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巨人の書」(2011/03/28 (月) 18:49:53) の最新版変更点

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*巨人の書 #right(){[[前のページに戻る>死海文書]]} **エノクの夢に示された異象 (12-16章) 12章 1 これらの出来事のおこる前に、エノクは隠されたのであるが、人間の子らのうちだれひとり彼がどこに隠され、どこに住み、なにが彼の身の上におこったのかを知る者はなかった。 2 彼はこのとき「見張りの者」にかかわりを持っていたのであり、聖者たちとともに日をすごしていたのである。 3 わたし、エノクは力の主、永遠の王をほめたたえていた。するとみよ、「見張りの者」らがわたし――書記エノク――を呼ぶではないか。 4 「義の書記なるエノクよ、行ってあの天の『見張りの者』らにいえ。彼らは高い天をはなれ、聖なる永遠のすまいをすてて、女と交わって身をけがし、地上の子らのすることにならって妻をめとったのだ。さあ、彼らに告げるのだ。 5 『お前たちは地上におそろしい災いをもたらした。お前たちには平安も罪のゆるしもあたえられない。お前たちが自分の子らにたのしみを見出すかぎり、お前たちは愛する者が殺されるのを見、子らがほろびるのをなげくようになろう。そして、いつまで嘆願しても、あわれみと平安を得ることはできないであろう。』と」。 13章 1 そこでエノクは出て行って、いった。「アザゼルよ、お前は平安を得ることができない。お前をしばってしまえというきびしい判決がくだされたのだ。 2 お前には赦免も休息もあたえられない。お前が不義を教え、人びとに不信と不義と罪のしわざを示したからだ」。 3 それからわたしは行ってかれらすべてに語った。かれらはみな恐れ、恐怖とおののきがかれらを捕えた。 4 そこで彼らはわたしに求めてかれらのために赦免をうるための嘆願書をかかせようとし、またその嘆願書を天の主のみ前で読みあげてもらおうとした。 5 なぜなら、そのとき以来かれらは主に向かって直接語ることはもとより、彼らが訴追された罪を恥じるあまり眼を天にあげることすらできなくなっていたからである。 6 それでわたしは彼らの嘆願書をかき、彼らの霊と行ないに関する祈願と、彼らの罪が赦され生きながらえられるようにという祈りとをかきしるした。 7 そしてダンの地にあるダンの川のほとり、ヘルモン山の西南に出ていってそこにすわり、嘆願書をよんでいたのだが、そのうちについにそこで眠ってしまった。 8 すると、わたしは夢を見た。夢の中でわたしは異象を見たのだが、それは刑罰に関する異象であった。やがて一つの声がきこえ、そのまぼろしを天の子らに伝え、かれらを訓戒するようにと命ずるのだった。 9 わたしが眼をさまして彼らのところに行ってみると彼らはレバノンとセネセル(ヘルモン)の中間のアビレネにあつまって顔を手でおおって泣いていた。 10 わたしは彼らすべての前でわたしが眠っているあいだに見たまぼろしを語り、義のことばをときはじめ、天の「見張りの者」らを訓戒した。 14章 1 義のことばと永遠の見張りの者に対する訓戒の書。これは大いなる聖者があのまぼろしに示されたとおりをしるしたものである。 2 わたしは夢に見たことをいまこの肉体の舌とわたしの口を息を用いて語ろう。これらの舌と息は、大いなる者がそれを用いてたがいに語り合い、心でさとるために、人びとに与えられたものである。 3 主が人をつくり、知恵のことばをさとる力を与えられたように、わたしにも天の子ら、見張りの者を訓戒する力をお与えになった。 4 わたしはお前たちの嘆願をかきとめたが、わたしがまぼろしに見たところによると、お前たちの嘆願は永遠にききとどけられないと思われる。それどころかお前たちに対する判決はすでにくだされた。たしかにお前たちの嘆願はききとどけられない。 5 今からのち永遠にお前たちは天にのぼることを禁じられ、この世のつづくかぎりお前たちを地上の鎖につなぐことが命じられた。 