ジャンプレーベルバトルロワイアル内検索 / 「サンジ」で検索した結果
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サンジ
サンジ 【基本設定】 元海上レストラン「バラティエ」のコック。今は麦わら海賊団のコックである。 バラティエのオーナー・ゼフに命を助けられ、自分自身も彼に尽くそうと考えてバラティエに所属していたが、 ルフィと出会い、ゼフの説得もあってルフィの仲間になった。 大の女好きであり、 「死んでも女は蹴らん」 「女の嘘は許すのが男だ」 などと言っている。さらに普段の食事も、女性に与える分は男性の100倍気を使っているらしい。 海賊団の中では非常に戦闘力が高く、同じく戦闘員のゾロとはいつも張り合う仲である。 戦闘におけるポリシーはコックの命である両腕を使わないという物。彼が両腕を使って戦闘したのは50巻までで一度だけである。 そのため、両足を使っての戦闘がメインだ。 【性格】 上述したような女好き。女好きを演出するシーンではとにかく馬鹿キャラになっている。 ... -
恐るべき妖刀
... 歩きながら弥子とサンジはお互いの情報を交換し合っていた。 向かうは一番近い施設、軍事基地と思しき場所だった。 「それに、そっちの話も聞けば聞くほど不思議だぜ。車、飛行機、自動販売機……それに魔人、か」 「いえ、魔人の方はこっちでも異常なんですけど……」 話しているうちに森をぬけ、広々とした場所へ出る。 道路をはさんで目指す軍事基地は目の前だ。 弥子は意気揚々とサンジの手を引くと入口まで走った。 「さあ、早くいってサンジさんの手料理を食べさせてよ!」 「おう、とっておきの料理をご馳走す――」 サンジがすべて言い終える前に、弥子は腕を引かれたたらを踏んだ。 「え? なにす……」 「し、弥子ちゃん静かに! 誰かいる……」 基地の正門に身を隠しながら二人はおそるおそる中の様子をうかがう。 そこでは黒い棍棒を持つ男と刀を持つ白い... -
再会
...頭の中に出てきたのがサンジに助けられた男、空条承太郎。 …これも一種の“利用”なのかもしれない。 微かな罪悪感と大きな不安を胸に抱き、弥子は食堂を飛び出して行った。 ◇ ◇ ◇ 時は僅かに遡る。 「ここは……?」 薄く瞼を開いては、見慣れぬ天井。 状況が把握できぬまま状態を起こすと身体の節々が軋みを起こした。 「確か……そうだ、俺は」 ぼやけた記憶の糸を紡いでいけば屈辱的なあのシーン。 ───“すみまっせーーーーーんっっ!!” 「く……ッ」 そうだ、俺はあのハゲとの戦いの最中に何者かからの術を受け…! 何故か頭を下げて戦闘を放棄してしまったんだ! 無論、承太郎本人には敵に土下座をし許しを請うなどというつもりは一ミリも無かった。 地面... -
支【ささえ】
...振り、目の前の男――サンジ、と名乗った男に拒否の意志を示した 黒いスーツに、金髪。華奢な体に…… (変な眉毛…) さすがに、他人のその辺りのセンスに突っ込むほど 彼女は野暮ではないので、その言葉は心に封印しておいた 彼が茂みから出て、弥子を視界に入れた瞬間の行動は、弥子の恐怖を一気に吹き飛ばすものだった 『おお、可憐なお嬢さん(マドモワゼル) こんな月の綺麗な夜、それでいて俺達にとって悪夢のようなこの状況 けれど、俺は今このときだけこの場所、この状況に感謝する! なぜなら!あなたに会えたからだ! この事実だけは!俺にとっての幸福だ! ああ、麗しい!!』 ちなみに、このセリフの間に彼は一気に弥子に肉薄、抱きしめ、顔を近づける、までの動作を行っている ついでに、目がハートになって、回り... -
◆mDgNTat2nU
...t2nU 星海坊主 サンジ承太郎 弥子 C-6 中央西・基地施設?? ??? 作品の感想 よもや、あんな形で承太郎の新しい境地を開拓するとは思ってもいませんでした。実を言うと、彼には一話で退散してもらおうとしか考えてなかったのですが、書き手としての発想力の違いに完敗ですわw -- 名無しさん (2008-07-27 20 38 36) 名前 コメント -
