三十八幕 決戦


 時は流れに流れて帝國暦二二年八月二二日。
 ダルフォード大帝国とインビンシブル大帝國の不可侵条約締結よりちょうど七ヶ月後のこの日、大デルフリード帝国とダルフォード大帝国の中部国境周辺に両陣営の軍勢が集結していた。

 過去にザーブゼネ王国というインビンシブル大帝國に取って代わられた国があったが、その国は一○○万を超える軍勢を有していた。
 しかし、それは民衆である奴隷に対する露骨なまでの搾取と国家の指導的立場に立つ人間たちに蔓延した軍国主義のためだった。
 それ故に九条たちがやってきて王国を打倒し、インビンシブル大帝國を建国した時に熱狂的、あるいは狂信的な支持を民衆から得られたのだ。

 そのザーブゼネ王国と違い、大デルフリード帝国とダルフォード大帝国は数○万単位の軍勢しか保有していない。
 それは民衆に対する搾取が少なくともザーブゼネ王国より弱いものであり、また過大な軍備による財政的負担を考慮したものだからだ。
 言うなれば、自国の国力に見合った適切な軍事力、という事だろう。
 特に大デルフリード帝国は民衆の発言力が向上しつつあるため、厳しい税の取立てなどできず、また南方という経済的にまだまだ未発達な地域を領土とするために、数という面での軍事力に大きな不安がある。
 逆に経済的に発展した地域を多く抱え、なおかつ厳しい税の取立てが可能であるダルフォード大帝国は相応の質と量を兼ね備えた軍事力を保有している。

 そして、それはこの戦場に集結した両陣営に大きく現れていた。
 ダルフォード大帝国は総動員すれば約八○万の軍勢を揃えられ、この場に率いてきたのは約三○万人。残りは国境の防衛と反乱が起こった際の鎮圧用に敢えて残してある。
 一方で、大デルフリード帝国は総動員しても約四○万人とダルフォード大帝国の半分しかなく、更にこの場には約一○万人しか存在していない。自国の南端にある『異種族連合共同体』に対する備えと、ダルフォード大帝国の急な軍事行動に対して初動が遅れてしまったせいだ。

 結果、三倍の兵力差で相対する事となる。
 ダルフォード大帝国にとっては断然有利に、大デルフリード帝国にとっては悪夢の如く不利な状況だった。
 ただ、実のところこの状況はそんなに珍しい事ではない。大デルフリード帝国がダルフォード大帝国に対して兵力的に劣るのは過去の戦いにおいても常にそうだった。
 しかし、それを大デルフリード帝国は苦戦しつつも、なんとか跳ね除けてきた。何故ならば兵力的不利を覆す手段が彼らにあったからだ。

 その手段とは、地形の利用と要塞の構築である。
 まず地形の利用であるが、これについて語る前にレイジェンス大陸におけるダルフォード大帝国と大デルフリード帝国の国境地域についても説明しなければならない。
 最初に言っておくと両国の国境は別に何らかの協議によって定められている訳ではない。山や川による自然によって区切られいるのだ。
 それもこの二国の国境は大河と険しい山脈地帯によって分けられており、行き来するルートが非常に限られているのだ。
 そして、大軍が通行可能なルートとなると一つしかない。それが中部国境のこの場所、この戦場となる訳だ。
 この大軍が通行可能なルート『南方の大動脈』と呼ばれている道は周囲を断崖絶壁の険しい山々に囲まれており、その入り口から東のダルフォード大帝国側の方には大平原が広がっている。
 当然、その大平原にはダルフォード大帝国軍が展開している。三○万もの大軍は見るものを圧倒する威圧感をただ存在しているだけで放っていた。

