あるちいさなまちに、おおきなでぱーとがありました。
まちいちばんのおおきなおみせ、そこのおもちゃうりばには、こどもたちのにんきもののピエロがいました。
ピエロは子どもたちをたのしませていました。
ピエロはこどもたちがだいすきでした。
じぶんのげいで笑ってくれる、明るいこどもたちのえがおが大好きでした
あるひ、まちにとってもたくさんのゾンビがあらわれました。
ひとをたべちゃうゾンビは、こどもたちをたべようとしました。
ピエロはひっしにこどもたちをまもろうとしました
ほかのおとなたちは、われさきににげだして、こどもたちをみすてたのです
ピエロはがんばって、ゾンビをやっつけました。やっつけて、やっつけて、やっつけつづけました
ふときがつくと、こどもたちのこえがきこえません
まもっていたこどもたちは、もうないたりひめいをあげたりしませんでした
いや、できませんでした
ーーピエロはギがクルッてシマいましたーー
ピエロはミンナをまもれませんでした。デモソれからいッパイコロシました。
わるい、トってもわるいゾンビをタクさん。
こどもたちをみすてた、とくにわるいゾンビもコロシました。
こどもたちはシアワセです。
ズットたのしくジェッとコーすたーにノって、ゾンビにオイツカレマセン
◆ ◆ ◆
異様な風貌だった。
明るい色彩の服、バカみたいにデカいサイズの靴、そして白塗りの顔のメイク。真っ赤な赤鼻が、とても目立つ。
まあ、所詮ピエロといった容姿。
道のど真ん中に立ち尽くし、微動だにしない道化。
子供たちはどこ?
彼、アダム・マッキンタイヤーが最初に思った思考。それはこの異常な状況の事ではない。
純粋に、子どもたちの安否についての事だ
アダムは守っていた。とっても可愛い"子ども"達を怖いゾンビ達から
大人たちが我先に逃げ出す中、必死に守り抜こうとした
ーー守りきれなくなっても必死に、必死に守ろうとしたーー
だから狂ってしまった。
守って、守って、守っても……守りきれなかった。
みんな、悪いゾンビに食べられちゃった。
ボクがミンナを楽しませて、ボクもとってもHAPPYだったのに、タベラれちゃったんだ。
ミンナ、ミンナ、食べられちゃった
「アハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
乾いた笑いだ。
虚ろな目から察するに、無意識の内の物だろう。
それは空虚で、不気味で、とっても悲しい響きがあった。
笑いは笑いでも、ちっとも楽しいものではない。
赤いアフロを揺らし、小太りな体型の体を揺らす。そして笑い続ける。
ひとしきり、笑い続けていた。
それが止まる。急な静粛。
しばらく彼は考えた。ニタニタ笑いながら考えた。
そして出された結論。
「ボクは……」
ーーそれはーー
「カワいいみんなを……」
ーー狂気の中のーー
「守るんだよぉ……アハ、アハハハハハハ」
ーー歪んだ"優しさ"ーー
それは疑う事なく"優しさ"だった。
誰かを守りたい。それ自体はとても良い事だ。
だが、それは異常な状況下で歪んで閉まった上での物。
その決意が他者に益となるか、負となるかはまだわからない。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ
オホホッ、オホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホホッ
イカレたアダムは笑う。
濁った瞳に映るのは、大切な"こども"達だけ。それ以外はみんな悪いゾンビ。
ブォンブォンブォン
鈍い排気音。
それは、アダムの持っている小ぶりのチェーンソー。そのふたつから発せられる。
奇しくもそれは、アダムがジャグリングに使用していたもの。
支給されたそれを、手馴れた手つきで器用に振り回す。
「アハハハハハ、ミンナ、ボクがミンナをマモッテ上げるよぉッ! アハハハハハハハハハハハハハハハ」
アダムは、チェーンソーを構えながら街をかける。
ーー子どもたちを、守るためにーー
【3-F/黒須市/一日目/朝】
【アダム・マッキンタイヤー@デッドライジング】
[状態]: 健康的な肉体、狂気
[服装]: ピエロ服
[装備]: 曲芸用チェーンソー@デッドライジング
[道具]: 基本支給品 ランダム支給品×1
曲芸用チェーンソー×2@デッドライジング
[思考]
基本:"子どもたち"を守る
1:悪い"ゾンビ"をヤッツける
2:アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
[備考]
※死亡前からの参戦。フランク・ウェストとの面識はなし。
※"子ども"以外、自分以外の大人がすべてゾンビに見えています。
最終更新:2014年01月30日 23:58