俺と律が付き合い始めて初めての土曜日
2人きりで出かける事にした
俺は「地元でいいんじゃね?」と言ったが
律が「部活の誰かに見られたら恥ずかしーし!せっかくだから遠出しようぜ」と少し遠い繁華街まで出る事にした
律の発言からするに、部活のみんなには内緒にしてるらしい
地元の駅前での待ち合わせも拒否られてしまった・・・
俺「ったく、
あいつから10時になんて言っときながら、寝坊なんてありかよ」
ドス!
後ろから強烈な衝撃とともに
律「おっまたせ~!わるいわるいw」
律が悪びれもなくやってきた
俺「お前が10時にって言っときながら遅刻すんなよ」
律「ごめんごめんw昨日眠れなくてさ」
俺「俺も・・・。眠れないわ早く起きちゃうわで。でも今の今の衝撃ですっきりしたよ」
律「だろ~?私に感謝しなさい!」
俺「訳のわからない事いってんなw時間も過ぎてるしさっさといくぞ」
律「おー!」
バタバタな感じでやっとデートが始まった・・・
デートといっても何をすればいいのか・・・
ネットとかで調べてくればよかったな・・・
律「お~い!ここ見てこうぜ!」
俺「ちょっとまてって」
律に引っ張られるまま服屋に入った
まぁ、あれこれ考えてもしょうがないか
律「ふっふ~♪あっ!これいいなぁ。いやこれも・・・」
俺(なんかこれってデートっぽいかも・・・)
そんな事を考えているうちに、律は買い物を終えたみたいだった
律「なんかごめんな。いろいろ見てたら集中しちゃって」
俺「服を選んでる律なんて初めてだったから新鮮だったよ」
律「なんか照れるなぁ///」
俺「そういやもう昼過ぎてんじゃんか。適当にファーストフードでいいよな?」
律「お~!」
店「いらっしゃいませぇ。あら、りっちゃんじゃない」
律「ムギ!?」
俺「知り合い?」
律「うん。軽音部の・・・」
紬「琴吹紬です。りっちゃんに彼氏が・・・どんどこいだったのに」
律「お~い、ムギ~?なんで落ち込んでるんだ?」
紬「いや・・・あっ!こちらでお召し上がりですか?」
俺「あ、はい。え~っと・・・」
律「まさかここでムギにあうとは・・・」
俺「まずかったのか?」
律「いや・・・まずくはないんだけどさ・・・恥ずかしいってか」
俺「俺と一緒にいるのが恥ずかしいのか・・・」
律「そうじゃない!なんかうまく言えないけど・・・」
俺「そういうもんか。俺は嬉しくて友達に紹介したいんだけどなぁ」
律「はずかしーし!」
俺「あははwそのうちなw」
俺「律~、ほれ」
律「ん?ちょっと!はずかしーし!」
俺はポテトを律に食べさせようとしたけど・・・
俺「え~?デートらしい事しようぜ?」
律「これってデートらしい事なのか?」
俺「まぁ、カップルらしい事?ほれ」
律「だからはずかしーし///」
俺「たのむよ~。おねがい!」
律「1回・・・1回だけだぞ!///」
はむ
律「///」
俺「なんか、ニヤニヤがとまんないw」
律「もうやらないからな!///」
俺「え~?すんごいかわいかったのに」
律「
かわいいとかいうな~!///」
食べ終わったあともCD見たり楽器見たりしたけど・・・
俺(もうこんな時間か・・・今しかないよな)
俺「なぁ、律」
律「ん?」
ギュッ
律「///」
俺「今日は楽しかったな」
律「うん///」
俺「律の友達にも会えたし」
律「あれは・・・月曜日にはみんなには言われんだろうなぁ」
俺「いいじゃん。澪にはいわないとさ」
律「そうだな。今日も電話するし先にいっちゃうか!」
俺「立ち直りはっや~」
律「そこが私のいいところ♪」
俺「まぁなwさて帰るぞ~」
手もつなげたし、初デートしては上出来だろ
まだまだ律との楽しい時間は続いて行くんだし
最終更新:2009年10月14日 10:04