 大体、地形についてはそのような状況である。
 さて、次の要塞であるがこれが特に重要である。
 ダルフォード大帝国側の『南方の大動脈』の入り口から入って少し奥にある、全長数kmの長さの山間の隘路(あいろ)に大デルフリード帝国の関所が設けられているのだ。
 関所と言っても別段通行税を取るための関所ではなく、軍事的な関所……三国志に登場する虎牢関のようなものだ。
 その関所の名前は『塞中関(せきちゅうかん)』と呼ばれており、険しい山に囲まれている『南方の大動脈』を見事に塞いでしまっているのだ。
 ダルフォード大帝国はいつもこれに阻まれている。迂回は出来ないし、かと言って山間の隘路に築かれている以上、兵力の展開できる限界が決まってしまっている。故に、圧倒的物量差があっても、それで押し潰すのは大変難しい。
 更に、その『塞中関』を突破したとしても、その先にはそれを上回る防御力を持つ要塞にぶつかる。
 その要塞の名前は『アムマイン=リュッデル要塞』レイジェンス大陸における最上級の要塞である。
 要塞正面には深く幅の広い堀が作られ、その背後にある城壁は三段式、いわゆる三重城壁である。これを攻略する事は困難を極めると容易に予測できるだろう。
 しかも、ダルフォード大帝国側にしてみれば作られている位置も最悪だ。何せ、ちょうど山間の隘路の出口の部分に築かれているのだから、この要塞攻略時にも兵力の展開できる限界にダルフォード大帝国は悩まされる事になるだろう事は明白だった。
 そして、三重城壁の先には『都市』が築かれている。それもかなり大きなものがである。
 これは補給に関して大デルフリード帝国が大きく有利である事を指し示す。都市から食糧を始めとした物資の供給を期待できるからだ。
 それに兵士たちも都市での休息によって疲れを癒しやすいし、いざとなれば都市の市民を動員する事も出来る。

 以上のように兵力で負けていようとも様々な有利な要素が大デルフリード帝国にはあるのだ。
 それに兵が多ければ多いほど、補給にかかる負担は増大する。それによってダルフォード大帝国軍が撤退を余儀なくされた回数は決して少なくない。
 だが、今回はダルフォード大帝国には秘策がある。それによって今回の戦いがどうなるかは……まだ誰にも分からなかった。



 第四次アムマイン=リュッデル要塞前、塞中関攻防戦――開始。















「鋼鉄騎士団、前進ーーーッ!」

「奴等を血祭りに上げよ! 骸骨騎士団、全軍前進ッ!」

「幻狼騎士団、前へ進めッ!」

「遅れをとるなよ! 狩人弓兵団、後に続けぇッ!」

「天妖魔法兵団、進め進め! 眼にもの見せてやろうぞ!」

 塞中関より少し離れた場所から指揮官たちの合図とともに一斉に……しかし、ゆっくりと隊列を組んで前進していく重装甲の鎧と兜に身を包んだ兵士たち。
 片手に槍を持ち、もう片方の手には盾を持つ。ジリジリと地を這うようにして進んでいく。中には攻城用の長い梯子を抱えた兵士や先端部を鉄で覆った大きな杭を台車に乗せて運ぶ兵士も見受けられた。
 その後方からは皮の鎧で身体を覆いつつ、大型の弓矢を持った兵士やそれと同じ鎧を着た杖を持った兵士が続いた。
 それらの数、合計約三万六○○○人。それが名誉ある先陣を賜ったものたちの総数である。
 相当な数だが、後方には更に膨大な兵士たちが血を滾らせて、今か今かと自らの出番を待ち構えていた。

 そのまま三つの騎士団と二つの兵団は前進を続け、塞中関まであと三○○m程度というところまで進んだ。
 しかし、唐突に『ビュン、ビュン』という音が僅かに聞こえてくると、空から石が降って来た。まるで雨のように。