◆3O9aOK8Fbw
...OK8Fbw 弥子 サンジ C-5 北西・森 013 しんせかいの かみ ◆3O9aOK8Fbw 加藤 月 A-1 砂漠 025 見よ!塾長は紅く燃えている ◆3O9aOK8Fbw 塾長 玉藻 サイ E-5 川岸・中央部西側E-3 橋の袂E-5 桜の木の下 031 鬼女 が 生まれた 日 ◆3O9aOK8Fbw 多恵 C-2 駅 037 男の戦い ver.snow ◆3O9aOK8Fbw 山本 レン ゆきめ D-4 ドラム城外・住宅地外れD-4 北西・ドラム城 一階 作品の感想 キャラの魅力を出すのが上手い主力書き手のひとり。特にサイとライトが良い味を出し過ぎてる…バトルも上手い -- 名無しさん (2008-07-16 20 56 40) 名前 ... -
死亡者
...うわあぁぁぁ!!」 サンジ 026 恐るべき妖刀 星海坊主 斬殺 「さあ、早く行ってやらなくちゃな」 亀仙人 027 二人の武道 鬼龍 撲殺 「お主のような者だけは、この命に代えても逃すわけにはいかん!」 鬼龍 027 二人の武道 和泉紫音 銃殺 「……覚えておけ、小僧。俺を殺したのは――決して貴様ではないということを」 武藤遊戯 030 ヒソカの性欲×1stステージ×桃の決意 ヒソカ 首切断 「大丈夫ですか、桃さ………ッ!?」 相楽左之助 044 死ぬことと見つけたり アーロン 全身に大ダメージ 「桃もいなく……な……たし……少しだけ……寝……ちまおう……か…………」 -
ネタバレ名簿
...○ロロノア・ゾロ/●サンジ/○ブルック/○アーロン 3/5【銀魂】●坂田銀時/●沖田総悟/○土方十四郎/○猿飛あやめ/○星海坊主 3/4【るろうに剣心】○緋村剣心/●相楽左之助/○志々雄真実/○瀬田宗次郎 3/4【地獄先生ぬ~べ~】○鵺野鳴介/○ゆきめ/○玉藻京介/●立野広 4/4【GANTZ】○玄野計/○和泉紫音/○加藤勝/○小島多恵 2/3【遊戯王】●武藤遊戯/○海馬瀬人/○獏良了 3/3【封神演義】○太公望/○蘇妲己/○聞仲 3/3【魁!男塾】○剣桃太郎/○雷電/○江田島平八 3/3【シャーマンキング】○麻倉葉/○麻倉ハオ/○マリオン・ファウナ 2/2【ジョジョの奇妙な冒険】○空条承太郎/○吉良吉影 2/2【DEATH NOTE】○夜神月/○L 2/2【家庭教師ヒットマンREBORN!】○山本武/○三浦ハル 2/2【魔人探偵脳噛ネ... -
不明支給品
... 確認済み 0~2 サンジ 放置 未確認 0~2 結城梨斗 結城梨斗 未確認 0~2 猿飛あやめ 猿飛あやめ 未確認 0~2 伊集院隼人 伊集院隼人 未確認 0~2 ララ・サタリン・デビルーク ララ・サタリン・デビルーク 未確認 0~2 山本武 山本武 確認済み、刀剣類ではない 0~2 太公望 太公望 未確認、宝貝ではない 0~2 麻倉ハオ 麻倉ハオ 未確認 0~2 西連寺春奈 麻倉ハオ 未確認 0~2 加藤勝 加藤勝 確認済み 0~2 鵺野鳴介 鵺野鳴介 確認済み 0~2 マリオン・ファウナ マリオン・ファウナ 未確認 0~2 玉藻京介 江田島平八 未確認 0~2 XI XI 未確認 0~1 蘇妲己 蘇妲己 未確認 0~1 L L 未確認 0~1 沖田総悟 小島多恵 未確認 0~1 夜神月 夜神月 未確認 0~1 小島多恵 海馬瀬人 未確認 -
本編(時間順)
