宝石乙女まとめwiki内検索 / 「電気石」で検索した結果
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電気石専用電池
...やかな朝の青空の下、電気石は僕の膝で、まるで遊び疲れたかのように横たわっている。 決して、ついさっきまで遊んでいたわけではない。朝からずっとこんな調子で、動こうとしないのだ。 「電気が切れ掛かってるんですねぇ」 心配そうな面持ちで、隣で電気石の頭を撫でていた蛋白石が口を開く。 「じゃあ充電しないと。でも……」 普段なら、充電用の三輪車で電気を補給するけど、今日はそんなことをする元気もないようだ。 「そういえば、今まで完全に電気が切れたことないけど、どうなっちゃうの?」 「私も見たことはないですよ。でも、多分ねじを巻いてあげないと動けなくなっちゃいますね」 なるほど。初めて電気石を見たときの眠った状態になっちゃうのか。 でも、電気で動くなら、どうしてねじを巻く必要があるんだろう……。 「ご主人様。お姉さまの充電、手伝ってくれませんか?」...
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電気石発電所
電気石は時々充電する。 電「んぅーっ」 そう、今こうして三輪車を真っ赤な顔で漕いでいる状態が、充電モードだ。なんだか漕ぐために電気使っていそうで元も子もないように見えるが。 主「もっと楽な方法で充電できないの? ただでさえ運動苦手なんだから」 電「でも……これでないと、マスターに迷惑……かかる」 迷惑……あぁ、コンセントから充電すると電気代かさむんだな。 主「別に少しぐらいだったらいいのに」 電「……少し、じゃない」 主「……そうだよね。電気石雷落したりするもんね」 雷を落すのに必要な充電量ってどれぐらいなんだろうか。 というかそんな膨大な電力を毎日30分の三輪車充電で賄うのか……すごい三輪車だ。 主「じゃあ、電気石がいれば停電しても大丈夫だね」 電「うん……任せて」 少し照れた様子で笑顔を向けてくれる電気石。しか...
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コスプレ電気石
確かに電気石は電気を放出する事が出来る。しかもゲームさながら派手な奴を、だ。 主「だからといってピカ○ュウのコスプレはないんじゃないかなぁ」 蛋「そうですかぁ? すっごい可愛いですよー」 主「まぁそうだけどね……」 黄色い体に大きな耳。そして独特の尻尾に背中の模様。 電「……ぴっぴかちゅー」 うん、ラブリーだっ。思わず撫でたく……。 殺「主様……」 って、なんか殺生石が怖い! 背中から紫色のオーラが……って、コレ毒ガス! 主「せ、殺生石っ毒ガスは勘弁!! 蛋白石、窓開けて!」 蛋「はいっ、お任せ下さいご主人様ああぁぁー!」 ……彼女の手は、何故か窓枠ごと窓を外に落していた。 そして思わず涙が出てきそうな破壊音。蛋白石のばかぁー! 蛋「……あー」 殺「……ふん」 電「……がちゃーん?」 主「……あぁ」or...
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小説-電気石メイン
電気石発電所 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より 魔物? 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より 明るい家族計画 30スレ目「黒曜石と雲母が焼き芋食べたって」より 好きな果物 30スレ目「黒曜石と雲母が焼き芋食べたって」より ずこうのじかん 「黒曜石とか雲母が冬ごもりしても(避難所)」より ごはんはどうしておいしいの? 58スレ目「蒼星石や翠星石がいるなら黒曜石が」より 抱っこ流浪人 59スレ目「黒曜石とか雲母とか置石とか化石がお茶会しても」より 手をつなごう 68スレ目「黒曜石とか天河石が東方に苦戦したって」より こいのぼり? 75スレ目「黒曜石とか雲母とか金剛石とかがGWにワクワクしても」より 妙な夢を見た 78スレ目「黒曜石とか雲母が爽やかな...
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電気石は雨の日も元気
...もっと楽しい? 「電気石は本当に無邪気ですわねぇ」 「殺生石」 「ん?」 「……やるの」 「……え?」 「てるてる……ぼうず」 「えっ! ちょっと! なんだか最近こんなのばっかりですわっ!!」 いっぱいいろんな顔、楽しいな 「私はあまり楽しくないですわ……しくしく」 「お姉さまー? 何をなさってるんですかー?」 「蛋白石も……てるてるぼうず……やる」 「ほぇ? てるてるぼうずですか? いいですよー!」 蛋白石はかぶったら大きいし……んー……そうだ 「これ使う」 蛋白石の大きいそれを掴む 「ん、これ……ですか?」 「そう、これ」 「大きさもやわらかさも……イインダヨー」 「あはは♪ なんか動くたびにうなずいてるみたいですねー♪」 「あのてるてるぼうずが……無駄に大きいあのてるてるぼうずが憎い……」
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雲母×電気石×間の持たないマスター
...ら知っていたが、この電気石という子も負けず劣らずの無口っぷりだ。こちらとしてはとても居づらい空気が漂っている。 雲「……」( ゚д゚ ) 電「……」( ゚д゚ ) うわ、今度はなんかこっちを凝視してくるよ。こっち見るな! 主「……えっと、なんか話さないの? 姉妹なんでしょ」 雲「……」 電「んー……姉妹?」 いや、こっちに聞かれてもな。雲母は雲母で目で当然だと訴えてくる。ただでさえ静かなんだから喋ってくれ。 主「え、えーっと、とりあえず喋ろうよ。ネタがないならしりとりとかさ。そうだよ、しりとりっ、しりとりやろう!」 あーもぉ、どうにでもなれ! 周りの反応がないけど気にしない、押し切る!! 主「じゃあね、うんも保守のしゅ……!」 お、俺はいきなり何を……アッー! 雲「……うんもって、言うな」 ………… ...
