19.経営戦略マネジメント

人材・職種との関連

① 経営戦略には、コンサルトという職業が関連している。
株式会社アイ・ティ・イノベーションの竹内博樹さんは大規模プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメントや、IT部門の組織改革など、幅広くコンサルティングを手掛ける。竹内さんは、「どのようなミッションを行うにしても、その仕事を行うことに何らかの価値がなければいけないと考えている。なぜなら、価値がなければ個人や企業の存在意義がなくなるうえに、労働の対価を得ることもできなくなるからである。」と、述べている。
つまり、コンサルトは仕事を行う上で企業がいかにして存在するのか、また、生き残っていくのか、ということに価値をおいて経営戦略を考えているのである。
また、アクセンチュア株式会社の吉平栄一さんは、企業経営における全体最適化、情報化投資のコンサルティングなど、CIOの知恵袋として経営の立場から助言を行う業務を実施している。 吉平さんは、「顧客の要望だけを聞くことが正しいのではなく、当初の目的に立脚し、本来必要なものは何なのかを考え提案していくことが求められる。コンサルタント職は結果が出るまで一定以上の時間がかかる業務である、」と述べている。
つまり、顧客の要望に応えつつ、企業の方針からぶれない経営戦略を考えているのである。
この2人に共通する点は何よりも企業の発展を目指した経営戦略をしているということである。そういった土台があってこそ、顧客の要望に応えることができるのである。そこには、仕事にあたる上で何事にも価値を見出して、長い時間をかけて熟考して取り組む姿勢が大切なのだとわかった。


② 吉村さんは、開発フレームワークの構築・オフショア案件のプリッジSEを経験し、その後コンサルタント職に転身、企業経営における全体最適化、情報化投資のコンサルティングなどや、CIOの知恵袋として経営の立場から助言を行う業務を行う仕事をしている。つまり、会社の経営方針や、経営に直接影響を及ぼす立場にある。そのような立場にいる以上は日々のプレッシャー、結果がすぐにはでない不安感など を感じる。吉村さんは、このような仕事を成し遂げていく為に「意地」と「プライド」の二つを兼ね備えている。顧客に対するプレッシャー、自分のプライドを保つためのプレッシャーなどの日々のプレッシャーを乗越え、精神的・肉体的に辛い環境のなかで何に対してもやりきる力を持つ。また人間としての魅力を持つこと、つまり共に仕事をしたいと思われるような人間性を持つことも重要だ。このような性格や意思があるのでコンサルト職で仕事をしていけると思った。

③ 経営戦略という言葉にはいろいろな定義づけがなされており、ひとつに特定されていない。端的に言ってしまえば、企業が他社との競合のなかで、どのように立ち回り自社を成功に導くかということだと思う。
経営とはその会社の理念に関わってくるだろうから、経営責任者すなわち社長や重役にその責務があるといえるだろう。よって、経営戦略に携わる者には、他社や社会状況などの膨大な情報を理解し、処理することのできる能力が求められていると思う。また社員たちを導けるリーダーシップも必要であろう。そのような能力を兼ね備えた人材がこういった職種に求められ、これらが経営戦略マネジメントに深く関係しているといえる。
さらには現在、企業間における競争の激化、企業の新方面に対する商品やサービスの参入、技術の進歩による更なる新商品や新サービスの開発やそれに伴うコストや生産体制の変化など、多くの目まぐるしい社会状況の変化が起きている。また、商品の種類によっては外注などアウトソ-シングに頼る場合もある。これらの多様な状況にスムーズに対応できるスキルも求められていると思う。新商品や新サービスに関する最近の動向といえば、テレビの地上波受信に対するデジタルテレビの普及が記憶に新しいだろう。いわゆる地デジの普及に際して各企業は生産や計画など順応するのが自然だったであろうし、他企業と差をつけ競合に勝利するためのオリジナルの機能、サービスの開発にも余念がなかったであろう。新技術などにも目を向けていたことは間違いないと思う。
このような例のように、社会の変化に応じて、それに機敏に反応し適切な対応をとることによって成功しているのが現在の大企業であると思う。自企業の経営理念、スタンスを崩さずに新しいものから目をそむけずに自社の利益のために取り入れて成功していくことこそが理想的であり、それを実現することができる、または準ずる行為ができる人が経営戦略をとるうえでの重要人物といえるだろう。以上のような記述が、経営戦略マネジメントと関連がある人材像、職種であると思う。
 **参考文献**

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最終更新:2012年04月20日 13:56
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