尻尾のお手入れ - (2007/01/14 (日) 11:32:06) の最新版との変更点
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「♪~」
「ん? 殺生石、何してるの?」
「あ、主様。いえ、久々に尾の手入れをと思いまして」
#ref(http://obsidian.no.land.to/jm/f/jm0820.gif)
「なるほど。でも手入れって、どんな風にやるの?」
「簡単です。このようにブラシで梳くだけですから」
「ふぅん。じゃあ、僕がやってみてもいい?」
「主様が? ええ、もちろんです。こちらこそ、よろしくお願い致しますわ」
「それじゃちょっと失礼して……うわ、すごいふかふか。これって手入れする必要あるのかな……」
「もちろんです。妾はいつ何時でも主……いえ。だんな様のために、自らを美しく保つ必要があるのですから」
「……う、えと、その、ありがとう。 そ、それじゃやってみるね」
「はい。 ええ、そうそう……さすがはだんな様、お上手です」
「むしろやってる僕が気持ちいいんだけど、これ。つやつやのふかふかだよ」
「ありがとうございます、だんな様」
「ところで、これってどこまでが毛なのかな。 えいっ」
「――ッ、ふぁぁ!?」
「え!? あ、ごごごめん殺生石! 痛かった!?」
「い、いえ。そうではなくて……あの、だんな様。尾はなるべくていねいに扱っていただかないと、その」
「ごめん、ちょっと気になってさ。じゃあ、ちゃんと続きするから」
「はい。お願いします、だんな様」
「――よし、こんなもんでどうかな?」
「ありがとうございます、だんな様。それではささやかながら、お礼として……それっ」
「わぷッ!? せ、殺生石!?」
「今しがた手入れしていただいたこの尾ですが、だんな様のお気に召したようでしたので、枕と掛け布団代わりにと」
「……もしかして、心を読んだ? 殺生石」
「くす、妾にそのような力はございませんよ。ささ、どうぞ」
「むぅ。 まぁ、それなら……ちょっと、甘えるね。おやすみ、殺生石」
「ええ。ごゆっくりお休みくださいませ、だんな様……」
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「♪~」
「ん? 殺生石、何してるの?」
「あ、主様。いえ、久々に尾の手入れをと思いまして」
#ref(jm0820.gif)
「なるほど。でも手入れって、どんな風にやるの?」
「簡単です。このようにブラシで梳くだけですから」
「ふぅん。じゃあ、僕がやってみてもいい?」
「主様が? ええ、もちろんです。こちらこそ、よろしくお願い致しますわ」
「それじゃちょっと失礼して……うわ、すごいふかふか。これって手入れする必要あるのかな……」
「もちろんです。妾はいつ何時でも主……いえ。だんな様のために、自らを美しく保つ必要があるのですから」
「……う、えと、その、ありがとう。 そ、それじゃやってみるね」
「はい。 ええ、そうそう……さすがはだんな様、お上手です」
「むしろやってる僕が気持ちいいんだけど、これ。つやつやのふかふかだよ」
「ありがとうございます、だんな様」
「ところで、これってどこまでが毛なのかな。 えいっ」
「――ッ、ふぁぁ!?」
「え!? あ、ごごごめん殺生石! 痛かった!?」
「い、いえ。そうではなくて……あの、だんな様。尾はなるべくていねいに扱っていただかないと、その」
「ごめん、ちょっと気になってさ。じゃあ、ちゃんと続きするから」
「はい。お願いします、だんな様」
「――よし、こんなもんでどうかな?」
「ありがとうございます、だんな様。それではささやかながら、お礼として……それっ」
「わぷッ!? せ、殺生石!?」
「今しがた手入れしていただいたこの尾ですが、だんな様のお気に召したようでしたので、枕と掛け布団代わりにと」
「……もしかして、心を読んだ? 殺生石」
「くす、妾にそのような力はございませんよ。ささ、どうぞ」
「むぅ。 まぁ、それなら……ちょっと、甘えるね。おやすみ、殺生石」
「ええ。ごゆっくりお休みくださいませ、だんな様……」
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