「石の雨だァッ!」

「全隊散開陣形ッ! 互いに距離をとれぇッ!」

「ぎゃッ?!」

 慌てて戦場に広がる兵士たち。
 それでも石に押し潰されたり、骨を砕かれたりする者は後を絶たない。運のいい者はただ倒れるか軽い怪我だけで済むが、大抵の者は胴体に命中して内臓破裂を起こしたり、石に頭をかち割られたり、首の骨がへし折られたりする。
 胴体に命中して内臓破裂を起こした場合は早急に高度な回復魔法をかけて、後方に輸送すればなんとかならなくもないが、最後の二つは即死である。
 ただ、わざわざ負傷兵に回復魔法をかけに行く余裕が無いものが殆どで、大抵の場合はそのまま命を落してしまう。

 飛んでくる石の重量は最大で一四○kgにまで達するため、中々に威力が高い。勿論、拳大の石が雨のように降ってくるのが殆どだが、それらを避けるか防御するのに手一杯になるのだ。
 そして、これに対する反撃手段である魔法や弓矢は、三○○mではまだ射程外で一方的にやられるしかない。弓矢は少なくとも二五○mまで接近しなければならないし、魔法に至っては更に距離を縮めねばならない。
 だが、そこまで接近するという事は、同時に相手の弓矢や魔法の射程に入るという事に他ならない。更なる被害を受ける事になるのは明白だった。

 しかし、それでも三つの騎士団と二つの兵団は前進する。
 今更後退するのは不可能であるし、それ以上に先陣を賜った事を無意味にするような行いは決して出来ない。
 この戦場にいる全ての者には、己の誇りもあれば意地もあるのだ。それを捨てるなどもってのほかだった。
 それに何より、既に賽は投げられているのだ。最早止まる事無く、進む意外に道は無し。

 ――たとえ、自らの命を失おうとも。

「前進ッ! 前進ーーーッッ!!」

「怯まず進めぇーーーッ!」

「オオーーーッ!!」

 走る、走る。急ぎ敵の懐に潜り込まんとして。
 石の雨は、より一層激しさを増す。倒れる兵士がそこら中に出始める。

 けれども、歩みは止めず、ただ進む。
 自らの誇りと名誉のために、自らの勝利と栄光のために。

 そうこうしているうちに塞中関まであと二五○mというところまで接近する。
 既に敵から矢が飛んできているが、こちらもようやく狩人弓兵団が攻撃可能な距離となった。

「各々、自由射撃ッ! 敵を射殺せぇいッッ!!」

 これが合図となって、射程距離まで接近した弓兵たちが次から次に矢を射る。
 塞中関の上にいた敵の兵士たちがそれに射抜かれて落下するのが確認できた。

 しかし、敵も負けずに矢を射って来る。石の雨に続いて矢の雨だ。
 運悪く重装甲の鎧の隙間に矢が命中して倒れる騎士。軽装の弓兵も矢が何本も刺さって地面に崩れ落ちる。
 唯一、天妖魔法兵団のものだけがそれを高度な防御魔法によって、自分の正面に不可視の壁を作り防いでいる。流石に選び抜かれた精鋭魔法使いだけはある。
 防御魔法は魔力が強く、また相応の知識や強固な精神力が備わってなければ使えないのだ。故に、たとえ貴族であっても手軽に使えるという訳ではない。尤も、矢や拳大の石は防げても一四○kgサイズを始めとした重量級の石には防御魔法を貫かれて潰されているが。

 しばしの間、一方的な石の雨と矢の雨の応酬が続く。
 しかし、そんな状況でも彼らはまだまだ前進を続ける。そして、時間が経過する程に負傷兵が続出する。敵も味方も。
 大地はただひたすらに……そして、貪欲に血を飲み干していく。

 弓兵の援護射撃を背に受けながら接近を続け、騎士団と魔法兵団は塞中関まであと一八○mの地点まで到達。
 この距離は、ようやく互いの魔法の射程内に入った事を意味する。
 所々で爆音が轟き始める。そして、それは戦場における死の音だった。

