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経営>銀行 - (2011/03/26 (土) 01:35:47) の最新版との変更点
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#CONTENTS
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** 【link】
「月刊FACTA」(2009/10/2)◆「新生・あおぞら」銀行合併はご破算か
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091002-00000000-facta-bus_all
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2009/08/31)限界集落化に歯止めをかけろ! 「ニッポンの団地」を全解剖
http://web.diamond.jp/rd/m430159
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2009/09/09)金融マンのボーナスをどうしたらいいのか?
>過大なリスクテイクを誘引しバブル発生の原因になったとして、金融マンの
>報酬制度が批判されている。急所を突いた指摘もあるが、金融マンの報酬を
>抑えたとしても、現実にはバブルは起こり得る。どうすればよいのか?
http://web.diamond.jp/rd/m435444
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2009/10/21)返済は金利のみで元本は猶予 振興銀が開発した新商品の評判
http://web.diamond.jp/rd/m469166
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2009/11/09)ゆうちょ銀行トップに囁かれる芳しくない“過去”
http://web.diamond.jp/rd/m487368
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/01/06)【山崎元のマネー経済の歩き方】危ない金融商品セールス4つの特徴
http://web.diamond.jp/rd/m1168228
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/01/26)競争力の観点からもマイナス 金融界の高額報酬が非難の的
英大手銀行のトップは,昨年,ボーナスの受け取りを辞退した.今年は
業績回復を受けて,高額の報酬を経営者,幹部社員に払う方針を示している
大手行が増えている.それに対して,英世論は烈火のごとく怒っている.
http://web.diamond.jp/rd/m1210170
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/02/08)国債の格下げ観測で忍び寄る銀行の新たな危機の火種
http://web.diamond.jp/rd/m584746
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/07/01)新体制人事に内部から不満 暗雲漂う新生銀行の船出
http://web.diamond.jp/rd/m768993
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/07/12)環境融資で焦げつきが多数発生 幕引き図る三菱東京UFJの責任
>三菱東京UFJ銀行が鳴り物入りでスタートさせた「環境融資室」をひっそり
>と廃止していることが週刊ダイヤモンドの調べでわかった。環境融資といえば
>聞こえはいいが、産業廃棄物処分場やリサイクル企業への融資を中心に、
>トラブルや焦げつきを多数発生させた模様だ。
http://web.diamond.jp/rd/m789936
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/07/26)「サラ金消滅」と「ローン難民急増」の激震 改正貸金業法の完全施行で世の中はこう変わる!
http://web.diamond.jp/rd/m818681
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/09/09)【メガバンク】 欧米に比べて遜色ない自己資本 劣る収益力は国際戦略がカギ
http://web.diamond.jp/rd/m908399
「ダイヤモンド・オンライン」◆(2010/10/05)世界が模索する「新しい資本主義」のあり方とは? 「金融」で「社会問題」を解決する新たな動き
http://web.diamond.jp/rd/m959438
「東洋経済オンライン」(2010.1.7):国と証券会社が勧誘、増資が相次ぐ地銀の事情
>資金需要がないのにどうして増資?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100107-00000000-toyo-bus_all
「東洋経済オンライン」◎(2010/05/13)郵貯膨張!――日本郵政はどこへ向かうのか vs.民間の百年戦争時代に逆戻り
http://www.toyokeizai.net/ad/ml/100519/no04.htm
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** 【質問】 例えば昔の流通量を10として、現在を100とした場合、90だけ増えている事になりますが、この増えた分は、どういう仕組みで市場に出回るのでしょうか?
数十年前と今現在では物価が違いますから,当然市場に出回っている紙幣の総流通量というのも違ってきていると思います。
【回答】
銀行が貸出を増やしたためです。
銀行が貸出を実行するとき、融資先の預金口座に入金します。
入金といっても現金が動くわけではなく、融資先の預金口座の残高数値を書き換えてやるだけです。
ちなみに、銀行での仕訳は、
貸出金××× / 預金×××
となっています。
例えば、個人間のお金の貸し借りなどでは、Aさんのお金がBさんに移転するだけで、トータルのお金は増えていませんね。
しかし銀行が融資すると、トータルのお金が増えている,すなわち、銀行が融資を増やすと預金が創り出されるのです。
これを信用創造といいます。
【出典】
経済板,2009/02/11(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/477
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** 【質問】 信用創造をウィキペディアで調べたら、AさんがB銀行に1000円預けたら、B銀行がCさんに貸して、CさんはD銀行に預ける、という様な例が書いてあり、これにより信用貨幣が増加している事になる、と書いてありました。信用貨幣が増える仕組みは解ったのですが、上記の例では実際のお札の枚数としては最初の1000円札1枚のままです。でも数十年前に比べると、流通している実際の1万円札の量が増えていると思うのですが、これはどういう仕組みで増えているのでしょうか?
【回答】
経済規模が拡大したり、物の値段が上がったりすると、決済を行う頻度及び金額が増えますから、現金の実需も増えます。現金に対する需要が増えると、現金の発行残高が以下の経路で増えていきます。
現金は、ご存知のとおり市中銀行で預金を崩して引き出します。
同様に、市中銀行では預金者の預金引き出しに備えて、日銀当座預金を崩して現金を引き出し、店頭に置いておきます。
では日銀当座預金はどうやって増えるのかというと、日銀が市中銀行に貸し出すことで増えるのです.
実際には、貸出ではなく、市中銀行の保有する国債を買い取って資金化する(=日銀当座預金に入金する)といった形になるのですが。
【出典】
経済板,2009/02/12(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/491
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** 【質問】 信用創造により貨幣の量が増えているという事は、銀行や企業や個人の預金や借金や預金を全て足し算すると、今も昔も日銀が最初に市中銀行に貸し出したお金だけの量になるという事でしょうか?