6 お前たちは愛する子どもたちの滅亡を見、もはや子らを楽しみにすることはできなくなる。彼らはお前たちの眼の前で剣にかかってたおれるだろう。 7 彼らのための嘆願も、お前たち自身のための嘆願もききとどけられない。いくら泣いても祈っても、わたしがかいた嘆願書のすべてのことばを語っても、きかれないであろう。  8 わたしに示された異象はこうである。 まぼろしの中で雲がわたしを招き、霧がわたしをよび出した。星と稲光の軌道がわたしのうごきを早め、まぼろしの中の風がわたしを飛ばせて上にひきあげ、天へとはこび去った。 9 わたしは天に入って水晶でつくられ、火の舌にかこまれた壁の近くまで行った。わたしは次第におそろしくなった。 10 やがてわたしは火の舌を通りぬけて、水晶でできた大きい家に近づいた。その家の壁は水晶であったが、まるでモザイクの床のようであり、家の土台も水晶であった。 11 天井は星や天体のとおる道のようであり、その間には火ともえるケルビムがおり、彼らの上の天は水のようにすきとおっていた。 12 燃えさかるほのおが壁をとりまき、玄関も火にかがやいていた。 13 わたしは家の中に入ってみたが、そこは火のようにあつく、また氷のように冷たかった。そこにはいのちの喜びはなかった。わたしは恐怖につつまれ、おののきにとらえられた。 14 わたしはふるえおののいてひれ伏した。  15 わたしがこの異象を見ていると、みよ、前のよりも大きいもう一つの家が見え、その玄関はわたしの前に大きくひらいていた。この家は火のほのおでできていた。 16 それはあらゆる点で到底いいあらわすことのできないほどうつくしく壮大であり、大規模なものであった。 17 その床は火であり、その上に稲光と星のみちがあり、天井もほのおであった。  18 家の中に高い玉座があったが、その外見は水晶のようであり、その車輪は輝く太陽のようであった。そこにもケルビムの姿が見えた。 19 玉座の下からはもえる火が流れ出ていたのでわたしはそれを見つめるのにたえられなかった。 20 大いなる栄光の主が玉座の上にすわっておられ、その衣は太陽よりも明るく輝き、どんな雪よりも白かった。 21 その栄光とあまりの荘厳さに天使たちもひとりとして家の中に入ってみ顔を見ることはできず、人間はもとよりだれも見ることはできなかった。 22 もえる火が主のまわりにあり、巨大な火がみ前にあってだれも近づくことはできなかった。何千万という大群が主のみ前に居たが、主はひとりの助言者も必要とされなかった。 23 主に近く侍る最高の聖者たちは、夜もそこを去らず、み前をはなれることはなかった。  24 わたしはふるえながらひれ伏していたが、そのとき主はみずから口をひらいてわたしをお召しになった。「エノクよ、ここに来てわたしのことばをきけ」。 25 すると聖者のうちの一人がわたしに近より、わたしを起した。彼はわたしを支えて立ちあがらせ、扉に近づかせた。わたしは顔を伏せ、頭をたれた。 15章 1 すると主はいわれた。わたしは主のみ声をきいた。「義人エノクよ、義の書記よ。おそれなくてもよい。近くよってわたしの声をきけ。 2 行って、あのお前をつかわしてとりなしをしてもらおうとした天上の見張りの者らにつげるがよい。『お前たちこそ人間のためにとりなしをすべきであって、人間にとりなしてもらおうなどととはもってのほかである。 3 お前たちが高く聖い永遠の天をはなれ、女と交わり、人間の娘らによって身を汚し、妻をめとり、地上の子らと同じようにふるまい、巨人を生んだのは、いったい何のためなのか。 4 お前たちは聖なる霊的な存在であって永遠のいのちをもっているにもかかわらず、女の血で自分の身をけがし、肉なる者の血によって子どもを生んだ。そして、人間の子らとしての巨人たちはあの死んでほろびる者らと同様に血肉の欲にあこがれた。 5 それゆえわたしはかれらにも妻を与えて、かれらが妻をみごもらせ、子供をえて、地上の生に不足のないようにさせた。 6 しかし、お前たちはもともと霊であり、永遠の生命をもつもので、この世のつづくかぎり死ぬことのないものだったのだ。 