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電気石
お子様ドールズの一員 たまに充電してる 腰につけた時計は実は残り電力メーター 特技:100万ボルト 触れられた人は髪が静電気で逆立ってしまうこともある 冬場はこの子に抱きつかれやすい(静電気的な意味で
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ずこうのじかん
それはいつもの休日のこと。 「電気石、何作ってるの?」 座布団に座ってしきりに手を動かしている電気石の後ろ姿に、僕は興味を覚えた。まぁ、子供のやっていることだからたいしたことではないとか、電気石には言えないような失礼なことも考えているけど。 「んー……?」 でも、それは僕の想像を遙かに凌駕するものだった。 「……何、これ?」 「んー、基盤?」 首をかしげられても困るんだけど……しかし、それは確かに電気石の言う通り基盤だった。よく機械に入ってる緑色のアレ。しかも電気石の片手にははんだごて。電源は自前のようだ。 「図画工作?」 「いや、普通こういうのは作らないよ」 「楽しいよ?」 「ごめん、僕には何が楽しいか分からない……」 あ、電気石しょんぼりさせちゃった。いくら分からないからって、そんなこと言ったらやっぱダメだよね。でも話を合わせるのはとうてい無...
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諦めるな!
最近、電気石がよく分からない。 「わんもあせ?」 「……何?」 いや、前から色々と不思議なことを言う子だというのは知っているのだが、 今回のは特に分からない。 「びくとりー」 先の言葉との繋がりが、全く見えてこない。 一体これは……。 「解説しよう」 「うわ!?」 横から唐突に虎目石ちゃんが現れる。 というか、解説? 虎目石ちゃんは何か知っているのかな。 「電気石は今、ビリーズブートキャンプをやっている」 ……え? 「ごめん、余計分からない」 「だからビリーのブートキャンプに入隊している」 「それはいいんだけど、でもなんで電気石が……」 「全ては姉のようになるため」 姉……つまり蛋白石のようになりたいって事か。 確かに電気石は蛋白石より遙かに非力だ。卵を割るのにも苦労するほどに。 でも、宝石乙女ってトレーニングで筋力上がるのかな…...
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ペリドットのメガネ
今日は、電気石を連れてペリドットさんの家に遊びに来ている。 「じー……」 で、さっきから電気石がペリドットさんの顔を見つめたまま動かない。 一体どうしたのだろう。さっきまで話していた僕とペリドットさんも、口を閉ざしてしまう。 「じー……」 「あ、あまり見られると照れちゃいますね」 「じー…………」 眉をハの字にして、困った顔のペリドットさん。 それでも電気石の凝視は終わらない。一体どうしたものか。 「電気石、ペリドットさんの顔に何か付いてるの?」 「……メガネ」 ペリドットさんのかけている丸レンズのメガネを指差す。 「確かに顔に付いていると言えばメガネだけど……」 「……メガネ、かけたい」 ペリドットさんの顔を見ながら一言。 「メガネ、メガネ」 「……だそうです。どうしますか?」 「はぁ……少しだけなら構いませんけど」 「くらくらぁ…...
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抱っこ流浪人
電気石は抱っこされるのが好きだ。 「お姉様ー」 「……んー」 まるで猫のように蛋白石の胸にすり寄っている電気石。 普段はよく分からない子だけど、こうして甘えている姿を見るとやはりまだ子供なのかなって思う。 それにしても可愛いなぁ。可愛がられている猫と飼い主みたいにも見えるけど。 「あ、今日は金ちゃんに用事があるんだった。お姉様、ごめんね」 膝の上に乗せていた電気石を降ろし、身支度を始める蛋白石。 その姿を、やっぱり電気石は猫みたいな感じで名残惜しそうに見つめている。 「帰ってきたらまた遊ぼうね。それじゃあいってきまーす」 「うん、いってらっしゃい。あまり寄り道しちゃダメだよ」 「拾い食いもいけませんよ」 「そんなことしないよぉー」 そんなやりとりをしながら、電気石は玄関へ。そしてドアの閉まる音。 「用事って何なんだろうね」...
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そんなときもあるさ
今日は電気石と二人きりで留守番。 居間で二人並んで座り、僕はテレビを見て、電気石はお絵かき。 頬杖を付きながら見るテレビは、どことなくつまらない。 「マスター」 ぼんやりとしていた僕の袖を、電気石が引っ張る。 「ん、絵でも出来たの?」 そう尋ねると、電気石は首を横に振る。 そして、庭に続く大きな窓の方を指差して一言。 「猫……」 そこには、いつもうちに着て餌にありつこうとする野良猫が、 窓越しにじっと僕の顔を見つめてきていた。 まだ大人になりきっていない顔つきの、黄色の瞳がやたらと目立つ黒猫だ。 この猫は結構図々しい。この間なんて、蛋白石が楽しみにしていたちくわを 食べて大変なことになった。主に僕が。 だが、可愛い猫を見てしまうと、どうしても相手したくなってしまう。例え動物アレルギーでも。 僕は立ち上がり、窓...