【回答】
企業や個人にとって預金は資産ですが、銀行にとっては負債です。
企業や個人の借入金は、銀行にとっては貸出金という資産になります。
この関係は中央銀行においても変わりません。
日銀当座預金や現金は、市中銀行にとっては資産ですが、日銀にとっては負債であり、これが日銀の保有する資産(主として国債)に見合っています。
このように、お金を債権・債務として捉えると、その貸借は一致することがわかります。
したがって、金融機関を取っ払うと、財の保有を仲介していたお金は消えてなくなり、最終的な財の保有者が直接的に実物資産を保有する状態になります。
すなわち、
(1)個人
(2)企業
(3)金融機関
(4)政府
の4者を連結して、債権債務関係(及び資本関係)を相殺すると、個人が設備や在庫や道路などを保有している形になるはずです。
【出典】
経済板,2009/02/12(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/487
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** 【質問】 日銀当座預金というのは、日銀が決めたある一定の割合以内であれば、市中銀行が自由に取り崩せるものなのですか?
日銀当座預金と言っているのは、準備預金制度によって市中銀行が日銀に預けるお金の事ですよね。
もしそうであれば、「日銀の恣意性を排除できない」というのは、一定の割合以上にある特定の銀行に現金を貸し出してしまう事がありえるという事を指しているのでしょうか?
あと、国債が競争入札という事もしらなかったのですが、同じ国債も、銀行や証券会社によって個人が買う時の値段が違うという事なのでしょうか?
【回答】
そのとおりです。市中銀行は日銀当座預金を現金として引き出すことができますし、為替取引の銀行間決済も日銀当座預金で行います。
例えばA銀行の預金者がB銀行の預金口座へ振込を行う場合などです。
[A銀行の仕訳]
→預金が減って、日銀当座預金も減ります。
預金××× / 日銀当座預金×××
[B銀行の仕訳]
→預金が増えて、日銀当座預金も増えます。
日銀当座預金××× / 預金×××
[日銀の仕訳]
→A銀行の日銀当座預金がB銀行の日銀当座預金に振り替わります。
日銀当座預金(A銀行口座)××× / 日銀当座預金(B銀行口座)×××
市中銀行は預金の流出に対し、銀行間決済のために日銀当座預金を確保しておかなければなりません。
日銀はオペもしくは貸出によってその資金を供給できるわけですが、貸出では個別の銀行毎に対応を変えることが可能です
(言葉は悪いですが、ひいきできたわけです)。
国債は、法人向け(機関投資家向け)と個人向けでそもそも商品性も取扱も異なります。
法人向けは市場で売買でき、市場価格も当然変動します。
個人向けは売買できず、償還前の換金は中途解約の方法によります。
金融商品として見た場合、前者は「債券」ですが、後者はむしろ「預金」に近いものです。
【出典】
経済板,2009/02/19(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/531-532
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** 【質問】 「日銀は4日、金融機関が手元資金をやりとりする短期金融市場に5兆5000億円を供給した」というニュースで、日銀が刷った金について「短期金融市場に供給」とは,具体的にどういうお金の流れなんでしょうか?
【回答】
まず、日銀はお金を刷って資金供給するわけじゃないのですよ。
市中銀行は日銀に預金口座を持っていて、日銀はその口座に入金記帳をする(=数字を書き換える)ことで資金供給や資金吸収をする。
資金供給・資金吸収のオペは、主として債券を介した入札形式で行われる。
例えば資金供給オペの一つである「売り現先」では、
①市中銀行が保有する国債を日銀が(売戻条件付きで)買い取る
②市中銀行の日銀当座預金に国債売却代金が入金される(=資金供給)
となっている。
資金吸収はその逆をやればいいわけだ(売りオペ)。
短期金融市場というのは、銀行間で資金の貸し借りをしている市場で、「コール市場」が代表的。
といっても証券取引所のような物理的な市場があるわけではなく、短資会社という仲介会社を通して,電話でのやりとりで行われている。
日銀はこのコール市場で形成される金利を見ながら、一定の水準に誘導するよう上記のオペを行っている。
例えば、市中銀行で資金の出し手が少ない場合、資金需給が逼迫してマーケットの金利は上昇圧力がかかる。
そこで日銀が資金供給を実施すると,需給が調整されて金利は元の水準に均衡する。
【出典】
経済板,2009/12/05(土)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/926-930
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** 【質問】 12月は他の月に比べて5兆円くらい流通残高が増えますが何故でしょうか?
お年玉がそんなに要るとは思えないのですが。
【回答】
12月は季節的に資金需要期です。
企業は賞与資金を調達するし(銀行も賞与貸出を売り込みます)、何より企業が年末越え資金を厚めに保有する需要があるためです。
年末年始(特に年始から1月末にかけて)は営業日数も少なく、薄商いでキャッシュインが減りますから、これに備えて12月から調達しておきます。
当然、貸出が伸びる銀行としても、短期市場から積極的に資金を調達して備えます。
【出典】
経済板,2009/02/11(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/480
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** 【質問】 日本のメインバンクは企業の経営効率を高めたか?
【回答】
「日本型経済システム:再訪」研究会報告書 概要」(http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk056.htm)の「2 .報告書の概要 ( 3) 日本型金融システム(メインバンク)」によれば
>日本のメインバンクは、取引関係を通じて融資先企業の経営をモニターし、経営者を規律づけることにより企業の経営効率を高めたとされていたが、実証分析の結果からは有意な証拠は発見できない。また、企業経営の効率化に貢献したのは、高い負債比率によるものであり、「メインバンクによる規律」は、70年代においても確認できない
また、メインバンクは日本特有かというと
>メインバンクにはドイツなどでもみられ、日本固有のものでもない
また、発表年月は2,002年6月であることに留意する。
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** 【質問】 「メインバンクにはドイツなどでもみられ、日本固有のものでもない」とありますが、ドイツのメインバンクはどんなものですか?