7 だからお前たちには妻は定めてない。もともと天上の霊については天こそその住むべき場所なのだから。 8 さて、霊と肉から生まれた巨人たちだが、かれらは地上の悪霊とよばれ、地上に住むことがさだめられている。 9 悪霊はかれらのからだから出てきた。彼らが人間から生まれ、しかも聖なる見張りの者に本来の源をもっているからである。かれらは地上の悪い霊となり、悪霊という名でよばれる。 10 天の霊たちは天にすまいが与えられるが、地上で生まれた地上の霊は地上に住む。 11 巨人の霊は地上で災いを起し、抑圧と破壊と攻撃と戦いによって地上をうちこわし、さわがす。彼らは食物をとらないが、にもかかわらず飢えかわいており、攻撃をしかける。 12 これらの悪霊どもは人間の子らと、女に立ち向かう。かれらが女から出てきたからである。 16章 1 巨人が殺りくをおこない、破壊と死をもたらす時代から、その霊どもは肉の塊から出てきて、審判をうけることなく破壊を行なう。かれらはこの世の総決算がなされる大いなる審判の日まで破壊を行なうが、その日にはあの見張りの者らと不信な者らは確実に清算されるであろう』。  2 お前をつかわしてとりなしをしてくれるようにたのんだあの見張りの者たち、すなわちかつて天上にいた連中については、こういいなさい。  3 『お前たちはかつてたしかに天上にいた。しかしお前たちにはすべての秘密が示されたわけではなく、ただ価値のないことだけが知らされていたのだ。このようなつまらない知識を、お前たちは自分のかたくなな心から、女どもに知らせたので、女どもや男どもがこれらの知識を用いて地上に多くの悪業を行なったのだ』。  4 だから、彼らにいうがよい。『お前たちには平安はない』 と」。 **何故、巨人の書は封印されたのか? **巨人の発掘 &image(巨人発掘1.jpg) &image(巨人発掘2.jpg) &image(発掘場所.jpg)
*巨人の書 #right(){[[前のページに戻る>死海文書]]} **エノクの夢に示された異象 (12-16章) 12章 1 これらの出来事のおこる前に、エノクは隠されたのであるが、人間の子らのうちだれひとり彼がどこに隠され、どこに住み、なにが彼の身の上におこったのかを知る者はなかった。 2 彼はこのとき「見張りの者」にかかわりを持っていたのであり、聖者たちとともに日をすごしていたのである。 3 わたし、エノクは力の主、永遠の王をほめたたえていた。するとみよ、「見張りの者」らがわたし――書記エノク――を呼ぶではないか。 4 「義の書記なるエノクよ、行ってあの天の『見張りの者』らにいえ。彼らは高い天をはなれ、聖なる永遠のすまいをすてて、女と交わって身をけがし、地上の子らのすることにならって妻をめとったのだ。さあ、彼らに告げるのだ。 5 『お前たちは地上におそろしい災いをもたらした。お前たちには平安も罪のゆるしもあたえられない。お前たちが自分の子らにたのしみを見出すかぎり、お前たちは愛する者が殺されるのを見、子らがほろびるのをなげくようになろう。そして、いつまで嘆願しても、あわれみと平安を得ることはできないであろう。』と」。 13章 1 そこでエノクは出て行って、いった。「アザゼルよ、お前は平安を得ることができない。お前をしばってしまえというきびしい判決がくだされたのだ。 2 お前には赦免も休息もあたえられない。お前が不義を教え、人びとに不信と不義と罪のしわざを示したからだ」。 3 それからわたしは行ってかれらすべてに語った。かれらはみな恐れ、恐怖とおののきがかれらを捕えた。 4 そこで彼らはわたしに求めてかれらのために赦免をうるための嘆願書をかかせようとし、またその嘆願書を天の主のみ前で読みあげてもらおうとした。 5 なぜなら、そのとき以来かれらは主に向かって直接語ることはもとより、彼らが訴追された罪を恥じるあまり眼を天にあげることすらできなくなっていたからである。 6 それでわたしは彼らの嘆願書をかき、彼らの霊と行ないに関する祈願と、彼らの罪が赦され生きながらえられるようにという祈りとをかきしるした。 