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あこがれの海
...た僕、そして殺生石と電気石が声の方向に振り返る。 「どうしたの?」 「えへへー、見ててくださいねー」 その一言と同時に、ふすまが開け放たれる。 現れたのはもちろん蛋白石……いや、え? 「……どうしたの、その格好」 正直、目のやり場に困った。 いつもより明るい笑顔を浮かべる蛋白石。その姿は普段の胸を強調したドレス姿ではなく、それよりさらに胸を強調する過激な水着姿だった。 白のビキニ。腰にはパレオを巻き、体を回してロングスカートのようになびかせる。 「似合いますか?」 「え……えと……うん」 うつむき加減に答える。体を見ていたら色々と収集がつかなくなりそうで、色々と……。 「どこからそんな破廉恥な服を持ち出したのですか……」 「むー、破廉恥じゃないもんっ。水着だよー」 「水着……主様、それはどういう物なのですか?」 「ん、その名の通り...
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妙な夢を見た
...ぐに安心する。これは電気石の声だ。 「もー、驚かさないでよぉ。でも美味しいよ」 「……えへへ」 背後にいる電気石の声、どこか照れくさそうだ。 それにしても、電気石が作ったんだ……。 「黒曜石ちゃんにでも教えてもらったのかな、ずいぶんと上……ず……」 電気石を褒めてあげようと振り返る。 ……いつもなら座った僕と同じ目線にあるはずの電気石の顔が、ない。 代わりに、膝下ほどの長さがある桜色のスカートと、そこから覗く白い脚。ずいぶんと綺麗な……。 「マスター?」 僕の『頭上から』声が聞こえる。 そういえばさっきの声も……首を上げてみる。 まず、白いエプロンが目に入る。フリルの付いた、可愛いデザインだ。 腹部辺りには懐中時計型電源メーターの鎖。 胸……蛋白石に迫るぐらい大きい。 そして……顔は……。 「……どちらさま?...
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100万ボルトのお仕置き
...」 でっ、で、電気石!? 「どうしてここに……あっ」 よく見たら、ここは電気石や蛋白石のマスターが住んでる家だった。 「今日はみんな留守なんだ」 「うん……私、お留守番」 彼女が差し出してきたお茶を、礼を言って受け取る。 「……うん、美味しい。電気石お茶淹れるの上手だね」 「殺生石、教えてくれた……」 「殺生石かぁ。そういえば黒曜石も料理習ったって言ってたな」 「でも……上手に、できないと……怖い」 何故だろう、当事者じゃないのに何故かその恐怖が目に見えたような気がした。 「瑪瑙……用事?」 「え、用事……あぁ、違うよ。ちょっと月長石に、ね……」 「……また?」 逃げてきたなんてはっきり言えるはずがないよね。でも電気石には悟られて……うぅ、なんだか情けないよ、泣けてくる。 でも……見た目の割に電気石って鋭かったり、よく分からない...
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手をつなごう
... 「いい天気だねえ、電気石」 「んー」 電気石と二人、のんびりと散歩。たまにはこういうのもいいものだ。 「……ん」 唐突に差し出された手。 「えっと、電気石? 手をつなぎたいの?」 「ぐりーんだよー」 断る理由もないので手をつないで歩く。 ちょっと照れくさいけど、傍から見たら親子みたいできっとほほえましいだろう。 空もよく晴れて、散歩するのも気分がいい。 「電気石ってけっこう甘えん坊だね」 何の気なしに言った言葉。 「……手、つなぐ……マスター、いるって安心する……」 電気石は一瞬大人びた笑顔を浮かべ、そう言った。 「え……」 歩みを止めないまま、電気石は言葉を続けた。 「姉様……蛋白石と、二人だったとき……さみしくて、こわくて」 いつになく饒舌な電気石。 「いついなくなるか……だから、手、つなぐ……...
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乙女の髪は丁寧に
...つなツインテール姿の電気石の姿。 「うぅー……か、かわいいっ?」 「へ? え、いやその、何というか……」 相変わらず小動物のような瞳で視線を送る電気石。 首をかしげながら、まるで僕の感想を待っているかのような……正直、ノ ーコメントを選びたいところだけど。 これをやったのは天河石ちゃんだろうか。いくつか努力した形跡は見られるけれど、 どれも上手く出来ているとは言いがたい。 「んー?」 「……な、直した方が良いと思う」 「似合わない? めー?」 「めーじゃないけど」 「あうぅ、うまく出来ない……」 なんだか、場の空気が悪くなってしまった。責任を感じ、二人から目をそらしてしまう。 「え、と……練習してたの?」 「うん。でもねー、お姉ちゃんやマスタぁーみたいに、上手くできないの」 意気消沈と言わんばかりに、天河石ちゃ...
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雷追っかけ娘
... 「あはは……あれ、電気石は?」 「あの子なら、今しがた雨合羽を着てどこかへ行きましたが」 雨合羽を着て、か。 「んー……ちょっと見てくるよ」 傘を差して雨のひどい外へ。電気石の歩幅だったら多分それほど遠くへは……と、道の角に消える電気石のスカートが見える。やっぱりそれほど遠くに行ってなかったか。とりあえず電気石のあとを追う。 「電気石っ、一人で歩いちゃ危な――うわああぁっ!?」 「んー?」 驚いた。去年僕が買った雨合羽を着ている電気石。だけどそれだけじゃない。肩には細くてやたらと長い鉄の棒を持っている……何に使うんだろう、これ。 「な、何持ってるの? そんなの持ってたら危ないよ?」 「……避雷針?」 「いや、首をかしげられても……って、避雷針っ!?」 避雷針というと、あの雷を落ちるようにし向ける鉄の……。 「ああ、危ないから離しなさいっ」 「...