【回答】
「平成11年度版通商白書」の「第2章 深化する世界経済のグローバル化と通貨・経済危機の広がり 第2節 グローバル化の下での日本の産業金融の現状と課題 1. 先進各国の産業金融の現状 」(http://www.chusho.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/H11/03-02-01.html)によれば、ドイツではハウスバンク制と呼ばれています。この白書によれば
>ドイツの銀行は企業との関係が非常に強く,その関係はハウスバンク(Hausbank)制として指摘されている。ハウスバンク制は,長期的な取引関係やオールファイナンス(すべての金融サービス)等各主体によってその解釈は多様なものとなっている。ただ,その意味するところは日本のメインバンク制と同様に,情報の非対称性の解消により,顧客はより良いサービスの享受を,銀行は企業に対するモニタリング能力の強化をそれぞれ可能にし,双方に経済的メリットを発生させることにある。さらに,ドイツではそのモニタリングを補完し,企業のガバナンスを強める制度として銀行の寄託株式議決権代理行使,監査役の派遣,銀行の資本参加がある。
>ドイツにおいても,取引先企業が経営危機に陥った場合は合理的範囲内で一定の財務面での支援をするといわれているが,日本のメインバンク制のように新たに役員を派遣して経営を建て直すといった措置を講ずることはないといわれている。
>しかしながら,こうしたハウスバンク制も近年では若干の綻びがみられるようになってきた。大企業は近年のグローバル化,情報化の進展に伴う金融サービスの多様化により,ハウスバンク一行と付き合うわけではなく,その案件に応じて取引銀行を選択するといったマルチバンクを指向する傾向にあるといわれている。また,銀行,特に3大銀行は投資銀行業務と国内商業銀行業務との両立を図り,全体の収益性を高めていくために,顧客企業の株式(持ち合い株式)の保有を低下させる傾向にあるといわれている。
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** 【質問】 日本のメインバンクは今後どうなると思いますか?
【回答】
「日本型経済システム:再訪」研究会報告書 概要」(http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk056.htm)の「2 .報告書の概要 ( 3) 日本型金融システム(メインバンク)」によれば
>今後はメインバンクの金融仲介機能の役割はますます低下するが、中小・零細企業では伝統的なメインバンク関係が機能し続けるとし、また、メインバンクには創業過程のベンチャービジネスの資金供給を支える役割も期待されている。
また、発表年月は2,002年6月であることに留意する。
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** 【質問】 貸し渋りを行うと、法定準備預金が上がるので,貨幣乗数は下がるというのは理解できますが、マネーサプライ=貨幣乗数×ベースマネーであり,法定準備預金があがるのでベースマネーもあがり,貸し渋りを行うからと言ってマネーサプライが増えるか減るかは一概に言えないと思うのですが、いかかでしょうか?
【回答】
貨幣乗数に関係なく、貸し渋りが起こると(銀行貸出残高が減少すると)マネーサプライは減少します。
銀行が貸出を実行するとき、融資先の預金口座に入金します。
入金といっても現金が動くわけではなく、融資先の預金口座の残高数値を書き換えてやるだけです。
ちなみに、銀行での仕訳は、
貸出金××× / 預金×××
となっています。
例えば、個人間のお金の貸し借りなどでは、Aさんのお金がBさんに移転するだけで、トータルのお金は増えていませんね。
しかし銀行が融資すると、トータルのお金が増えている。
すなわち、銀行が融資を増やすと預金が創り出されるのです。
これを信用創造といいます。
逆に、貸し渋りなどで貸出残高が減少すると(返済されると),預金も減少するわけです。
【出典】
経済板,2009/11/23(月)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/850-857
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** 【質問】 企業は,担保の不動産が資産デフレで暴落していても,信用保証協会に保証料を払って保証人になってもらえば,担保無しで資金調達できますか?
【回答】
BIS規制があるから,融資が自由にできるわけでは無いのです.
さらにいうと,銀行には,以下の問題点があります.
・リスクの合理的評価を可能とする基礎データが蓄積されていない
・商行為単位の与信を行う情報インフラが存在しない
・信用リスクに対する非合理な過剰反応により,中小企業与信のクレジットクランチを加速させ,結果として信用リスクを増大させてしまう(債権譲渡の負のイメージ)
・中小企業向け与信の迅速かつ低コストな事業リスク審査能力が不充分
・既存の融資債権等の証券化市場が未成熟のため,BIS規制にともなう制約された与信枠の有効利用ができず,中小企業向けの与信リスク負担能力が弱体化している
・自己資本を有効利用するための,融資債権流動化市場が未整備である
ついでに,被与信側(中小企業等)の問題点も挙げておくと,
・自社の優れた信用情報を資産として活用するノウハウが無い
・与信側の合理的なリスク審査を可能とする自社の情報公開ができない
・リスク・リターンのトレード・オフを理解していない
・信頼性のある商行為単位の情報提供ができない
・事業継続についての客観的なリスク予測ができない
#right(){(政治金融板,2001/11/14)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10037/1003770872.html)}
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** 【質問】 被与信側が,一致団結して,大掛かりな直接金融システムを作ることが,将来の日本のためになるのでは?
そのためのIT革命ではなかったのだろうか?
銀行に頼ること自体,ナンセンス.
早いところ,いらない銀行を潰してしまったほうが将来のためによい.
【回答】
直接金融システムを整備する事には大賛成です。
しかし世界を見渡してもわかるように.銀行を中心とする間接金融が不要となるわけではありません。
直接金融で全てをまかなうのは,非現実的だと思います。
ところで不思議に思うのですが、間接金融の役割が今後縮小するとしても、何故「銀行を潰してしまったほうがよい」のでしょうか。
多くの銀行を競争させた方が,預金者にとっても借り手にとっても有利なのではないでしょうか.