...OK8Fbw 弥子 サンジ C-5 北西・森 002 どうでもいいことに限ってなかなか忘れない ◆p9mRQVG.OA 梨斗 宗次郎さっちゃん E-6 南・ジャングルE-6 南東・民家付近 003 クライモリ ◆SzP3LHozsw 直 F-5 森 004 笑う狼 ◆5nmbe2wGP6 獏良 クロロ B-5 北東・街 005 Girl meets Falcon ◆ENCG8HbCOo 海坊主 ララ B-6 北西・街 006 はじまり ◆DO.TxVZRzg 沙姫 広 志々雄 ゾロ D-3 何処かの民家 007 谷間 ◆qlSvzgMuwU 真夜 亀仙人 ルフィ F-5 岩山の麓 008 1/2の扉 ◆LNV.4FL//c レン 山本 D-4 ドラム城Dr.くれはの病室 009 霊は状況が悪い時に限ってでしゃばる ◆hW6N.Nhap2 銀時 ブルック 葉 F-3 街中 010 救世... -
俺様の軍事力はエリア一ィィィィィ!!
...で待っていたバクラがサンジの死体を無造作に放り込んだ。死者への気遣いなどは当然なく、扱いは乱暴だ。 「律儀に穴掘りやがって……優しいなあおい」 「わかって聞いているのが見え見えだぞ。あの男はかなり用心深い。あまり早くに戻ると怪しまれる。それなら、実際穴を掘ってその分時間を浪費した方がいい。 あとで場所を聞かれるかもしれないしな」 「わぁってるよ。で、首輪はどうやって取る?」 バクラがニヤニヤしながら聞く。手には、『あれ』が握られている。 「まったく趣味が悪いなお前は。俺がなんて答えるかわかっているだろうに」 「うるせえ。さあ、どうする?」 「決まっている」 それにクロロは淡白に答える。 それが当然、と言わんばかりに。 「それで散らした方が速い。それに、血がついたら困る」 ギュオーン ギュオ... -
本編(投下順)
...OK8Fbw 弥子 サンジ C-5 北西・森 一日目 深夜 002 どうでもいいことに限ってなかなか忘れない ◆p9mRQVG.OA 梨斗 宗次郎さっちゃん E-6 南・ジャングルE-6 南東・民家付近 一日目 深夜 003 クライモリ ◆SzP3LHozsw 直 F-5 森 一日目 深夜 004 笑う狼 ◆5nmbe2wGP6 獏良 クロロ B-5 北東・街 一日目 深夜 005 Girl meets Falcon ◆ENCG8HbCOo 海坊主 ララ B-6 北西・街 一日目 深夜 006 はじまり ◆DO.TxVZRzg 沙姫 広 志々雄 ゾロ D-3 何処かの民家 一日目 深夜 007 谷間 ◆qlSvzgMuwU 真夜 亀仙人 ルフィ F-5 岩山の麓 一日目 深夜 008 1/2の扉 ◆LNV.4FL//c レン 山本 D-4 ドラム城Dr.くれはの病室 一日目 深夜 0... -
追跡表
...6 024 036 サンジ 001 026 ブルック 009 021 035 アーロン 010 020 044 【銀魂】 坂田銀時 009 021 沖田総悟 012 土方十四郎 010 032 猿飛あやめ 002 029 041 星海坊主 026 042 【るろうに剣心】 緋村剣心 016 021 035 相楽左之助 017 044 志々雄真実 006 024 瀬田宗次郎 002 022 【地獄先生ぬ~べ~】 鵺野鳴介 018 029 042 ゆきめ 010 020 037 玉藻京介 025 立野広 006 024 【GANTZ】 玄野計 000 010 032 039 和泉紫音 010 020 027 加藤勝 013 028 034 小島多恵 014 031 【遊戯王】 武藤遊戯 017 030 海馬瀬人 014 034 ... -
伊集院隼人
伊集院隼人 元傭兵。現在はプロのスイーパーであり、盲目の男である。 2mを超える巨漢と全身筋肉で覆われた体は正に圧巻。 作中では最強レベルの人物であり、銃の知識、トラップの腕前、格闘能力は並ではない。 さらに、盲目でありながら健常人以上に物が見える、銃弾で撃たれても後背筋は貫けないなど様々な能力を持っている。 出展は一般人キャラが多いはずの漫画だが、ハッキリ言って異能者の一人と言って差し支えない。 外見の特徴はサングラスとはげ頭 -
西連寺春菜