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おっきいびりびり
「電気石、さっきから窓に張りついてるけど、何か見えるのかい?」 「……おっきいびりびり」 ピカッ! ゴロゴロゴロ! 「わあ! びっくりした」 「……おっきいびりびり!」 「ああ、雷のことだったのか……って電気石、どこ行くの?」 「おっきいびりびり」 「……雨降ってるでしょ? 風邪ひいちゃうからダメ」 「うー」 「そんな顔してもダメ」 ピカッ! ドシャーン! 「うわ! 停電か……まいったなぁ」 「……びりびりする」 「あー、でもいつ復旧するかわからないから」 「びりびりする!」 「……ありがとね」 「……(とてとて)」 パッ 「ありがと、電気石」 「……(にこにこ)」 「晩御飯、何食べたい? 電気石の好きなもの作るよ」 「おっきいびりびり!」 「……それは無理だよ」
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明るい家族計画
それは学校帰りのこと。珍しい光景を見かけた、電気石と虎目石ちゃんが手を繋いで散歩をしているのだ。 確かにあの二人は最近仲がいい。きっとどこか似たもの同士で惹かれ合うものがあるのだろう。 と、電気石が古びた薬局の前で立ち止まる。 「んー……?」 「どうしたの?」 「んー……あれ?」 電気石が指差す先には自販機らしき……って、あれは! 「あれは明るい家族を維持するために必要な道具」 「あかるい?」 「具体的に言うと……」 「ストップストーップ!」 この子はいきなり何を言い出すんですか。 「マスター」 「こんにちは」 「あ、うん。こんにちは」 うぅむ、やっぱりペースが掴めない……って、そうじゃないよ。 「虎目石ちゃん、外でそういう事話しちゃダメだよ」 「つまりあなたが家の中でいろいろと詳しい説明を――」 「ちがーう! そういうことは具体...
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クリスマスツリーを彩ろう
...」 突然の声、電気石だ。さっそく私の手元が気になるらしく、紙袋に目が移る。 「クリスマスツリーの飾り」 「ぴかぴか?」 「ある」 「ふさふさ?」 「もちろん」 「ん……」 どうやら電気石はこのツリーを気に入ってくれそうだ。となると、やはりここは……。 「飾りつけ、手伝って」 「いいんだよー」 「グリーンダヨー」 「おかえり虎眼……あれ、電気石?」 「ん」 「ツリーの飾りつけ、手伝ってもらう。上がって」 私の後に続いて、電気石が靴を脱いで家に上がる。ちゃんと靴をそろえておくあたり、マスターのしつけはいいようだ。 「ふーん、しっかしホントに仲良しよねぇ」 「……心の友?」 「ジャイアニズム?」 「……似た者同士ね、あんたら」 どうしてそこで呆れるのだろうか。まぁ、仲がいいと言っていると思っておこう。 「まぁ、あたしたちだけじ...
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友達
...出会った。 「……電気石」 「んー?」 蛋白石と同じ10月の誕生石で、いつも蛋白石と一緒にいる子だ。でも蛋白石の姿はない。一人アスファルトにチョークで絵を描いているようだ。 ちなみに描いている絵は……胸の大きな女の人? 蛋白石だろうか。 「ぐりーんだよー?」 グリーンダヨー……。 「いいんだよー」 「ぐりーんだよー」 「ぐっじょぶ」 「……ぐっじょーぶ?」 ふむ……。 「何を描いてるの?」 「……おっぱい?」 「やっぱり蛋白石なんだ。そっちは?」 「……マスター。こっち、殺生石」 なるほど、家の人を描いていたのか。私は家に置石しかいないので、きっと描いてもつまらないだろう。 「そっち、私……座って?」 突然の要求。とりあえず私はその場にしゃがみ込む。そしてこちらを凝視してくる……何をするのだろうか。 ...
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小説-メイン複数1-39スレ目
...より 雲母×電気石×間の持たないマスター 雲母・電気石 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より 雲母×電気石×天河石×α 雲母・電気石・天河石 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より ネコミミ 天河石・月長石・漬物石・珊瑚・電気石・金剛石・鶏冠石・置石 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より コスプレ電気石 電気石・蛋白石・殺生石 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より 女装? 瑪瑙・虎眼石 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より どうでもいいですよ 虎目石・置石 17スレ目「黒曜石とか雲母が夏休みの宿題に追われてたって」より エースは3つに分けられる 虎目石・置石 17スレ目「黒曜...
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紅白の因縁
... そういって、電気石が手渡してきた物。 他の子と初詣に行ったときに取ってきたおみくじかな。その紙は、まだ開かれた形跡がない。 「これは僕の分?」 うなずく電気石。 「そっか、ありがとう」 「いいんだよー」 電気石からおみくじを受け取り、早速中身を開いてみる。 僕じゃなく電気石が引いてきた物なんだから、僕の運勢でもない気が……お、大吉だ。 「小吉?」 「ううん、大吉」 「大吉……すごい?」 「うん」 「マスター、すごい……ばんざい」 まるで背伸びをするように、両腕を頭上に上げる電気石の姿。 それにしても、何年ぶりの大吉だろう。この手の物はあまり信じていないけど、何かいいことがあるかもと期待してしまう。 と、そこに玄関のドアが開く音。そして廊下から迫る足音。 「ご主人様ーっ、ただいま戻りましたー!」 ...