#right(){(dell in 政治金融板,2001/11/14)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10037/1003770872.html)}
** 【反論】 今の一番の問題は,あまりにもいいかげんな理論で,ものすごく膨大な資金が流れていることです.
大多数の大銀行がダメ銀行だから,良い与信をしている銀行までが均等にリスクをかかえてしまいます.
しかも貯蓄する側は,どこがダメ銀行かどうかなんて知る由が無いので,大銀行に預けます.
これがあなたの考えている競争原理ですか?
有名無実な銀行を残したいのですか?
良質な銀行の条件は,以下の3つだと思う.
・ どのような与信をしたかすべて公開する.
・ 統計学などの客観情報に基づいて与信をする.
・ 与信を決定した者が責任を負う.
今の一番の問題は,あまりにもいいかげんな理論で,ものすごく膨大な資金が流れていることです.
受付の女の子がかわいいというような.どうしようもない理由で何百億というお金が流れるのは,明らかに不合理です.
既存の間接金融でリスクがヘッジできるのなら,それが望ましいのですが,このような状況でそんなことが出来るわけがありません.
間接金融を無くしてしまおうという話ではなくて,良質の間接金融だけを残そうという話です.
#right(){(政治金融板,2001/11/15)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10037/1003770872.html)}
【再反論】
あなたの言うダメ銀行の定義は?
政策が間違っていたために(無理に地価を押し下げたために),結果的に大多数の大銀行がダメ銀行になってしまったのでは?※
また、あなたの揚げる良質な銀行の条件ですが、現実的とはいいかねます。
>どのような与信をしたかすべて公開する
これは、与信を受けた側のプライバシーの問題もあり非現実的でしょう。
もちろん世界でも例がありません。
>統計学などの客観情報に基づいて与信をする
与信は客観情報のみで行うべきものでは本来ありません。
消費者金融でさえ,そんな事はしていません。
#right(){(dell in 政治金融板,2001/11/15)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10037/1003770872.html)}
【反論】
>あなたの言うダメ銀行の定義は?
リスクリターンに関して正当な評価をしないで,結果的に損失を計上している,もしくは,損失を隠している銀行.
顕著な例を挙げると,同じA社の債権でも,中小企業が持っている場合と大企業が持っている場合とでは,リスク評価が違うというのがあります.明らかにおかしいです.
>これは、与信を受けた側のプライバシーの問題もあり非現実的でしょう。
>もちろん世界でも例がありません。
例があるかないかは,重要ではないと思います.
問題は,与信内容についてチェックする機関が無いことです.
与信先の名前を出せば,プライバシーの問題に引っかかる危険が伴いますが,与信者の名前と取引の金額とリターンの量ぐらいならば,公開しても問題は無いと思います.
>消費者金融でさえそんな事はしていません。
アメリカのクレジット会社は,スコア制を導入することによって,日本よりは,客観的な与信をしていますが.
>どういうものを指して「客観情報」と言っているか不明。
それは,与信側が考えることだと思います.
この「客観情報」の選び方をどのようにするかを,与信側は競い合うべきだと考えています.
銀行は,リスクをヘッジする事を商売としているわけだから,それを工夫することで,付加価値を生み出すべきなのです.
#right(){(政治金融板,2001/11/16)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10037/1003770872.html)}
無担保で貸付しろとは言っていない。
土地だけが担保じゃないからね。
銀行の存在意義がすごく薄れてるんだよ、
ある程度淘汰するしかない。
淘汰される仮定でブリッジバンクを作り,税金を投入すれば不況になんてならない。
勿論、旧経営陣の責任も追及する。
存在意義のない不良銀行を存続させても,国民に何の利益ももたらさない。
下手をすると優良企業の貸し剥がしまでしだす不良銀行もあるかもね。
構造不況をバブル崩壊に責任転嫁し、日銀や政府に麻薬を要求してるように感じる。<銀行
ベンチャー企業や中小企業が今必要としているのは、直接金融などのリスクマネー。
インフレ政策や銀行にお金をじゃぶじゃぶつぎ込むことじゃない。
#right(){(政治金融板,2001/11/11)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10036/1003644609.html)}
※ 異論あり.「日本経済史」の関連項目を参照されたし.
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** 【質問】 邦銀や信金が破綻するときの兆候を教えてください.
【回答】
(1)貸し渋りの雰囲気があった場合,そのわけを冷静かつ丁寧に聞き出す.
(2)中で働く金融マンに覇気がない,雰囲気が暗い,自分の会社や上司を悪く言う.そんな雰囲気がないかど,観察してみる.
(3)さまざまな週刊誌などで金融機関に閑する記事を拾い読みをして,各金融機関の不良債権額,貸し倒れ引当額,株価さらに貸し渋りに関する情報収集に努める.
(4)比較的大きな金融機関であれば,自社のディスクロージャー年誌を各支店に備え置きしているので,それを読んで,日ごろどのよのような姿勢で地元の産業振興に臨んでいるのか,いくつかの金融機関同士で比較対照してみるといい.
#right(){(原出典不明)}
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** 【質問】 なんで公定歩合が下がってても,住宅ローンなどはすぐには下がらないの?
1 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/09/26 15:26
なんで公定歩合下げても住宅ローン下げないの?
あれから何日たったっけ?
1日早めたとか言ってたけど
適用期間 平成13年9月3日から平成13年9月30日ご融資実行分
変動金利型 年2.375%
未だにこうなってたら意味ないじゃん。
【回答】
20 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/11/03 13:32
公定歩合が下がっても、銀行全体の資金調達が主に預金からのものなので,預金金利を下げないと無理です.
定期預金が半分以上を占めます.