「塵と変える炎の玉(ファイアーボール)!」

 この大陸で最もスタンダードな魔法が一番よく戦場を飛び交っていた。
 直接当たらなくとも爆発によって敵を吹き飛ばす事ができる『塵と変える炎の玉(ファイアーボール)』は非常に戦争向きな魔法なのだ。
 特に魔力消費量もそれほど高くないために使い勝手が相当いい。これも好まれて使われる要因の一つだ。

「天妖魔法兵団の意地を見せろォーーーッ!」

「ぐあああっ?!」

「騎士の誇りと名誉のためにッ!」

「進めぇッ! 進めぇーーーッ!!」

「グッ、ウオオオオオォォッ!」

 魔法兵団だけでなく騎士団も積極的に魔法攻撃を塞中関に放ちながら進んでいく。
 まぁ、そもそも貴族なのだから騎士団の面々も魔法が使えて当然なのだ。
 ただ魔法兵団の方が威力や命中精度が良いのもまた当然であったが。

 一方で、比較的戦況を有利に進めている塞中関に駐屯する守備兵たちであるが、塞中関に配備された遠方投石器が絶大な威力を発揮しているものの、その幾つかが魔法攻撃にあって燃え上がっていた。慌てて水をかけて消火活動に当たる兵が大勢見受けられるくらいだ。
 攻撃に晒されにくい塞中関後方に配置してある遠方投石器は兎も角として、固定されて特定の場所から動かせない遠方投石器は格好の的になっていたのだ。但し、長射程と大破壊力という長所はその短所を十分に補っており、このような攻城兵器としても有用なものを製造する技術は大デルフリード帝国にしかないため、兵器技術に関しての優位があった。
 しかしながら、負傷兵もかなり続出しており、特に矢の射ち合いになった弓兵の犠牲が大きい。ただ、ダルフォード大帝国と違って、塞中関の中に負傷兵を収容して治療に当たる事ができるので生存率は段違いであったが。
 だが、この塞中関の守備兵の数は約二万五○○○人。ここに引き連れられてきた総兵力の四分の一が存在している訳だが、現在戦っている敵兵の数と比べても兵力的劣勢は避けられない。結局のところ、決め手が欠けるために敵に損害を与えつつ、ただ耐えるしかないのが現状だった。

 けれども、そうやって耐え続ける事こそが大デルフリード帝国の勝利への道でもある。
 この戦いにおける大デルフリード帝国側の勝利条件は敵に南方の大地を踏ませない事、別に華々しく敵を粉砕して壊滅させたりする必要はない。ただ撤退させるだけで十分なのである。
 数○万単位の軍勢を動かすには相当な準備が必要になるのは当然で、一旦撤退させてしまえば再度攻め込むために多大な労力と時間を消費するのは確実。
 その貴重な時間を使って今度こそ南方を完全統一し、後顧の憂いをなくした後で改めて対決しようというのが大デルフリード帝国の昔からの考え、戦略なのだ。
 現実にそうしてジリジリと領土を拡張していき、ようやく現在のところまで来たのだ。そして、この自分達の判断は正しいものだと大デルフリード帝国の指導層は確信している。ただ、この戦略に捕らわれてしまって、柔軟性に欠けるようになってしまっているとも言えるが。

 それは兎も角として、善戦している大デルフリード帝国軍と相応の被害を出しながらも前進を止めようとしないダルフォード大帝国軍の戦いは当然の如く激化していった。
 戦場には屍が次から次に生み出され、それらを踏み越えて進むダルフォード大帝国軍。その勇猛果敢なる姿に戦慄を覚えながらも一層攻撃を強める大デルフリード帝国軍。

 ――……どちらも勝利を譲る気はなかった。

 誰しも敗者になりたくないのは至極当然の事である。両者とも決死の覚悟で血を消耗していた。
 そして、通常では短く、戦場では永遠とも思えるほどの時が過ぎて戦局は移り変わる。遂にダルフォード大帝国軍の軍勢が塞中関に取り付いたのだ。