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友の恋路
...目ー、あそこにいるの電気石じゃない?」 置石の指差す先。 そこにいるのは確かに電気石だった。 隣には【蛋白石のマスター】さん……見つめ合って、ちょっと良いムード? 「ふーん、なるほどなるほど」 「……何?」 この顔をしている置石は、よからぬ事を考えている合図みたいなもの。 「【蛋白石のマスター】って、ロリコンなんだ」 私の姉は、こういう事しか言い出さないのか。 そんな姉が、にやりと笑う。あぁ、またロクでもない事を考えた。 「よし、ちょっと茶化しに行ってやろっと。あいつ照れ屋だから真っ赤にして慌てるわよぉー」 「却下」 駆け出そうとした置石を掴む。 「う゛っ!」 ……あ、首入った。 「イインダヨー」 「ぐりーんだよー?」 とりあえず挨拶。電気石が私の隣に立つ。 「あれ、虎目石ちゃん。こんにち...
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誰かを待つ時は
...?」 「お名前……電気石。お名前?」 「私の、ですか? えっと……」 お名前、教えてくれない。悪い人? 「ごめんなさい、お名前は覚えてないから」 「んー?」 覚えてない、お名前。 ……きおくそーしつ。テレビでやってた? きおくそーしつは、つらい。可愛そう。 「よしよし……」 「あの、で、電気石ちゃん?」 頭、なでなで。 「あ、ありがとう……あ、あれ、髪が、逆立っちゃうっ」 「イインダヨー」 「あ、あまり良くないような……うぅ」 お顔が、悲しそう。記憶喪失? 「はうっ」 また、ばちばちー。 「……ばちばちの、お姉さん」 「え、それは私の?」 「ばちばちー」 「あ、はは……はぁ」 「じゃあ、蛋白石さんは優しいお姉さんなんですね」 「うん」 姉様、すごく優しい。 マスターも、殺生石も、みんな優しい。 「他には、どの...
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またこの季節がやってきた
...そんな僕の後ろから、電気石がブラシを持ってきてくれる。 ……天気のよい休日。思い立った日にブラッシングをしてあげないと、 部屋の中が大変なことになってしまう。 「ありがとう。電気石は離れててね。いっぱい毛が付いたらたいへ……」 そういう前に、電気石の手が殺生石の尻尾に伸びて。 「うーっ」 電気石の腕にべったりと付く、尻尾の抜け毛。 一本ならいいが、とても深い毛に包まれた尻尾が九本密集している。 だから電気石にまとわり付く量も、かなりのものだ。 案の定、電気石の短い腕に満遍なく集まってきた抜け毛。腕を振るって それを払おうとするが、なかなかうまくいかない。 「あー、お姉様ったらぁ。去年も同じ失敗してるのにー」 「うぅーっ」 そう言って、台所から居間に戻ってきた蛋白石が電気石を抱える。 「ご主人様、私はお姉様の方をきれい...
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つぶつぶ?くるりん?桜餅談義
虎眼石「つぶつぶ」 電気石「くるりん」 虎「つぶつぶ」 電「くるりん」 虎「……」 電「……」 蛋白石「あのぉー、何をしてるんですかー?桜餅なくなっちゃいますよー?」 虎・電「はーい」 虎眼石は道明寺派。電気石はクレープ状の桜餅が好きみたいです。
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こいのぼり?
...の立ててたけれど……電気石、何してるの?」 「のぼりー……のぼれない」 「しょんぼりする気持ちは分かるけど、危ないから登っちゃダメだよ」 マスターの、だっこ。 ……あまりのぼれない。 こい、のぼり……。 こい……? 「そんなに鯉のぼり気に入ったの?」 マスターから、おやつをもらう。 「あんまり見上げてると首が疲れちゃうよ。食べながら休憩しよう」 チョコレート……。 ……あまーい。 「おいしい?」 「うん」 「よかった。結構高いチョコレートなんだよ、これ」 高くて、おいしい……。 「蛋白石だったら、全部食べちゃうから……いないうちに食べないとね」 「独り占め……めー」 「あー……今日だけ。ね?」 マスター、悪い子。 でも、チョコおいしい。 「それにしても、も...
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殺生石、バレンタインデーを考える
... あれ、そういえば電気石はどうしたんだろう。さっきから姿が見えない。 と、思った矢先、手にビニール袋を持った電気石が姿を現す。 「電気石、どこか出かけてたの?」 「ううん……お部屋」 蛋白石と電気石が眠る鞄が置いてある部屋の辺りを指差す。 「……おかし♪」 あぁ、鞄にしまってたお菓子でも取ってきたのかな。 「電気石、寝ながらおやつはダメだよ」 「しない……マスターと、お約束」 「それならいいけど。で、食べるの?」 「ううん……チョコレート」 と、ビニール袋から半分なくなっている板チョコを出す。 そうか、チョコレートを知らない殺生石に見せてあげるために持ってきたのか。 「あーっ。お姉様、少しちょうだい♪」 「……めっ」 あ、電気石が拒否反応。珍しい。 「これが、そのちょこれーとというものですか」 「……うん」 「これをたくさ...
