハメドフを大統領に推挙したとされる。別説によれば、レジェポフ自身が後継者になることを欲したが、何らかの理由により、それを欲しなかったか、なることができなかったとされる。
2007年5月15日、「別の業務への異動」と関連して、大統領警護庁長官を解任。同年4月、ベルドゥムハメドフは、業務不十分を理由に、内務相
アクマメド・ラフマノフを解任している。
最終更新:2007年05月19日 21:28