あるいはそういう資金が銀行間でやり取りされるので、その市場金利が貸し出しレートに響きます。
調達レートに”スプレッド”を乗せたのが1さんの金利ですが、そのスプレッドの中に、人件費やら設備投資やら広告やら+貸し倒れ見込み額(借入人のリスク)+銀行収益が入っているわけです。
定期預金金利と住宅ローン金利を比較すると1.5から2%くらい開きがありますが、小口融資は手間隙かかるため、下げにくいという事情もあります。
ちなみにアメリカのモーゲージなら確か8%は固いと思います。
金利の自由化で、がっちりスプレッドを取るようになり、どう低く見積もっても3%はとってます。
銀行を特殊法人にすると、、、
企業向け貸出金利は下がり、預金金利(高齢者向け)はあがり、結果逆ざやと、特殊法人の非効率を税金でまかなうことになると思います。
#right(){(政治金融板)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1001/10014/1001485568.html)}
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** 【質問】 公的資金の注入を受けた後も,大手銀行の給与が高止まりしているのは何故?
204 名前: これはどうよ? 投稿日: 2001/08/09(木) 17:33
>公的資金(国民の税金)による資本注入を受けた大手銀行の給与が依然として
>高いことが,金融庁が最近まとめた資料で明らかになった.
>中には,経常赤字や最終赤字なのに,経営健全化計画の目標値を大きく超える
>“高給取り銀行”もあり,民主党は「モラルハザードの極みだ」として,
>きょう9日午前,柳沢伯夫・金融担当相に善処を求める申し入れ書を提出した.
>
>全文はこちら http://kabu.zakzak.co.jp/news/kiji/2001080902.html
【回答】
209 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/08/10(金) 13:03
統計操作に騙されやすい人発見.
(たとえば)タイプA(例えば男性社員),タイプB(例えば女性社員)の2種類が同数いた(とする).
給料はタイプAが50万円,タイプBは30万円.
このときの会社の平均給料は40万円だ.
この会社が経営合理化を行い,タイプA,タイプBの両方ともの給料を5万円ずつ下げた.
事務効率化をはかったために,タイプBのような,補助的な仕事をする人間が不要になり,タイプBの社員を3分の1にした.
しかし経営合理化後の会社の平均給料は,40万円と変化していない.
このケースでは人員も給与水準も下げているにもかかわらず,平均給与は変化していない.
これでもし,タイプBの人員を削減したことによって,残った社員の残業代が増加したら,むしろ平均給与は増加することになる.
このパラドックスは,「平均」というものに踊らされるのが,いかに愚かかということを示している.
244 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/08/12(日) 00:46
あと,「平均」が上昇しているわけがもう1つある.
それは新規採用の抑制だ.
従業員の年齢構成が,新規採用の抑制により高年齢化している.
すると,たとえ母集団を男子総合職に限っても,また,個人の給与が下がっていても,「平均」は高くなってしまうのだ.
こんなおかしな統計に,踊らされる方がどうかしているよ.
246 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/08/12(日) 00:51
>>244
だから国民の信頼を回復するためには,年令別の賃金を公表して,国民の批判に耐えられる賃金水準に改める以外にないと思われ.
誤魔化し通せるほど,国民はバカじゃない.
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** 【質問】 日本の銀行員の能力,高いの?
【回答】
265 名前: こういちさん 投稿日: 2001/08/14(火) 12:08
結構高いよ.
普通の会社の平社員が,会社の重役さんたちにアドバイスなんかするか?
平行員でも担当会社の命運握ったりもする.
少なくとも私は,そんなプレッシャーを感じながら仕事をしてる.
問題は方向性だ.
少し言わせてもらうが,不良債権作ったのは銀行員?
銀行員だけじゃないぞ.
借金返さんやつが作ったんだ.
そこんとこ良く考えんと,視点を間違えるぞ.
不良債権なんて本当に,その辺にころがっとる.
サラリーマンの人は,担当の銀行員に自分の会社の分類を教えてもらえ.
教えてくれないとは思うけど.
もし要注意先以下なら,君の仕事が見事に不良債権を作り出してるってことだ.
271 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/08/14(火) 13:18
>>265
>銀行員だけじゃないぞ.借金返さんやつが作ったんだ.
審査の能力がないのに,存在価値があると思っとるのか?
273 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/08/14(火) 13:22
>>271
そうだな,要するに銀行は仕事になっていないということだな.
274 名前: こういちさん 投稿日: 2001/08/14(火) 13:24
>>271
君には有るのか?
けつに火のついたやつは,粉飾でも何でもするぞ.
そういうやつが,会社更生法とかで生き残るのが許せないんだ.
あほな土建屋が,債務免除で生き残ってるだろ?
そういったツケは,あなたにも来てるんだぞ.
276 名前: こういちさん 投稿日: 2001/08/14(火) 13:30
不良債権の回収で,汚れと渡り合ってみな.
生きた心地がしねえぞ.
280 名前: こういちさん 投稿日: 2001/08/14(火) 13:50
競売物件を処理しようとすれば,もちろん競売逃れするためにいろいろ妨害するやつもいる。
占有屋とか、賃借権打ったりするやつがいる。
そんなのを調べて追い出しにかかると,ヤ○ザがからんだりしていて,変につつくとプライベートでも嫌な思いをするときがある。
そういう体験は,この仕事ならではだと思うぞ。
283 名前: 名無しさん@周年 投稿日: 2001/08/15(水) 03:55
↑の例じゃないけど、いいとこ取りの小学生みたいな銀行員の言い分って,うんざりするな・・・
正直,金出して貰ってなければ,銀行員の助言なんて無視できるんだろうけど、スポンサーの希望は聞かなくちゃならないからね・・・。
しかし、口出しする株主は,損が出た場合、自分の資産の目減りという責任を必然的に取らされるが、銀行は何か責任取ったのだろうか?・・・・
株主の場合に当てはめると,銀行の責任は債権放棄ってことになるのだろうけど、金は最終的に国に補填してもらってるからなぁ・・・
責任無くても権利ある・・・
ままごとの世界に給料は要らない気がするな・・・。
289 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/08/15(水) 15:37
銀行員の若いのが、金貸し付けたことをいいことに,取引企業に薄っぺらな経営指導してたから,日本企業だめになったんじゃないのか。
経営は人間の問題だよ、アートだよ。
銀行の小僧に経営なんてわからないよな。
銀行も知ったか振りで、日本めちゃめちゃにしてくれたな。
277 名前: 271 投稿日: 2001/08/14(火) 13:37
>>274
なるほど,そういう内容なら分からんでもないが,トップの戦略レベルがまずかったのは確かだろう.
