ネットワーク方式
データ通信システム
<1.データ伝送とデータ通信>
①データ伝送・・・電気通信によってある地点からある地点へデータを転送すること
②データ通信・・・プロトコルによるデータ伝送を行い、データ処理を行うこと
③モデム・・・アナログ回線の場合に使用され、直流信号を交流信号に変換したり逆にしたりする装置(ディジタルの場合もアナログ回線と通信を行うために使用されている)
④プロトコル・・・コンピュータ間で通信を行う際の通信規約
<2.インターネットへの接続>
①ADSL(非対称ディジタル加入者線)・・・一般のアナログ電話回線を用いたもので送信速度(5M程度)と受信速度(50M程度)が異なる
高速ディジタル伝送方式(ディジタルをアナログにモデムを利用することで変換している)
②CATVインターネット接続・・・CATV用の同属ケーブルや光ケーブルを利用したインターネットサービス
特徴として距離により通信速度の低下がない
③FTTH・・・加入者宅まで光ケーブルを引き込み電話やネットを統合する100Mbpsの高速サービス
メディアコンバータという機材を必要とする
※bpsとはデータ信号速度の単位でビット/秒
<3.ブロードバンドとベースバンド>
①ベースバンド伝送・・・コンピュータから出た信号を変調せずに0と1を表す電圧や光の速度に変えてディジタル信号で伝送
雑音に弱く多重化も不可能 現在ではイーサネットLANで利用されている
②ブロードバンド伝送・・・コンピュータから出た信号を変調して伝送する(アナログ波へ)
多重化が可能で大量のデータを送ることもできる
ADSLやCATVインターネットで利用されている
<4.通信方式と交換方式>
①通信方式
A.両方向同時通信・・・一度に両方送れる
B.両方向交互通信・・・一度に片方しか送れない
C.単方向・・・常に一方だけが送れる
②交換方式
A.回線交換方式・・・電話のように通信のたびに物理的伝送路の設定
B.蓄積交換方式・・・データをためてまとめて伝送
③多重化装置・・・複数の信号線を1本の伝送路に集約(分配も可能)
A.周波数分割多重化装置(FDM)・・・アナログ回線で異なる周波数帯にわけて帯行きごとに搬送波を立てて多重化
B.時分割多重化装置(TDM)・・・ディジタル回線で時間を細かく分けて伝送路を切り替えて多重化
C.波長分割多重化装置(WDM)・・・光ケーブル回線で異なる波長の光信号で伝送を多重化
B.符号分割多重化装置(CDM)・・・同じ周波数を利用するユーザに識別符号をつけて区別して多重化
最終更新:2011年07月06日 13:38