娘と親友を探しているか、なんかドラマのある探し物だな
……って、おいそんな事言ったら!
「任せない!私たちSOS団が探しだしてあげるわ!」
ほら、この馬鹿が反応した頼むから空気読んでくれ
ディアボロさん。
なに言ってやたぜ的な顔してんの?
未成年者に言ってないで警察に言えよ!そーゆうのは
「そうだ。警察には言ったのか?」
「馬鹿キョン」
いきなり人を馬鹿呼ばわりするな、てか即答かよ。
じゃあ、お前は警察に頼らずとも見つけられるのか?
「もちろんよ」
聞いた俺が馬鹿だったよ。
「確かに警察は役にたつわ。なんたって公僕なんですもの
でも警察に頼んで必ずしも見つかるとは限らないわ!
なんたって様々な仕事をしてるし、面子を保たないといけない。
なら私達SOS団が勢力をけっして探した方が見つかる確率はグンと上がるわ!」
長々と力説どうも。そしてハルヒは最後にこう付け足した
「それに、警察に言えないわけが有るのよ!きっと」
そっちの不思議要素が目的だろ。お前
「家は?行くところ有るの?」
ディアボロさんが答える前に、古泉が挙手して意見を述べた
「もし泊まるホテルが無いのでしたら僕の家はどうでしょうか?
夏の合宿に泊まった所ほどではありませんが、結構広いですよ」
「ん~。そう?なら古泉君の家で安心ね。いいディアボロ?私達が責任もって探すから」
未成年の言葉を本気にしないと思ってたが、なんと、かなーり重い雰囲気で頷いた。
おいおい期待させるのはヤバいんじゃないのかハルヒよ。
「大丈夫よ。見つければいいんだから!」
その自信はどこからくるんだ?
だいたい根拠のない自信ほど恐ろしいものはない
合否がきていない学校の制服を買うようなもんだぞ
なんてアホな例えを考えていると、小泉が近づき小声で俺に話しかけた。
どうやらディアボロさんは行く所がなくて困ってたらしく
この申し出は非常に助かったとのこと。
おいおいホームレスかよ。世知辛い世の中だな
しかし、こいつや他の連中の不思議パワーで案外簡単に見つけられんじゃないか?
なんて心のどこかで期待してしまった俺がいる。
やれやれ……感化されやすくなってきたな俺
to be continued...
最終更新:2007年11月20日 10:39