西連寺春菜(サイレンジ ハルナ) 【基本設定】 物語が始まった時点では高校一年生、その後進級して二年生。 美少女であり、大人しめな性格をしているため、男からの人気は高い。 ご多分に漏れず、主人公の結城梨斗も彼女が好きだ。 【性格】 おとなしくて常識人。ララとは正反対の性格をしている。 また、しっかり者であり立候補していないにも係わらず、クラスの学級委員長を任される程。 結城梨斗の事が好きで、本人たちの気づかないうちに両思いになっているのだが、シャイなため気持ちは伝え切れていない。 ただし、春奈の梨斗好きは友人たちには周知の事実らしく、また初対面同然の美柑(梨斗の妹)にも看破されている感がある。 なお、非常に常識的な性格をしているが、お化けを見ると暴れだす習性も持っているため、お化けには要注意。 -
天条院沙姫
天条院沙姫(テンジョウイン サキ) 自称、彩南高校のクイーン。黙っていればかなりの美人だが、性格が災いしてあまりモテそうにない。 ちなみに、彩南とはサイナン=災難という意味であり、そこのクイーンということはつまるところ、災難クイーンと言っても良い。 (災難は筆者の推測である) 【基本設定】 高校三年生、(自称)学校1の美少女。 学校には運転手つきの車で登校し、頭髪は漫画界のお嬢様必須の立て巻きロールである。 立ち姿には無駄に背景が花になったり、キラキラになったりする。 常に取り巻きの女の子、九条凛と藤崎綾を従えており、2人を使って何とかして自分を高校1に押し上げようとしているようだ。 【話し方】 一人称:私、たまに「この天条院沙姫」 二人称:貴方 笑い方:ほーほほほほ 笑うときは片手を腰に当て、もう一方の手を口の近くに当てるのがポイント。 -
亀仙人
亀仙人 【基本設定】 亀仙流武術の開祖。世間では武天老師とも呼ばれ、知る人ぞ知る武道の神。 作品内の必殺技の代名詞ともなった「かめはめ波」の生みの親。 劇中で登場した弟子に孫悟飯、牛魔王、孫悟空、クリリン、ヤムチャがいる。 きれいにハゲた頭にサングラスと白髭、アロハシャツ、または武闘着に亀の甲羅を背負っている。 初登場時点で齢300を超える老人。身長165cm。体重44kg。 【性格】 スケベでファンキー、かなり茶目っ気のある性格。 美人でグラマラスな女性に目がなく、隙あらばセクハラを仕掛けてくる。単なる下着やエロ本にも興味大。 反面、武術の先人として新たな世代の若者達の成長を見守り導く立派な面もあり、 戦力外となった物語後半でもその観察眼は確かなものだった。 ギャグとシリアスのメリハリが強いキャラクター。 【能力】 第三者と意識を同調させること... -
猿飛あやめ
猿飛あやめ 身長169cm、体重52kg。 【基本設定】 通称さっちゃん。 元お庭番衆のくノ一で、現在は不正な手段で金を受け取る悪党を裁く始末屋として働いている。薄紫色のロングヘアーを持つ美女。得意技は忍具、納豆を使った攻撃。 忍者としての素質は十分だが、眼鏡が無いと何もかもが見えなくなってしまう(メガネがないと明日も見えないらしい)上に聴力まで悪くなり(『銀時の風姿をした神楽』を銀時だと完全に思い込んでいたほど)、自身で気付かぬ内にとんでもないボケを繰り出してしまう。 また、銀時に対して恋心を抱いているが、全く相手にされていない。 一人称→私、稀にさっちゃん 二人称→貴方 【性格】 自他共に認めるMで、銀時からぞんざいな扱いを受けることが多いが、逆にそれを快感にしてしまっている。 また、銀時から侮辱されたときと銀時以外から侮辱されたときとでは... -
麻倉葉