7 そしてダンの地にあるダンの川のほとり、ヘルモン山の西南に出ていってそこにすわり、嘆願書をよんでいたのだが、そのうちについにそこで眠ってしまった。 8 すると、わたしは夢を見た。夢の中でわたしは異象を見たのだが、それは刑罰に関する異象であった。やがて一つの声がきこえ、そのまぼろしを天の子らに伝え、かれらを訓戒するようにと命ずるのだった。 9 わたしが眼をさまして彼らのところに行ってみると彼らはレバノンとセネセル(ヘルモン)の中間のアビレネにあつまって顔を手でおおって泣いていた。 10 わたしは彼らすべての前でわたしが眠っているあいだに見たまぼろしを語り、義のことばをときはじめ、天の「見張りの者」らを訓戒した。 14章 1 義のことばと永遠の見張りの者に対する訓戒の書。これは大いなる聖者があのまぼろしに示されたとおりをしるしたものである。 2 わたしは夢に見たことをいまこの肉体の舌とわたしの口を息を用いて語ろう。これらの舌と息は、大いなる者がそれを用いてたがいに語り合い、心でさとるために、人びとに与えられたものである。 3 主が人をつくり、知恵のことばをさとる力を与えられたように、わたしにも天の子ら、見張りの者を訓戒する力をお与えになった。 4 わたしはお前たちの嘆願をかきとめたが、わたしがまぼろしに見たところによると、お前たちの嘆願は永遠にききとどけられないと思われる。それどころかお前たちに対する判決はすでにくだされた。たしかにお前たちの嘆願はききとどけられない。 5 今からのち永遠にお前たちは天にのぼることを禁じられ、この世のつづくかぎりお前たちを地上の鎖につなぐことが命じられた。 6 お前たちは愛する子どもたちの滅亡を見、もはや子らを楽しみにすることはできなくなる。彼らはお前たちの眼の前で剣にかかってたおれるだろう。 7 彼らのための嘆願も、お前たち自身のための嘆願もききとどけられない。いくら泣いても祈っても、わたしがかいた嘆願書のすべてのことばを語っても、きかれないであろう。  8 わたしに示された異象はこうである。 まぼろしの中で雲がわたしを招き、霧がわたしをよび出した。星と稲光の軌道がわたしのうごきを早め、まぼろしの中の風がわたしを飛ばせて上にひきあげ、天へとはこび去った。 9 わたしは天に入って水晶でつくられ、火の舌にかこまれた壁の近くまで行った。わたしは次第におそろしくなった。 10 やがてわたしは火の舌を通りぬけて、水晶でできた大きい家に近づいた。その家の壁は水晶であったが、まるでモザイクの床のようであり、家の土台も水晶であった。 11 天井は星や天体のとおる道のようであり、その間には火ともえるケルビムがおり、彼らの上の天は水のようにすきとおっていた。 12 燃えさかるほのおが壁をとりまき、玄関も火にかがやいていた。 13 わたしは家の中に入ってみたが、そこは火のようにあつく、また氷のように冷たかった。そこにはいのちの喜びはなかった。わたしは恐怖につつまれ、おののきにとらえられた。 14 わたしはふるえおののいてひれ伏した。  15 わたしがこの異象を見ていると、みよ、前のよりも大きいもう一つの家が見え、その玄関はわたしの前に大きくひらいていた。この家は火のほのおでできていた。 16 それはあらゆる点で到底いいあらわすことのできないほどうつくしく壮大であり、大規模なものであった。 17 その床は火であり、その上に稲光と星のみちがあり、天井もほのおであった。  18 家の中に高い玉座があったが、その外見は水晶のようであり、その車輪は輝く太陽のようであった。そこにもケルビムの姿が見えた。 19 玉座の下からはもえる火が流れ出ていたのでわたしはそれを見つめるのにたえられなかった。 20 大いなる栄光の主が玉座の上にすわっておられ、その衣は太陽よりも明るく輝き、どんな雪よりも白かった。 21 その栄光とあまりの荘厳さに天使たちもひとりとして家の中に入ってみ顔を見ることはできず、人間はもとよりだれも見ることはできなかった。 22 もえる火が主のまわりにあり、巨大な火がみ前にあってだれも近づくことはできなかった。何千万という大群が主のみ前に居たが、主はひとりの助言者も必要とされなかった。 