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誤解の相合い傘
...……気を利かせたのは電気石みたいだ。 「え? 先輩……あれ?」 玄関の向こうでとまどう後輩の姿が目に浮かぶ。 「せ、殺生石、お願いだから離して。殺生石が思ってることは一切無いから!」 「では、それを今証明してもらいましょうか」 「え、証明……って、ちょ、そこ触らないで!!」 「だんな様とわたくしの絆が偽りでないか、確かめさせていただきます」 「いやいやいや、だからってそれはちょ!」 「へぇー、先輩のお兄さんは国際結婚なんですね」 「う、うん、そうなんだよ。で、この子が兄さん達の子供で、今うちに遊びに 来てるんだよ」 殺生石を何とか振り切り、蛋白石と一緒に僕の部屋に隠し、電気石と一緒に 居間で後輩をもてなす。 ……ダメだ、すっごい疲れた。 「可愛い子ですね。お名前は?」 「んー……でんっ?」 「ま、マリンちゃんっていうんだ、うん」 電気石...
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パパになるのも悪くない
...です、はい。ちなみに電気石は充電中です。ぼんやりする暇なんでないし、静かなひとときはほとんど残されてない日常。でもそれなのに、楽しかったり生きてる実感を感じたり……不思議なものだよねぇ。 ふと、3人の方に顔を向ける。アップルパイ片手にこちらへ笑顔を向ける蛋白石。相変わらず顔を真っ赤にして三輪車のペダルを踏む電気石。そしてちっちゃな女の子を抱っこしながらあやしている殺生石……んっ!? 主「一人多いよっ……って、なんだソーダちゃんかぁ」 ソ「パパー♪」 殺「ふふ、呼ばれてますよ?」 主「だからそれはやめてってばぁ……」 この前遊びに来たときに、殺生石が余計なことをこの子に吹き込んでしまった。それ以来僕はパパ確定らしい。ご主人様も恥ずかしい呼ばれ方だがパパはそれを軽く上回る。 蛋「えーっ! ご主人様はソーダちゃんのお父さんだったんですか!?」 電「……ぱぱ?」 主...
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ごはんはどうしておいしいの?
...しい。 『ん、電気石もおかわり? 珍しいね』 今日のは、特においしかったからいっぱい食べた。 いっぱい食べると、マスターも喜んでくれる。マスターが嬉しいと、私も嬉しい。 ……でも、どうしてマスターのごはんはおいしいの? 「……んー」 マスターの後ろ姿。今、ごはんを作ってる。 なんだか、とても楽しそう。 「今日は何を……ん、電気石?」 「……ごはん?」 「うん、そうだけど。今日はカレーか肉じゃが、どっちかにしようと思ってるんだ」 マスターは、いろんなごはんが作れる。もしかしたら殺生石よりすごい……。 でも、どうしておいしいのかは分からない。 分からないことは観察しようって、姉様たちは言うけれど……観察しても、分からない。 ……どうして、おいしいの? 「……電気石、何か聞きたいことでもある?」 「んー……」 マ...
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おめめを隠してだーれだ? 蛋白石マスター編
...…マスター」 電気石が僕に呼びかける。 声の方を振り返ってみると、電気石の背中がこちらに向けられていて……つまりやれと? 「だーれだ?」 先ほどと同じく、電気石に背後から目隠しをする。 ……返事はない。 「……んー?」 「いや、首をかしげられても困るんだけど」 「んー……」 これは本気で考えているのか、それとも僕に楽しんでもらおうとしているのか、判断できない。 「……マスター?」 それから少し考えて、やっと答え。 「あ、当たり」 「えへへ……」 当の本人は答えが当たって嬉しそうだ。 うぅむ、やっぱり電気石ってよく分からない。 そして相変わらずの殺生石の視線。なんかただならぬ気配を感じるような……。 悪ふざけはこれぐらいにして、部屋でレポートを書き進める。 僕だって勉強はあまり好きな方じゃない。好きな...
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拾い食いしちゃいけません
...リコリ……」 電気石が何か食べてる……あれ? なにかおやつあげたっけ……。 蛋「ああー! お姉さまだけずるいー! 何を食べてらっしゃるんですかー♪」 電「そこに転がってて……なんだかおいしそうだったから……食べる?」 蛋「ムリデスムリデス」 主「ちょっ! 電気石! それ電池! しかも残量わずかで捨てるやつ!!」
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そりゃ無理ってモンですよ
...、いつもと髪型の違う電気石がいた。 長いお下げが2本。ツインテールだ。 「……もしかして、これやろうとしてるの?」 「はいっ。でもやっぱり無理なのかなぁ……よいしょっ」 もう一度髪の毛をまとめる。 しかし、指から離れていく髪。少しだけしかまとまらない。 「あうぅ……」 あぁ、しょんぼりしてしまった。 「と、とりあえず僕も手伝うから。無理だろうけど……」 「ご主人様ぁ~」 「あわわ、ごめんごめん。と、とにかくやってみよっか」 「ご主人様ー、似合いますか?」 蛋白石の頭に、ウサギの尻尾みたいなのが2つ。 よくある無理矢理ツインテールみたいなのが、何とか完成していた。 「似合うけど……ツインテールって言うのかな」 「ウサギさんの尻尾だってテールですよー。ね、お姉様」 「うさぎさん……ぴょんぴょん?...