麻倉 葉 頭のヘッドホン、首に掛けた熊のツメと木製の便所サンダルがトレードマーク。一人称は「オイラ」。 「楽に生きられる世界」を作る為シャーマンキングを目指すことを決意した。 自他共に認めるユルい性格で口癖は「なんとかなる」。また、宿敵・ハオの双子の弟で、彼を救おうと考えるほどのお人よしでもある。 作中で、唯一本気で怒ったのはファウストとの対戦時のみ。 幼い頃からシャーマンキングになるために祖父・葉明から修業を受けていた。日本有数のシャーマン一家である麻倉家の世継たる葉は幼い頃町中から鬼の子として忌み嫌われ、人間の友達が1人もいなかったが それでも「霊の見える奴に悪い奴はいない」と固く信じている。 もともとはオーバーソウルの存在を知らず憑依合体を主な戦闘手段としていたため、阿弥陀丸の真空仏陀切り(しんくうぶっだぎり)を始めとする数々の技が体に染み付いており、オーバーソウル会... -
LIAR GAME
LIAR GAME 結城梨斗、猿飛あやめ、そして西蓮寺春菜…ではなく、XIは先程桜の木の側らで居合わせたあと、此処からまっすぐ行ったところにある街へと歩いていた。 行き先を其処に決めた理由は、単純に人が多く集まりそうだったから。 ではどうしてC・Dエリアにある街ではないのかというと、まるで此処に集まってくれといわんばかりに地図の中心に堂々とのっていて、何となく怪しかったのだ。 「じゃあ西蓮寺はその江田島とかいうやつに襲われかけて誤って川に転落したからそんな格好をしてるってわけか」 「うん。本当にびっくりしたよ」 「でも梨斗、確か春菜ちゃんは何の訓練もしてない普通の子よね?あなたどうやって上がってきたのよ」 「…、それは…支給品にいいものがあって」 苦しい言い訳をしているのは春菜の姿に化けたXI。正体を見破られまいとできるだけ口数を減らしているの... -
妄想が現実を駆逐する
妄想が現実を駆逐する ヒトを、他の動物と区別する要素はいくつか存在する。 それは手や脳、足の発達だったり、道具……とりわけ火を自由に扱えることだったり、言葉を話すことだったり、死者の埋葬というヒト特有の風習を生み出したことだったり。 ――だがその中に、それが服を着用しているかどうかという区別法は、実は存在しない。 たしかに動物は自分から服を着たりすることはないだろう。 しかし、たまに街頭で飼い主によって服を身につけさせられたイヌや、サーカスでパツンパツンのシャツを着たクマなどを見かけたりすることはあるはずだ。 このような例からして、極論ではあるが動物が服を着ていてもおかしくはないということがわかる。 そしてそれを逆に言えば、服を着ていないヒトがいたとしても、これまたおかしくはないということだ。 (……だからって納得できるはずもねえんだがな) ... -
二人の武道
二人の武道(前編) 「うっひょー広っれえ~! くそぉ……サニーがいればすぐにでも大航海してやんのに!」 島の最南端、道路から少し外れたところにある崖。 本来なら人が落ちないようにするための柵が敷いてあるべきだが、この島に限っては一切そのようなものは見当たらず、そのために少しでも足を滑らせれば為すすべもなく崖下の海に転落してしまう。 にも関わらずその崖っぷちに自分から望んで向かうような者は、自殺志願者かもしくはよほどの命知らずぐらいなものだろう。 そして間違いなく後者に当たるであろう麦わら帽子を被った少年――モンキー・D・ルフィはそこに仁王立ちとなり、眼前に広がる広大な海を満面の笑みで見渡していた。 「何をしておる、置いてゆくぞルフィ!」 「え~? だってほら見てみろよ真夜! まだ今は見えねえけど、もう少し待てばあの海の向こうから太陽が出てきてすっげえきれいにな... -
鬼女 が 生まれた 日
鬼女 が 生まれた 日 -私が教室の隅っこで、絵を描いていたとき。 『あの……さ……』 -それが、始まりだった。 ***** ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 それは砂の上に落ちて、鮮やかな染みを作っていた。 ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 背中に空いた穴、そこから血が流れ出る。 ぽたり、ぽたりと血が落ちる。 それでも彼女の足は止まらなかった。 ***** -彼に呼ばれて、校舎の一角で向かい合った時。 『俺……と、付き合ったりとか……はは。だめだよね……』 -それが、彼との交際の始まりだった。 ***** 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。 背中が痛い。背中が痛い。背中が痛い 背中に空いた、傷が痛い... -
