分布
東南アジア、南アジア
形態
体長550cm~650cm、尾長120cm~150cm、体高250cm~320cm。
オスの体重2700kg、メスの体重5400kg。
体色は灰色、耳が小さく背が丸い、
アフリカゾウと違い牙が口外に殆ど出ない。
生態
水場がある熱帯雨林や草原に棲息する。
通常は数頭~数十頭の家族群で生活をするが、時に200頭を超える巨大な群れを作る事もある。
食物は、木の葉、草本、樹皮、果実を最低でも一日150kg食べる。
水も大量に飲み水浴びを好むため、一日に80リットル~200リットルの水を必要とする。
乾季になると食料を求め移動を始める、移動距離は30km~40km。
繁殖は一年中行われる、妊娠期間は約18ヶ月~22ヵ月で1頭の子供を生む、離乳までは3年ほど。
性成熟はメスが9年~18年、寿命は60年~80年。
状況
4000年前から象牙を目的とした狩猟の対象になっている、今では象牙の取引は禁止されているが密猟はなくなっていない。
狩猟に変わる新たな脅威としては森林伐採による棲息地の消失と、戦争で埋められた何百万個にもなる地雷があげられる。
2003年の野生下の個体数は4万頭~5万2000頭ほどとされ、60年~70年前の約半数になっていると推定されている。
最終更新:2019年05月31日 21:09