南オセチア紛争5日目(8月12日)

南オセチア紛争5日目(2008年8月12日)


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以下、時間はモスクワ時間。

時間 出来事
0031 グルジア首相ウラジーミル・グルゲニゼによれば、ロシア軍は、ポチ領域に進入した。彼の言葉によれば、奪取の際に犠牲者はなかった。
0051 ロシア国防省、ロシア軍のポチ進入に関する報道を否定。代表の言葉によれば、「斥候が短期間市内に滞在したが、既に離れている」。
0056 西側、南オセチア紛争に関する決議案を準備。文書は、国連安保理の会議に提出される。
0117 ニューヨークで、国連安保理の定例会議始まる。会議において、フランス外務省は、即時停戦、負傷者への医療援助提供、紛争地帯からのグルジア及びロシア軍の撤退を提案する決議案を提出した。
0124 ブッシュ大統領によれば、ロシアは、グルジアから即時撤退しなければならない。
0156 米国務省、グルジアから170人のアメリカ人を疎開。
0211 サアカシュヴィリのHPを保守するアメリカのTulip Systems社は、ロシアのハッカーによるサイト攻撃に対抗中。
0224 アメリカ、グルジアへの人道援助に25万ドルを割り当てる。
0355 駐国連ロシア全権代表ヴィターリー・チュルキンの表明によれば、ロシアは、フランスが準備した文書を受け入れない。
0434 行方不明になっていた「エクスペルト」誌の写真記者ヴャチェスラフ・コチェトコフと「ルースキー・レポルテル」の記者イーゴリ・ナイジェノフが、ツヒンヴァリのロシア平和維持軍のキャンプで見つかる。
0604 アブハジア国防省によれば、アブハジアは、コドリ峡谷からのグルジア軍圧迫に関する作戦を開始。
0751 南オセチア外務相ムラート・ジオエフの言葉によれば、まだ市内のどこかで銃声が聞こえるが、総じて、徐々に情勢は正常化しつつある。
0756 アブハジア外務相セルゲイ・シャムバによれば、ロシア兵は、コドリ峡谷での戦闘行動に参加しない。
0829 アブハジア軍、コドリ峡谷上流部に進入。
0918 ニコジ村掃討時、10人がグルジア軍の射撃を受けた。ツヒンヴァリ郊外の迫撃砲による砲撃時、民間人2人が負傷した。
0949 グルジアは、グルジアの都市の大量奪取について報道し、西側の不作為に対して失望を表明した。
0950 セルゲイ・シャムバ外務相は、グルジアが軍を保有することを禁じるよう、国際社会に訴えた。
0951 8月12日早朝、人道援助を積んだ縦隊が北オセチアのアラギルから出発。
1000 連邦手配中のスリム・ヤマダエフ、部下と共に南オセチアで戦う。
1015 ロシア軍、ツヒンヴァリから20kmの地点で戦闘。
1015 バガプシュ大統領、アブハジア軍が数日以内にコドリ峡谷東部(グルジア側)に対する支配を確立すると約束。
1120 アブハジア軍、コドリ峡谷東部でグルジア部隊を包囲。チハルタ村に、250人から成るアブハジアの上陸部隊が上陸。グルジア部隊は、これに抵抗し、射撃戦が行われている。
1121 ロシア機、ゴリを爆撃。数人が負傷。
1135 FSB、グルジア対外情報庁の副局長を拘束。FSBの主張によれば、拘束された諜報員は、南オセチアの軍人と大統領に関する情報を収集していた。また、グルジアのエージェントには、ロシア南部で地下運動の組織の疑いもある。
1154 トビリシで、ウクライナ、エストニア、リトアニア、ポーランドの大統領4人が緊急会談する。その1人、トーマス・ヘンドリック・イリヴェスの言葉によれば、彼らは、「現地の状況を確認し、グルジア民主政府の支持を誇示する」ことを欲している。
1201 米軍司令部は、8月8日昼のロシア軍の南オセチア投入の整然さと迅速さに驚かされた。
1201 ロシア外務相セルゲイ・ラヴロフの表明によれば、現グルジア指導部を信頼できないため、ロシアは交渉プロセスのアプローチを変えざるを得ないだろう。
1201 ロシア外務相の意見によれば、8月8日~11日の事件以降、グルジア平和維持軍は南オセチア領内に存在してはならない。
1210 ロシア外務相によれば、ロシアは、紛争地帯での停戦に関するEC及びSCEの提案を支持する。この際、ロシア側は、提案の一連の条項の完成を要求する。