谷間
谷間 「さて…どうしたもんかの」 真夜中に長い髪を靡かせているのは一人の女性。 その若さにそぐわぬジジイ口調の着物美人が、髪を撫でて考え込んでいた。 その流れるような髪色は銀。 悩ましい膨らみが押し上げる肌蹴た胸元は艶やかに月明かりに照らされ、整った顔立ちも色香が溢れんばかりだ。 まさに月下美人と言えるだろう。 統道学園三年、柔剣部部長。 棗真夜は思案していた。 (まさかタチの悪い"ドッキリ"ではあるまい…) 馬鹿な、と頭を振って下らない考えを振り払う。 ただの趣味の悪い冗談で、首から上を吹き飛ばされてたまるものか。 はっきりと見た、アレは真実。 この地獄のような遊戯も、また真実。 『殺し合いをしてもらう』…?ふざけているがやはり真実だ。 首にはまる、冷たい感触がその証拠。 あの獣... -
ヒソカの性欲×1stステージ×桃の決意
ヒソカの性欲×1stステージ×桃の決意 上空に浮かぶ神秘的な輝きを放つ月が二人の男の影を晒していた。 一人は物柔らかな風貌をした少年、武藤遊戯。 もう一人は厳めしくもどこか優しさを持っている、そんな正反対の雰囲気たちを同居させているような少年、剣桃太郎。 二人の背景に存在するピラミッドの階段の二段目に遊戯が腰を降ろしており、 桃は後頭部に回した腕を枕に、階段の一段目に頭を預けて横になっていた。 「へぇ。じいさんにもらった宝物か」 宝物というのは遊戯が探しているという千年パズルのことだ。 彼の祖父がエジプトで発見してきたもので、彼にプレゼントされた物。 丁度真後ろの建物を黄金に塗り固めて逆さにしたような形をしている。 遊戯はそれをペンダントのようにして常に身につけていた。 さて―――――― その千年パズルには... -
探し人
探し人 路上に放置された車が一台。 それに寄り添うように四人が座っている。 いきなり鼻がご立派な怪物と幽霊?に襲われた四人は、車に乗って逃げたはいいもののD-3の路上で立往生を余儀なくされていた。 車はアーロンという怪物と衝突した衝撃に加え、荒い運転によってついに動かなくなってしまったのだ 「どうじゃ?」 「……そう簡単には直せそうにねぇな」 元々このパトカーは真撰組の所有物である。真撰組副長である土方はなんとも不思議な気分で車の調子を確かめる。 部下によって、時には自らの手によって廃車に追い込んだことのあるパトカー。 このパトカーもまた土方が最後の運転手になってしまった。 細かいところまでは分からないが、目先の故障箇所は前輪のパンクだ。 エンジン類もこの調子ではいくつか壊れているかもしれない。 叩いて直るというレベルの故障では... -
えっちぃのは嫌いです ~マリオン・ファウナの場合~
えっちぃのは嫌いです ~マリオン・ファウナの場合~ 夜の帳が剥ぎとられ、薄明かりが地上に降り注いでいる。 清々しい朝であるはずなのに、今はそれこそが不気味な雰囲気を醸し出している。 窓から差し込む陽射しに晒されるは、身に纏った――元は白だったはずの――赤いマント。 「さァて、どうするかねェこれから…」 強制的な空間移動という奇妙な攻撃を受けた星海坊主は数時間前、気付けば建物内に居た。 そのことについて色々と考えたいこともあったが、今はもっと大事なことがあるため、 それからはずっと、光と影、白と黒の斑模様に染め上げられた喫茶店の中で、星海坊主は地図との睨めっこを決め込んでいた。 夜兎族。 ――とは、今は絶滅寸前の、宇宙最強種族の中の一種である。 生身の身体で宇宙空間を移動したり、頭部に弾丸が撃ち込まれても持ち前の回復力で傷を癒すなど... -
救世主現る!