23 主に近く侍る最高の聖者たちは、夜もそこを去らず、み前をはなれることはなかった。  24 わたしはふるえながらひれ伏していたが、そのとき主はみずから口をひらいてわたしをお召しになった。「エノクよ、ここに来てわたしのことばをきけ」。 25 すると聖者のうちの一人がわたしに近より、わたしを起した。彼はわたしを支えて立ちあがらせ、扉に近づかせた。わたしは顔を伏せ、頭をたれた。 15章 1 すると主はいわれた。わたしは主のみ声をきいた。「義人エノクよ、義の書記よ。おそれなくてもよい。近くよってわたしの声をきけ。 2 行って、あのお前をつかわしてとりなしをしてもらおうとした天上の見張りの者らにつげるがよい。『お前たちこそ人間のためにとりなしをすべきであって、人間にとりなしてもらおうなどととはもってのほかである。 3 お前たちが高く聖い永遠の天をはなれ、女と交わり、人間の娘らによって身を汚し、妻をめとり、地上の子らと同じようにふるまい、巨人を生んだのは、いったい何のためなのか。 4 お前たちは聖なる霊的な存在であって永遠のいのちをもっているにもかかわらず、女の血で自分の身をけがし、肉なる者の血によって子どもを生んだ。そして、人間の子らとしての巨人たちはあの死んでほろびる者らと同様に血肉の欲にあこがれた。 5 それゆえわたしはかれらにも妻を与えて、かれらが妻をみごもらせ、子供をえて、地上の生に不足のないようにさせた。 6 しかし、お前たちはもともと霊であり、永遠の生命をもつもので、この世のつづくかぎり死ぬことのないものだったのだ。 7 だからお前たちには妻は定めてない。もともと天上の霊については天こそその住むべき場所なのだから。 8 さて、霊と肉から生まれた巨人たちだが、かれらは地上の悪霊とよばれ、地上に住むことがさだめられている。 9 悪霊はかれらのからだから出てきた。彼らが人間から生まれ、しかも聖なる見張りの者に本来の源をもっているからである。かれらは地上の悪い霊となり、悪霊という名でよばれる。 10 天の霊たちは天にすまいが与えられるが、地上で生まれた地上の霊は地上に住む。 11 巨人の霊は地上で災いを起し、抑圧と破壊と攻撃と戦いによって地上をうちこわし、さわがす。彼らは食物をとらないが、にもかかわらず飢えかわいており、攻撃をしかける。 12 これらの悪霊どもは人間の子らと、女に立ち向かう。かれらが女から出てきたからである。 16章 1 巨人が殺りくをおこない、破壊と死をもたらす時代から、その霊どもは肉の塊から出てきて、審判をうけることなく破壊を行なう。かれらはこの世の総決算がなされる大いなる審判の日まで破壊を行なうが、その日にはあの見張りの者らと不信な者らは確実に清算されるであろう』。  2 お前をつかわしてとりなしをしてくれるようにたのんだあの見張りの者たち、すなわちかつて天上にいた連中については、こういいなさい。  3 『お前たちはかつてたしかに天上にいた。しかしお前たちにはすべての秘密が示されたわけではなく、ただ価値のないことだけが知らされていたのだ。このようなつまらない知識を、お前たちは自分のかたくなな心から、女どもに知らせたので、女どもや男どもがこれらの知識を用いて地上に多くの悪業を行なったのだ』。  4 だから、彼らにいうがよい。『お前たちには平安はない』 と」。 **何故、巨人の書は封印されたのか? **巨人の発掘  ところで、去年(2010年)、この大洪水の原因とされる「巨人」の骨が発掘されたのを、ご存知だろうか?公式には、報道されていないのだが‥‥。3000キュピドとかではなかったのだけども、写真でわかるように、とんでもなくデカイ。まあ&bold(){ギルガメッシュ叙事詩}とかもあるわけで。いずれにしても、そうした伝承が、何らかの史実に基づいて記されているという、証拠になる発見である。 &image(巨人発掘1.jpg) &image(巨人発掘2.jpg) &image(発掘場所.jpg)

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