1215 アブハジア軍、コドリ峡谷東部(グルジア側)の行政の中心地、アジャラ村でアブハジア国旗を掲揚。
1217 ロシア、ソチ近海の沿岸警備艦艇を強化。その外、ソチ方面には、アブハジアでの作戦と関連して、無人機を含む国境航空隊が活動している。
1231 グルジア議会代議員ゲオルギー・ガバシュヴィリの主張によれば、ゴリ爆撃の際、記者団が負傷した。
1300 メドヴェージェフ大統領、紛争地帯での平和強制作戦の終結を布告。メドヴェージェフの考えによれば、作戦目的は達成され、平和維持軍と民間人の安全が保障され、「侵略者は処罰」され、侵略の火元が鎮火された。
1300 アメリカ、ロシア側が要請していた8月12日の露・NATO緊急会議を凍結。NATO附属露全権代表ドミトリー・ロゴージンの言葉によれば、これは、手続き上の問題に対するNATO代表団間のコンセンサスの欠如によるものである。
1301 グルジア国家安全保障会議書記アレクサンドル・ロマヤの表明によれば、ロシア機がアゼルバイジャンからトルコへの石油輸送用のバクー-トビリシ-ジェイハン石油パイプラインを爆撃。
1302 ロシア外交官、紛争に対する見解の不一致にも拘らず、アメリカ及びNATO諸国との対話を継続。
1320 ロシア連邦軍参謀次長アナトーリー・ノゴヴィツィンの表明によれば、ロシア兵は、停戦後もグルジア領土で偵察を継続。
1321 正午頃、トビリシ郊外で5度の爆発が発生。事前情報によれば、これは、空港及び航空機工場地区で起こった。
1340 ロシア軍の主張によれば、紛争地帯での軍事作戦において、ロシア側は、高精度兵器を使用した。
1340 ロシア軍、グルジア西部、セナキ市近隣の空港と在アブハジア平和維持軍の担当地域内の全居住区をを支配下に置く。
1349 ロシア諜報部は、グルジア軍の紛争地帯からの撤退を確認していない。
1350 ロシア連邦軍参謀次長アナトーリー・ノゴヴィツィンの表明によれば、ロシア軍は、バクー-トビリシ-ジェイハン石油パイプラインを爆撃していない。
1352 グルジア工兵、トビリシ近郊で爆破作業。グルジア内務省の情報によれば、これは、ロシア機がヴァジアニ軍事基地に投下した不発弾の処理と関係している。
1355 ロシア・グルジア国境の検問所「ニジニー・ザラマグ」(北オセチア)において、武器・弾薬をロシアに搬入しようとした5人を拘束。
1400 ロシア連邦軍参謀本部によれば、南オセチアへの国際監視団の派遣に関する決定は、世界共同体の手に委ねられているが、地域情勢は緊張したままであり、紛争地帯でのいかなる発砲も、エスカレーションをもたらし得る。
1410 ロシア連邦軍参謀次長アナトーリー・ノゴヴィツィンによれば、グルジア軍の南オセチア奪取作戦の名称は「開豁地」。
1424 モスクワを訪問したサルコジ仏大統領は、メドヴェージェフ大統領との会談において、停戦の正確な期日を定める必要性を表明。
1436 NATO、特別会議において、グルジアへの軍事援助提供問題を審議。
1445 グルジア首相ラド・グルゲニゼの表明によれば、ロシアの軍事作戦停止の証拠が必要である。
1455 ココイトゥイ、メドヴェージェフの停戦に関する決定を支持。
1516 グルジア当局、住民にロシア兵と接触しないように要請。
1516 グルジア当局によれば、ロシアの作戦停止にも拘らず、「占領軍を残すため、グルジアに対する軍事行動が継続されている」。これについては、グルジア再統合問題相テムル・ヤコバシヴィリが語った。
1539 ロシア連邦軍参謀次長アナトーリー・ノゴヴィツィンの表明によれば、ロシアにはグルジア兵捕虜はいない。その代わり、ロシア軍には、「自部隊を離れ、自発的に投降したグルジア兵」が存在する。
1556 ウクライナ、グルジアへの人道援助に600万ドルを割り当てることを決定。
1556 ロシア検事総長ユーリー・チャイカは、南オセチア戦争の調査のために国際裁判所の設置が必要だと考えている。検事総長の意見によれば、「ハーグの国際刑事裁判所にも十分回されるだろう」。その間、戦闘行動の被災者の援助ため、ロシアの検察官が南オセチアに派遣されている。

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最終更新:2008年10月19日 18:03
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