分布
アフリカ大陸のサハラ砂漠から南
形態
体長500cm~750cm、肩高330cm~400cm。
オスの体重6トン~8トン、メスの体重3トン~4トン。
体色は灰色、
アジアゾウに比べ大きな耳と最大350cmにもなる長い牙を持つ。
生態
サバンナの草原や砂漠、森林に棲息している。
基本的には年老いたメスをリーダーとした十数頭の家族群で行動する、非常に社会性が高い動物で仲間が怪我や病気になると助け合い家族が死ぬと悲しむといわれる。
群れが大きくなりすぎた場合は分裂してグループを分ける、20頭以上には滅多にならないが1000頭にまで膨れ上がる場合もあるという。
オスはある程度育つと群れを去り、単独かオスだけの小さな群れを作り暮らす。
食物は、草本、樹皮、木の葉を食べる。
一日の12時間~16時間を食事の時間に費やし、自分の体重の5%にあたる100kg~300kgの量を食べる。
水も大量に飲み一日に190リットル以上は必要とする。
繁殖は3年~4年毎に行われ繁殖期になるとオスはメスの群れに加わり交尾を行う、妊娠期間は約22ヶ月で1頭の子供を産む、離乳まで3年~5年かかる。
性成熟は約10年、寿命は60年~80年。
状況
人による狩猟が最大の脅威で昔から、肉、皮、骨、特に象牙を目当てに狩猟されていた。
20世紀初頭には数百万頭いたが銃と自動車の普及によって1970年代には70万頭にまで減少していた、1989年に取引は禁止されたが今でも毎年4万頭近くが密猟されている。
最終更新:2019年05月31日 21:13