アブハジア共和国の国家独立に関する法令

アブハジア共和国の国家独立に関する法令


アブハジア国家は、1200年の歴史を有する。数世紀もの間、アブハジア国民は、その独立のために戦ってきた。

ソ連崩壊プロセスの開始と共に、アブハジア国民は、その失われた国家独立の復活のための闘争を強化した。1990年8月25日のアブハジア最高会議による「国家主権に関する宣言」の採択は、その復活への第一歩だった。グルジア当局の主導により起こったアブハジアとグルジア間の国法関係の断絶と、これに引き続く1992~93年のアブハズ・グルジア戦争は、法律上かつ事実上のアブハジアの独立をもたらした。

1994年11月26日にアブハジア共和国最高会議により採択されたアブハジア共和国憲法は、既に建国された独立国家、アブハジア(アプスヌィ)共和国の法的手続だった。

1999年10月3日、アブハジア共和国において、現行憲法への市民の態度に関するレフェレンダムが行われた。レフェレンダム実施日現在、アブハジア領土には、219,534人の投票権を有する市民、言い換えれば、戦前の選挙人数の58.5%が居住していた。投票には、戦前の選挙人の過半数である選挙人名簿に載せられた市民の87.6%が参加した。投票者の97.7%が、現行憲法を承認した。

憲法及び全国民投票(レフェレンダム)に関するアブハジア共和国法に従い、国民主権は、アブハジア共和国における国家主権の基盤であり、国民は、レフェレンダムにより直接、又は代表者を通して、その権力を行使する。このようにして、アブハジア国民は、国際法の主体たる主権、民主、法治国家の建設を継続し、国際共同体によるその承認を獲得するその決意を確認した。

国民の意志に基づき、我々は、アブハジア共和国の国家独立をもう一度確認し、宣言する。

世界人権宣言、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約、市民的及び政治的権利に関する国際規約、その他公認の国際法により規定された権利と自由は、アブハジア共和国の憲法体制の主要な基盤の1つである。

アブハジア共和国は、平等、平和、善隣、領土保全及び主権の尊重、内政不干渉、その他の国家間の政治、経済及び文化協力の公認の原則に基づき、他の国家との関係を構築することを意図する。

これに立脚して、我々は、自由な民族自決権に基づきアブハジア国民により建国された独立国家を承認するよう、国連、OSCE、世界の全ての国家に訴える。

アブハジア共和国大統領V.アルジンバ
アブハジア共和国国会議長S.ジンジョリヤ
アブハジア共和国国会代議員
最終更新:2008年09月25日 20:18
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