学生が考える人材・職種との関連
① システムは顧客やメンバーと共に長期間に渡って作り上げていくものであり、そのためにはシステムを作る能力はもちろん、コミュニケーション能力の必要性も高いと思う。なぜなら、何か一つのことを複数人で達成するためには自分と意見や主張の異なる人が存在してくるのは当然であり、お互いの主張をよく聞いて目的のためにより良いシステムを考えていくことが重要であるからだ。
また、仕事を続けていく中でシステム開発のリーダーになることもあるかもしれない。つまり、メンバーをまとめていくリーダーシップ性が必要だということだ。リーダーとしてのメンバーからの信頼も大切だが、メンバーのモチベーションを保ったり、スムーズに仕事を進めるためにも、一人一人の特徴・個性を把握し、それぞれの能力をできるだけ発揮できるように仕事を割り振ったりする必要がある。
② システム開発をするシステムエンジニアは、臨機応変な対応が求められる。それは開発したシステムを多くの人が利用していくことで、様々な問題が発生していくからである。たとえばソーシャルネットワーキングシステムを開発した場合には、そのネットワークを犯罪に使われてしまうことや、逆に犯罪に巻き込まれてしまう場合も考えられる。また多くの人がさまざまな目的で利用することが考えられるので、様々な改良してほしい点や不具合も見つかってくる。その際に、更に新しいシステムを作り、また不具合を改善した新しいシステムを生み出さねばならない。そのためには、問題を冷静に分析し、整理し、解決や改善するためにどのシステムを修正し、どのシステムを改善しなければいけないのかを見極めなければならない。また、その改善や修正、更には新しいシステムを実行するためには自分のアイデアや技能だけではなく、スポンサーに協力して資金提供をお願いし、また自分の上司に企画を説明し、実行のためのOKをもらうことが必要になる。そのためにもっとも重要になってくることは、スポンサーや上司への「プレゼン」である。自分の考えているシステムをうまく相手に伝え、それを実行しようと思わせるようなコミュニケーション力、更にはプレゼン能力が必要になる。そのために「人前で話すことが得意な人向け」なのだと思った。また、そのプレゼンの範囲が広がっていくたびに、出会う人やプレゼンする相手が変わっていき、社会的地位の高い人々と出会っていくことができる。そうなっていくことで、自分の人脈が広がり、自分のコミュニケーション能力もどんどん高まっていくので、自分を更に高めていくことができる。システムエンジニアとしてシステムを開発し、それをプレゼンして実行するためには、システムを開発する技能だけではなく、それをプレゼンし、スポンサーや上司の承諾を得ることが必要になる。そのためには開発するための技能や知識と同じくらいコミュニケーション能力やプレゼン能力も必要になると感じた。また、開発し実行してからも安心することはできず、新しく出てきた問題や不具合を解決し、新しい要求に応える新しいシステムをまた開発することが必要になるので、そのために問題を冷静に分析、整理する能力も必要になる。
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最終更新:2012年04月20日 13:57