それをバブルと言ってしまえば,それまでだが.
末端を叩いても,筋違いになりそうだしな.
問題は,責任を取らないトップ(役人含む)だな.
280 名前: こういちさん 投稿日: 2001/08/14(火) 13:50
トップは馬鹿ばかりなのは,すごく分かる.
責任とってやめてくれッ!!
291 名前: ちん 投稿日: 2001/08/15(水) 16:56
>>289
君の信条は立派だ。
でも、理想主義的過ぎるね。
君は整理回収機構に行って,不良債権というものの発生メカニズムと回収スキルを勉強したまえ。
それから話をしようじゃないか。
何よりも聞き捨てなら無いのは、何が「人間の問題」だ。
君は人間というものを知ってるのか。
「少なくともおまえより知ってる」なんて,何の根拠も無い答えは期待してない。
それは自分の愚かさ加減を露呈するだけなので,止めたほうが良い。
机上の空論じゃなものを期待するよ。
それに学歴は関係ない。
銀行の取引先には,いろいろな経歴の持ち主がいる。
学歴どうこうで,経営者を格付けすることはない。
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#CONTENTS
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** 【質問】 例えば昔の流通量を10として、現在を100とした場合、90だけ増えている事になりますが、この増えた分は、どういう仕組みで市場に出回るのでしょうか?
数十年前と今現在では物価が違いますから,当然市場に出回っている紙幣の総流通量というのも違ってきていると思います。
【回答】
銀行が貸出を増やしたためです。
銀行が貸出を実行するとき、融資先の預金口座に入金します。
入金といっても現金が動くわけではなく、融資先の預金口座の残高数値を書き換えてやるだけです。
ちなみに、銀行での仕訳は、
貸出金××× / 預金×××
となっています。
例えば、個人間のお金の貸し借りなどでは、Aさんのお金がBさんに移転するだけで、トータルのお金は増えていませんね。
しかし銀行が融資すると、トータルのお金が増えている,すなわち、銀行が融資を増やすと預金が創り出されるのです。
これを信用創造といいます。
【出典】
経済板,2009/02/11(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/477
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** 【質問】 信用創造をウィキペディアで調べたら、AさんがB銀行に1000円預けたら、B銀行がCさんに貸して、CさんはD銀行に預ける、という様な例が書いてあり、これにより信用貨幣が増加している事になる、と書いてありました。信用貨幣が増える仕組みは解ったのですが、上記の例では実際のお札の枚数としては最初の1000円札1枚のままです。でも数十年前に比べると、流通している実際の1万円札の量が増えていると思うのですが、これはどういう仕組みで増えているのでしょうか?
【回答】
経済規模が拡大したり、物の値段が上がったりすると、決済を行う頻度及び金額が増えますから、現金の実需も増えます。現金に対する需要が増えると、現金の発行残高が以下の経路で増えていきます。
現金は、ご存知のとおり市中銀行で預金を崩して引き出します。
同様に、市中銀行では預金者の預金引き出しに備えて、日銀当座預金を崩して現金を引き出し、店頭に置いておきます。
では日銀当座預金はどうやって増えるのかというと、日銀が市中銀行に貸し出すことで増えるのです.
実際には、貸出ではなく、市中銀行の保有する国債を買い取って資金化する(=日銀当座預金に入金する)といった形になるのですが。
【出典】
経済板,2009/02/12(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/491
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** 【質問】 信用創造により貨幣の量が増えているという事は、銀行や企業や個人の預金や借金や預金を全て足し算すると、今も昔も日銀が最初に市中銀行に貸し出したお金だけの量になるという事でしょうか?
【回答】
企業や個人にとって預金は資産ですが、銀行にとっては負債です。
企業や個人の借入金は、銀行にとっては貸出金という資産になります。
この関係は中央銀行においても変わりません。
日銀当座預金や現金は、市中銀行にとっては資産ですが、日銀にとっては負債であり、これが日銀の保有する資産(主として国債)に見合っています。
このように、お金を債権・債務として捉えると、その貸借は一致することがわかります。
したがって、金融機関を取っ払うと、財の保有を仲介していたお金は消えてなくなり、最終的な財の保有者が直接的に実物資産を保有する状態になります。
すなわち、
(1)個人
(2)企業
(3)金融機関
(4)政府
の4者を連結して、債権債務関係(及び資本関係)を相殺すると、個人が設備や在庫や道路などを保有している形になるはずです。
【出典】
経済板,2009/02/12(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/487
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** 【質問】 日銀当座預金というのは、日銀が決めたある一定の割合以内であれば、市中銀行が自由に取り崩せるものなのですか?
日銀当座預金と言っているのは、準備預金制度によって市中銀行が日銀に預けるお金の事ですよね。
もしそうであれば、「日銀の恣意性を排除できない」というのは、一定の割合以上にある特定の銀行に現金を貸し出してしまう事がありえるという事を指しているのでしょうか?
あと、国債が競争入札という事もしらなかったのですが、同じ国債も、銀行や証券会社によって個人が買う時の値段が違うという事なのでしょうか?