 攻城戦の始まりである。

「梯子をかけろッ!!」

「門を破れェッ!!」

 大声で叫びながら攻撃を仕掛ける。
 運んできた長い梯子を壁に立て掛けて次から次に兵士がよじ登って行ったり、大きな杭が乗せられた台車を物凄い勢いで押して門に叩きつけていた。

 しかし、塞中関の守備兵もただやられて黙っている訳はない。

「ぎゃあああああああッ!」

「クソッ! あのカスども、上から熱した油をぶちまけてやがるッ!!」

 油を浴びた兵士が転がりまわって悶え苦しむさまを見て、その近くにいた別の兵士が悪態をつく。
 他にも石を上から落とされて頭をかち割られる兵士がそこかしこに見受けられた。

「油を撒かれた場所からは一旦退避しろッ! 火をつけられては拙い! 火系魔法も迂闊に使うなよ!」

「まだ門は破れんのかッ!?」

「梯子が落とされるぞォッ!」

 立て掛けられた長い梯子が倒れていく……その梯子を上っていた兵士たちとともに。
 攻城戦、攻城戦……まさしく攻城戦の有り様である。

 投石用の拳大サイズの石を塞中関から落としては下にいるダルフォードの兵士にぶつけるものがいる。
 梯子から塞中関に乗り移って守備兵との白兵戦に入ったものもいれば、梯子の先の部分で戦う羽目になっているものもいる。
 また、梯子そのものに火をつけられて燃やされ、そのまま崩れ落ちる梯子に巻き込まれるものもいた。

 殺し合い、潰し合い、滅ぼし合う。
 そんな言葉が似合っていた。しかし、状況は急変を迎える。
 唐突に骸骨騎士団と鋼鉄騎士団の動きが鈍ったのだ。原因はすぐに判明する。

「骸骨騎士団長殿! 並びに副団長殿、戦死ッ!」

「鋼鉄騎士団長殿も重傷を負いましたッ!」

「なにぃッ?! それでは味方が総崩れになってしまうではないか! ……ちぃ、止むを得ん。全軍、一旦撤退! 撤退だ! 態勢を立て直す! 兵を引けぇいッ!」

 指揮権を持っていた幻狼騎士団長のこの言葉で、ダルフォード大帝国軍は波が引くかの如く鮮やかな撤退を見せる。
 騎士団そのものの指揮官である騎士団長と副団長を失った骸骨騎士団と、騎士団長に重傷を負わされた鋼鉄騎士団も若干遅れただけであっという間に撤退していった。

 勝ち鬨の声が塞中関から大きく響いていた。















「ふん、やはりこんなものか」

 後方の小高い丘に本陣を張り、そこから戦況を眺めていた皇帝ダルフォード。
 自分の軍勢が敗退して撤退してくるというのに、口から出た言葉には些かの動揺も見られない。
 まるで予定通りだといわんばかりのものだった。

「ハッ、塞中関は予想以上に堅牢なようで。確実に前回以上に防備が整えられております」

 近くに控えていた煌びやかな鎧を身に着けた将の一人が答える。
 他にも幾人かの人間がダルフォードの近くにいるが、それらは黙して語らない。

 ダルフォードは自分の言葉に反応した将の方に身体を向ける。

「無論、その程度の事など承知している。何度も何度もあの鬱陶しい関に阻まれているからな。……だが、それも今回で全ておしまいだ」

 そう言って酷く愉快そうに哂う。楽しくて楽しくて仕方がないといったように。
 しばらくの間、そのまま哂い続けていたが、ひとしきり哂い終わるとすぐさま顔を引き締めて言った。

「塞中関を落とすぞ。機甲兵を出せ」

 レイジェンス大陸における二大帝国の争う戦場は更なる急変を迎える。


最終更新:2007年10月31日 01:04