救世主現る! はひー、たたた、大変です! さ、先程私、三浦ハルは見てしまったんです、生まれて初めて。 何をかって?それは……言えません。やっと落ち着いたというのに、また吐き気が襲ってきちゃいますから。 そしてその初体験を奪った…ワポルさんという方は何とハルたちにこう言ったんです。 殺し合いをしろ、と。 即答させてもらいますが無理です。 ハルにはそんなデンジャラスなことできません。できるわけがないです。 でも、だったらこれからどうすれば良いのでしょう。 ハルはただの乙女です、必殺技とか持ってないです。 確かに新体操はやってますから単純な運動はできるほうだと思いますが…。 戦場で女子中学生の運動神経が役に立つのでしょうか? 「助けてください、ツナさ~ん……」 そうは言ってもハルのヒーローのツナさんがここに居るとは限り... -
二人の武道(後編)
二人の武道(後編) その時、軽い老人の声が背後から聞こえてくる。 いつの間に自分の後ろへと移動した――と思うべきところなのだろうが、このタイミングで仕掛けてくることも、この亀仙人のスペックならば瞬間的に背後へ回るのが可能だということも鬼龍にはわかっていた、 「忘れてなどいない。だからこそ貴様らは今まで俺に仕掛けてこれなかったのだろう」 そう……亀仙人と真夜がずっとルフィ一人に鬼龍の相手を任せっぱなしにしていたのは、二人が戦っている間に彼の隙を突こうとしていたためだ。 少しでも隙があれば攻め入るつもりでじっと待っていたのだが、鬼龍はその点見事だった。 ルフィと互角以上に戦いながらも決してこちらに対する警戒を怠ることなく、結果亀仙人ほどの使い手でもそこに一分の隙も見つけることができなかったのだ。 だがさすがにルフィにとどめが刺されることだけは防がねばならず、亀仙人... -
死ぬことと見つけたり
死ぬことと見つけたり あれからどれくらいの時間が経ったのか。 波が控えめな水音を上げる湖畔で左之助が目を覚ますと、 まだいくらか夜の残滓を留めた空が東の彼方から色味を変えはじめるところだった。 左之助は下草の柔らかな褥の中で上体を起こすと、片膝を立てた格好で眠そうに欠伸をし、 それから鳥に似た頭を乱暴に掻いた。 数時間不貞寝を決め込んだお蔭か、桃との喧嘩の疲れは残っていなかった。 しかし右手にはまだ痛みがある。 折れているのかひびが入っているのか、それともただの打ち身なのか、 無頓着を絵に描いたような左之助にはてんで具合がわからなかったが、 少なくともちょっと寝たくらいで治る怪我ではなかったらしく、さっきまでに比べてだいぶ腫れが増しているようだった。 じんじんとした鈍い痛みは脈と同調した短い周期で左之助を襲ってくる。 この有様では再び二重の... - @wiki全体から「サンジ」で調べる