【回答】
そのとおりです。市中銀行は日銀当座預金を現金として引き出すことができますし、為替取引の銀行間決済も日銀当座預金で行います。
例えばA銀行の預金者がB銀行の預金口座へ振込を行う場合などです。
[A銀行の仕訳]
→預金が減って、日銀当座預金も減ります。
預金××× / 日銀当座預金×××
[B銀行の仕訳]
→預金が増えて、日銀当座預金も増えます。
日銀当座預金××× / 預金×××
[日銀の仕訳]
→A銀行の日銀当座預金がB銀行の日銀当座預金に振り替わります。
日銀当座預金(A銀行口座)××× / 日銀当座預金(B銀行口座)×××
市中銀行は預金の流出に対し、銀行間決済のために日銀当座預金を確保しておかなければなりません。
日銀はオペもしくは貸出によってその資金を供給できるわけですが、貸出では個別の銀行毎に対応を変えることが可能です
(言葉は悪いですが、ひいきできたわけです)。
国債は、法人向け(機関投資家向け)と個人向けでそもそも商品性も取扱も異なります。
法人向けは市場で売買でき、市場価格も当然変動します。
個人向けは売買できず、償還前の換金は中途解約の方法によります。
金融商品として見た場合、前者は「債券」ですが、後者はむしろ「預金」に近いものです。
【出典】
経済板,2009/02/19(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/531-532
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** 【質問】 「日銀は4日、金融機関が手元資金をやりとりする短期金融市場に5兆5000億円を供給した」というニュースで、日銀が刷った金について「短期金融市場に供給」とは,具体的にどういうお金の流れなんでしょうか?
【回答】
まず、日銀はお金を刷って資金供給するわけじゃないのですよ。
市中銀行は日銀に預金口座を持っていて、日銀はその口座に入金記帳をする(=数字を書き換える)ことで資金供給や資金吸収をする。
資金供給・資金吸収のオペは、主として債券を介した入札形式で行われる。
例えば資金供給オペの一つである「売り現先」では、
①市中銀行が保有する国債を日銀が(売戻条件付きで)買い取る
②市中銀行の日銀当座預金に国債売却代金が入金される(=資金供給)
となっている。
資金吸収はその逆をやればいいわけだ(売りオペ)。
短期金融市場というのは、銀行間で資金の貸し借りをしている市場で、「コール市場」が代表的。
といっても証券取引所のような物理的な市場があるわけではなく、短資会社という仲介会社を通して,電話でのやりとりで行われている。
日銀はこのコール市場で形成される金利を見ながら、一定の水準に誘導するよう上記のオペを行っている。
例えば、市中銀行で資金の出し手が少ない場合、資金需給が逼迫してマーケットの金利は上昇圧力がかかる。
そこで日銀が資金供給を実施すると,需給が調整されて金利は元の水準に均衡する。
【出典】
経済板,2009/12/05(土)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/926-930
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** 【質問】 12月は他の月に比べて5兆円くらい流通残高が増えますが何故でしょうか?
お年玉がそんなに要るとは思えないのですが。
【回答】
12月は季節的に資金需要期です。
企業は賞与資金を調達するし(銀行も賞与貸出を売り込みます)、何より企業が年末越え資金を厚めに保有する需要があるためです。
年末年始(特に年始から1月末にかけて)は営業日数も少なく、薄商いでキャッシュインが減りますから、これに備えて12月から調達しておきます。
当然、貸出が伸びる銀行としても、短期市場から積極的に資金を調達して備えます。
【出典】
経済板,2009/02/11(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/480
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** 【質問】 日本のメインバンクは企業の経営効率を高めたか?
【回答】
「日本型経済システム:再訪」研究会報告書 概要」(http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk056.htm)の「2 .報告書の概要 ( 3) 日本型金融システム(メインバンク)」によれば
>日本のメインバンクは、取引関係を通じて融資先企業の経営をモニターし、経営者を規律づけることにより企業の経営効率を高めたとされていたが、実証分析の結果からは有意な証拠は発見できない。また、企業経営の効率化に貢献したのは、高い負債比率によるものであり、「メインバンクによる規律」は、70年代においても確認できない
また、メインバンクは日本特有かというと
>メインバンクにはドイツなどでもみられ、日本固有のものでもない
また、発表年月は2,002年6月であることに留意する。
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** 【質問】 「メインバンクにはドイツなどでもみられ、日本固有のものでもない」とありますが、ドイツのメインバンクはどんなものですか?
【回答】
「平成11年度版通商白書」の「第2章 深化する世界経済のグローバル化と通貨・経済危機の広がり 第2節 グローバル化の下での日本の産業金融の現状と課題 1. 先進各国の産業金融の現状 」(http://www.chusho.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/H11/03-02-01.html)によれば、ドイツではハウスバンク制と呼ばれています。この白書によれば
>ドイツの銀行は企業との関係が非常に強く,その関係はハウスバンク(Hausbank)制として指摘されている。ハウスバンク制は,長期的な取引関係やオールファイナンス(すべての金融サービス)等各主体によってその解釈は多様なものとなっている。ただ,その意味するところは日本のメインバンク制と同様に,情報の非対称性の解消により,顧客はより良いサービスの享受を,銀行は企業に対するモニタリング能力の強化をそれぞれ可能にし,双方に経済的メリットを発生させることにある。さらに,ドイツではそのモニタリングを補完し,企業のガバナンスを強める制度として銀行の寄託株式議決権代理行使,監査役の派遣,銀行の資本参加がある。
>ドイツにおいても,取引先企業が経営危機に陥った場合は合理的範囲内で一定の財務面での支援をするといわれているが,日本のメインバンク制のように新たに役員を派遣して経営を建て直すといった措置を講ずることはないといわれている。
>しかしながら,こうしたハウスバンク制も近年では若干の綻びがみられるようになってきた。大企業は近年のグローバル化,情報化の進展に伴う金融サービスの多様化により,ハウスバンク一行と付き合うわけではなく,その案件に応じて取引銀行を選択するといったマルチバンクを指向する傾向にあるといわれている。また,銀行,特に3大銀行は投資銀行業務と国内商業銀行業務との両立を図り,全体の収益性を高めていくために,顧客企業の株式(持ち合い株式)の保有を低下させる傾向にあるといわれている。
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** 【質問】 日本のメインバンクは今後どうなると思いますか?