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続・マリリン効果
...「もふもふ♪」 「電気石、尻尾をあまり撫でないで下さい……」 そんな光景を、窓から見つめる殺生石と電気石。 いや、電気石は殺生石の尻尾で遊んでる。相変わらず大変だなぁ……。 と、ぼんやりしている暇はない。早く干して次は買い出しかなぁ。 ふぅ、今日の晩ご飯はどうしよう……。 「わっ」 僕の脇を、強い風が通りすぎた。 持っていたシャツが吹き飛ばされそうになる。 「ひゃんっ」 「あ……」 その反動だった、蛋白石の方を向いたのは。 他の子より短い彼女のスカートは、ちょうどそのとき豪快にめくれ上がっていた。 両手が洗濯物で塞がっていたので押さえることもできず……あー、全部見えちゃった。 「ごっ、ご主人様ぁー、見ないで下さいよぉ」 「あ、ごめん……」 「うぅ、恥ずかしい……」 顔を赤く染める蛋白石。 いつもは恥じらい...
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メタルギアトルマリン
...シ!?」 (電気石の70000ボルト → アメジストは気絶した) 雲「さすがは電気石。この調子で今日こそは4Lクラス荒巻を捕獲するぞ」 電「ん。びりびりどっかーん」 月「あははははははは!な、なにその髪?!な、なにをどうしたらそんな事になるわけ?!ひひひひひひひ!お、おなかイタ・・・」 主「ちょ、ちょっと月長石、そんなにわらっちゃだめだよ。」 紫「───ッ」 ※ウニのごとく逆立つ髪 + 静電気で離れない唇 = 今のアメジスト
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うるさい
...しいですわね貴女は。電気石が昼寝中なのですから静かになさい」 金「はーい、それで蛋白石は?」 殺「彼女なら雲母と出かけると言ってましたわ」 金「あー居ないのかー……」 殺「ちゃんと約束を取り付けていたのか?」 金「いやぁ、何にも約束してないよ……ですよ?」 殺「貴女ねぇ……。行動する前に計画ぐらいはきちんと立てなさい」 金「えぇー、でも面倒だし」 殺「そのようにずぼらな感覚で、殿方によく思われるとでもお思いで?」 金「うっ……」 殺「それに、先ほどから口調もどことなく締りが無い。もっと善処なさい」 金「ひえぇー!」 殺「あ、こら待ちなさい!……もう」 電「うーん……せっしょーせき……うるさい……」 殺「……ごめんなさい、電気石」
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キスの味
... お姉様……電気石のことだが、作られたのは電気石の方が後だとか。 いや、それよりもだ、一体彼女たちはどんなドラマを見たんだか……。 蛋「ご主人様ー、私レモンの味知りたいですー。実は食べたことないんですよぉ」 主「食べたことないのはどうでもいいけど……で?」 蛋「ご主人様の唇で、レモンの味をですねー」 はいストーップ!! 僕は蛋白石の口を手で塞いだ。 主「あ、あのね……キスって言うのは好きな異性同士がデスね……あだだだ! 無理矢理手を避けないで!!」 蛋「それならいいじゃないですかー。どうせ私とご主人様は契約した親密な間柄なんですから」 主「……狙って言ってる?」 蛋「へ? 殺生石ちゃんがそう言えばきっとキスできるって。そういえば殺生石ちゃんは接吻って言ってましたねぇ」 うわぁ、酷い入れ知恵だよ。天然娘の蛋白石にそういうことし...
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-(マイナス)
...、あぁ。ありがとう、電気石」 難しそうな本を読んでるマスターに、全部あげる。 マスターのお手伝いすると、マスターはニコニコする。 もっと、ニコニコして欲しいな。 「えっと……えー」 3枚目の、黄色いお手紙。 マスター、嬉しくない? 困ってる? ん……お手紙、嬉しくない? 「どうしてこう、次から次へと訳の分からないセールスが……」 黄色いお手紙を、テーブルに置く。 マスターを困らせるお手紙……めー。 でも、どんなお話、書いてあるのかな。 「これは携帯電話の……電気石?」 黄色いお手紙……漢字、読めない。 でも、ひらがなとカタカナ……あと、英語読める……トルマリン? 「あぁ、それは遊びで使っていいよ。ただのチラシだから」 トルマリンは、私。 ん……マイナス、イオン。 「マスター……マイナスイオン?」 「え?」 「つま...
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October
...教えなかった。 「電気石は、電気石らしく生きればいいんだよ」 「……生きる……なぁに?」 「生きるっていうのはね、鳥さんのように自由な生活を送るってことだよ」 自分と同じ運命は歩ませない。 彼女の心に芽生えた、一つの決意……。 その決意すらも、人間たちには関係ない。 少女の自由も、人間たちには関係ない……。 ――宝石乙女は、マスターを傷つけることを許されない。 少なくとも、彼女はそう教え込まれてきた。 たとえ主に憎しみを持っていても、彼女にはどうすることもできない。 それでも、彼女は自分にできる限りの方法で少女を守り続ける。 少女は彼女の背中を見てどう思っただろうか……。 ……生きていない。そう思ったかもしれない。 それは正しい。彼女自身の教えに反する、自由のない生活。 「ごはん、美味しい?」 「...
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殺生石、クリスマスを考える
... と、黙っていた電気石が突然口を開く。 「それはどんな方々なのですか?」 「プレゼント、いっぱい……ケーキもおいしい」 「……主様、電気石には悪いのですが、分かりやすく説明していただけますか?」 「大丈夫、僕もよく分からなかった」 あ、電気石がしょんぼりしてる。あとでちゃんと謝らないと。 「ケーキ……」 「ちゃ、ちゃんとクリスマスの時に用意するから、ね?」 「……うん、約束」 「もちろん約束するよ。で、クリスマスって言うのはね、簡単に言えば宗教の祭事なんだよ、外国の」 ……で、いいんだよね? 「祭事、ですか。それでけーきやさんたを食べるわけですか?」 「サンタさんは食べないよ……この日はね、サンタクロースって赤い服を着たひげ面のおじいさんが、トナカイっていう生き物にそりを引かせて、子供に玩具とかお菓子とかあげにくるんだよ」 「赤い? ...
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酔いどれ乙女
...~……」 「って、電気石まで飲んで……きゃっ、し、尻尾に抱きついてはっ」 「もふもふぅ……」 全身に巡る妙な感覚。 電気石に抱きつかれると、これと同時に毛が逆立ってしまう。 だんな様は静電気と申しておられましたが……いや、今は冷静に考えている場合ではない。 「あぁーっ、おねーさまずるぅ~い」 床に倒れているだんな様。 そして標的はわたくしに……これは、嫌な予感が。 「わたしもぉ~……もぉふもふするぅーっ」 「え、た、蛋白石、何を……きゃーっ!」 少女の体をしていても、蛋白石の力はわたくしも認めるほどに強靱。 軽く押し倒され、覆い被さられる。 「えへへぇ~」 「な、何ですか、その下品な笑みは……」 「せっしょうせきぃ……チュー」 近づいてくる、蛋白石の顔。 こ、これは……いけない、この唇はだんな様だけのっ。 「は、...
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くしゃみツインズ
... 「ところで、電気石はどうしたの?」 「え、お、お姉様……お姉様なら部屋にいますよ、一応」 どこかぎこちない蛋白石の反応。 まぁいいや。とにかく電気石におやつを買ってきたことを伝えないと。 「電気石ー、入る……よ?」 その光景に、僕は固まる。 殺生石の毛にまみれて、それを払うかのように床を転がる電気石の姿に……。
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おませな子狐
...へ飛び込む。そこには電気石と……いつも殺生石が着ている着物が、俗に言う空蝉の状態で残っている。いない、のか? とりあえず部屋を見渡すために中に……。 「主様、こちらです」 今、確かに殺生石の声が聞こえた。しかも目の前から。しかし殺生石の姿はどこにも……と、電気石が着物の方を指差していることにきづく。 ……確かに、着物の塊がもぞもぞと動いている。そして中から出てきたのは……。 「主様、おはようございます」 殺生石……しかしずいぶんと小さくというか、幼児化した姿だった。 「せ、殺生石が……お姉様よりちっちゃくなっちゃったんですよぉ!」 「……はぁ!?」 「ちっちゃい?」 「はい」 「……かわいい♪」 と、嬉しがってるのは電気石だけ。僕はとりあえず朝ご飯の準備をし、小さくなってしまった殺生石のための服を用意して着せている。僕が今の殺生石と同じぐ...
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バリバリ
...だよ、うん。なんだか電気石も嬉しそうだし。 「ソーダもパパとおつとめー」 「え? さすがにそれはダメだよ……」 「やーっ、ソーダもおつとめーっ」 だからお勤めじゃないってば……はぁ。でもまぁ、このままほっとくわけにもいかないし……仕方ない。 「じゃあ、家まで送ってあげるから、それで許して」 「えー」 実に不満そうだ。でも学校に連れて行くわけにはいかない。友人になんと言われるか……『ついに子供作ったか!』は確実だ。 「わがままはいけませんよ。パパと一緒に歩けるのですから、今日はそれで我慢なさい」 「ぶぅ……はぁ~い」 そっか、殺生石の言うことは素直に聞くのか……。 「ですから、今度のお休みにたっぷり遊んでもらいなさい」 「はーいっ」 「えっ、そういうこと!?」 朝起きたときにも感じたが、外に出てなおさら思う。 「寒っ!」 「さむいの...
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絵-電気石メイン
50スレ目「黒曜石とか雲母がハロウィンやるんだって Re act」より 50スレ目「黒曜石とか雲母がハロウィンやるんだって Re act」より 52スレ目「黒曜石や雲母と行楽の秋【鉱石擬人化】」より 「宝石乙女に萌えるスレ避難所」より 「宝石乙女に萌えるスレ避難所」より 54スレ目「黒曜石とか雲母がいろいろと準備をしてるって」より 「黒曜石とか宝石乙女たちの別荘(避難所)」より 「黒曜石とか宝石乙女たちの別荘(避難所)」より 「黒曜石とか宝石乙女たちの別荘(避難所)」より 55スレ目「黒曜石とか雲母が久しぶりに帰省しても」より 55スレ目「黒曜石とか雲母が久しぶりに帰省しても」より 「黒曜石とか雲母が冬ごもりしても(避難所)」より 57スレ目「黒曜...
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桜の花びら、同じ色
...そんな僕に付いてきた電気石が、桜の木を眺めている。 「綺麗だね」 こちらに顔を向け、首を縦に1回振る。 同時に揺れる、電気石のドレス。桜と同じピンク色で、いつ見ても綺麗なドレスだ。 「今度は蛋白石達とも一緒に行こうか。桜が散る前に」 「うん……でも」 僕の顔を見上げて一言。 「今日は……二人」 呟いた顔は、ほのかに桜色の頬。 どこか恥ずかしそうで、それでいて嬉しそうな、女の子の顔。 ……ちょっとだけ、顔が熱くなった。
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怖いって言わないで
...す 電気石も懐いたようです それから
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