【回答】
「日本型経済システム:再訪」研究会報告書 概要」(http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk056.htm)の「2 .報告書の概要 ( 3) 日本型金融システム(メインバンク)」によれば
>今後はメインバンクの金融仲介機能の役割はますます低下するが、中小・零細企業では伝統的なメインバンク関係が機能し続けるとし、また、メインバンクには創業過程のベンチャービジネスの資金供給を支える役割も期待されている。
また、発表年月は2,002年6月であることに留意する。
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** 【質問】 貸し渋りを行うと、法定準備預金が上がるので,貨幣乗数は下がるというのは理解できますが、マネーサプライ=貨幣乗数×ベースマネーであり,法定準備預金があがるのでベースマネーもあがり,貸し渋りを行うからと言ってマネーサプライが増えるか減るかは一概に言えないと思うのですが、いかかでしょうか?
【回答】
貨幣乗数に関係なく、貸し渋りが起こると(銀行貸出残高が減少すると)マネーサプライは減少します。
銀行が貸出を実行するとき、融資先の預金口座に入金します。
入金といっても現金が動くわけではなく、融資先の預金口座の残高数値を書き換えてやるだけです。
ちなみに、銀行での仕訳は、
貸出金××× / 預金×××
となっています。
例えば、個人間のお金の貸し借りなどでは、Aさんのお金がBさんに移転するだけで、トータルのお金は増えていませんね。
しかし銀行が融資すると、トータルのお金が増えている。
すなわち、銀行が融資を増やすと預金が創り出されるのです。
これを信用創造といいます。
逆に、貸し渋りなどで貸出残高が減少すると(返済されると),預金も減少するわけです。
【出典】
経済板,2009/11/23(月)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/850-857
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** 【質問】 企業は,担保の不動産が資産デフレで暴落していても,信用保証協会に保証料を払って保証人になってもらえば,担保無しで資金調達できますか?
【回答】
BIS規制があるから,融資が自由にできるわけでは無いのです.
さらにいうと,銀行には,以下の問題点があります.
・リスクの合理的評価を可能とする基礎データが蓄積されていない
・商行為単位の与信を行う情報インフラが存在しない
・信用リスクに対する非合理な過剰反応により,中小企業与信のクレジットクランチを加速させ,結果として信用リスクを増大させてしまう(債権譲渡の負のイメージ)
・中小企業向け与信の迅速かつ低コストな事業リスク審査能力が不充分
・既存の融資債権等の証券化市場が未成熟のため,BIS規制にともなう制約された与信枠の有効利用ができず,中小企業向けの与信リスク負担能力が弱体化している
・自己資本を有効利用するための,融資債権流動化市場が未整備である
ついでに,被与信側(中小企業等)の問題点も挙げておくと,
・自社の優れた信用情報を資産として活用するノウハウが無い
・与信側の合理的なリスク審査を可能とする自社の情報公開ができない
・リスク・リターンのトレード・オフを理解していない
・信頼性のある商行為単位の情報提供ができない
・事業継続についての客観的なリスク予測ができない
#right(){(政治金融板,2001/11/14)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1003/10037/1003770872.html)}
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** 【質問】 なんで公定歩合が下がってても,住宅ローンなどはすぐには下がらないの?
1 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/09/26 15:26
なんで公定歩合下げても住宅ローン下げないの?
あれから何日たったっけ?
1日早めたとか言ってたけど
適用期間 平成13年9月3日から平成13年9月30日ご融資実行分
変動金利型 年2.375%
未だにこうなってたら意味ないじゃん。
【回答】
20 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/11/03 13:32
公定歩合が下がっても、銀行全体の資金調達が主に預金からのものなので,預金金利を下げないと無理です.
定期預金が半分以上を占めます.
あるいはそういう資金が銀行間でやり取りされるので、その市場金利が貸し出しレートに響きます。
調達レートに”スプレッド”を乗せたのが1さんの金利ですが、そのスプレッドの中に、人件費やら設備投資やら広告やら+貸し倒れ見込み額(借入人のリスク)+銀行収益が入っているわけです。
定期預金金利と住宅ローン金利を比較すると1.5から2%くらい開きがありますが、小口融資は手間隙かかるため、下げにくいという事情もあります。
ちなみにアメリカのモーゲージなら確か8%は固いと思います。
金利の自由化で、がっちりスプレッドを取るようになり、どう低く見積もっても3%はとってます。
銀行を特殊法人にすると、、、
企業向け貸出金利は下がり、預金金利(高齢者向け)はあがり、結果逆ざやと、特殊法人の非効率を税金でまかなうことになると思います。
#right(){(政治金融板)}
#right(){(http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1001/10014/1001485568.html)}
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** 【質問】 中小企業への貸し渋りの原因は? 亀井静香のいうように銀行が怠慢だから?
【回答】
池田信夫によれば,そうではなく,貸金業法の改正を始めとする金融規制の強化によって、中小企業向けの融資の主力だったノンバンクが崩壊したことが最大の原因だという.
なぜなら中小企業金融というのは、基本的にハイリスク融資であり、かなりハイリターンでない限り、事業としては成り立たないのだが,ノンバンクをサラ金と一緒ににつぶしたことによって、金利の期間構造(短期と長期の金利の相関)にゆがみが生じて、ローリスク・ローリターンの大企業金融と,超ハイリスクの闇金融しかなくなり、まんなかの年利15~30%のミドルリターンのビジネスが成り立たなくなってしまったからだという.
そして,この歪みを是正しないまま,銀行に融資を強制したり、借金を棒引きにさせたりしたら、銀行経営が破綻し、不況はかえって深刻化するだろうと池田は警告している.
詳しくは
http://news.livedoor.com/article/detail/4370038/
を参照されたし.
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