律「うおぉぉお!!」
唯「すっごーい!!」
梓「おお……!!」
純「うわぁああ……!!」
なにこの設備。見たこともないような高級らしい機材だらけ……、すごい、やばい。
律「こっ、こんなことならもっと早く練習すればよかった!」
唯「ギー太! 腕が鳴るね!」
純「こ、こんなとこで練習していいの?!」
梓「すごい、すごいです!」
この梓のはしゃぎ様。わたしもはしゃいでるけど。
澪「よし、一回あわせてみようか」
唯「今ならなんだって弾けそうだよ!」
律「わたしだってなんだって叩けるね!」
紬「喜んでくれてるみたいで、嬉しいわー」
律「よーしいくぞー! まずはふでペン! ワン・ツー……」
~~~~~
唯「ごめんよあずにゃあ~ん!」
梓「始めから間違えるなんて、見損ないました!」
純「澪先輩ごめんなさーい!」
澪「もっとちゃんと練習しなきゃダメだぞ」
戦犯、唯先輩とわたし。
本当に申し訳ない……。
唯「純ちゃん、がんばって練習しようね……!」
純「はい……」
澪「うーん……しばらく、パート練習でもしようか?」
パート練習……澪先輩と、二人っきり……! 緊張する!
~ギターの二人~
ペーレーレーレレ~ペペー↑
唯「う~、あずにゃん……難しいよう……」
梓「いいですか唯先輩、上手く弾けないところはまず、ゆっくりやってみるんです」
唯「なるほど……こうかな?」
ぺーれーれーれれ~ぺぺーん♪
唯「おお、できたっ!」
梓「それをこんどは、だんだん早くできるように練習するんです」
唯「ふむふむ……、勉強になりますあずにゃん先輩……」
ペーレーレーレレ~ペペーン♪
唯「できた! できたよあずにゃん!」だきっ
梓「見直しました! すごいです! やればできるじゃないですか!」
唯「あずにゃんのおかげだよお、むちゅちゅー」
梓「ちょ、きゃあぁああ!?」
ぺっちーん!
唯「あずにゃんしどい……ともにこの喜びを分かち合おうと思ったのに……」
梓「もっと別の方法で分かち合いましょうよ、もう……」
~ベースの二人~
澪「純、さっきはリズムキープが上手くできてなかったな」
純「は、はい!」
澪「周りの音をもっと聞くんだ、純はベース上手なんだから」
純「周りの音……」
澪「特に、律のドラムはちょっと走り気味だからな……、あわせるのは大変かもしれないけど、わたし達が崩れないようにしないと」
純「はい! わかりました!」
律「おーい、そこの二人、何か聞こえたぞー」
澪「律の悪口をちょっと」
律「なにー? 純、それは聞き捨てならないなー?」
純「い、言ってませんってば!」
澪「ははは、純、緊張しないようにな、落ち着いて、楽しもう」
純「澪先輩……!」
~キーボードの二人~
憂「あの、紬さん、よかったらわたしにキーボード、教えてくれませんか?」
紬「あら、憂ちゃんも弾けるの?」
憂「子供の頃、少し……、皆さんの演奏を聞いてたら、わたしもやってみたくなって」
紬「いいわよ、こっちにおいで~」
憂「あ、はい!」
紬「ふわふわの練習してみよっか、憂ちゃん」
憂「わかりました、えっと……」
~~~~♪
憂「こ、こんな感じ、ですか?」
紬「上手じゃない! 憂ちゃんすごい!」
憂「紬さんほどじゃないですけど……ありがとうございます!」
紬「同じパートの後輩がいるって楽しいわねー♪」
憂「そうですね、お姉ちゃんも梓ちゃんがはいって、すごく嬉しそうにしてましたし」
紬「憂ちゃんもけいおん部、はいらない?」
憂「えーっと……考えておきますね!」
~ドラムの一人~
律「くそー、暇だー」
律「いいなー、みんな、教える後輩がいて」
律「なんかベースの二人に文句言われたし……」
ぴんぽーん
律「あれ? 誰か来た?」
律「ムギー、は、憂ちゃんと練習してるな……、わたしが出てこよう」
律「はいはーい今行きまーす!」
律「今あけますっと……」
ガチャ
さわ子「おいてくなんてひどいじゃないのよー!!!」グワーッ
律「ぎゃああああっ?!!?」
さわ子「知らない間に合宿行ってるんだもの、失礼しちゃうわ!」
律「し、しんぞうにわるいぜさわちゃん……」ドキドキ…
さわ子「なに? 他の皆は?」
律「今、パート練習中で……」
さわ子「へぇ、まじめに練習してるんじゃない」
律「そりゃあ、合宿ですから!」
さわ子「あら、りっちゃん肌焼けた?」
律「昼間にたっぷりと焼かせていただきました……」
さわ子「はーい、パート練習そこまでー!」
澪「さ、さわ子先生!?」
唯「どうしてここに!?」
さわ子「さっきムギちゃんに電話して教えてもらったのよ! 置いてけぼりなんてあんまりだわ!」
律「ムギ……教えておいてくれよな……」
紬「えーっと、みんな驚くかなー、って、えへへ」
梓「びっくりしましたけど……」
純「ほんとうに神出鬼没ですよね……」
さわ子「まぁまぁ、早くわたしに練習の成果を聞かせてちょうだい!」
そして早く遊びましょう、なんて子供じみた本音が聞こえてくるようだ。
ていうか、奥のほうに花火がいれてあると思しき袋がおいてある。
見えるように置いているのだろうか。
律「よーし、じゃあふでペンやろう! ワン・ツー!」
澪先輩に教わったこと、周りの音を聞く、リズムキープ……落ち着いて、いつもどおり。
~~~~♪
じゃーん……
律「おお! 今のよかったな!」
梓「そうですね! 唯先輩も、さっきとは大違いです!」
唯「えへへ……もっと褒めてあずにゃーん……」ぎゅーっ
澪「純、その調子だぞ」ナデナデ
純「えへへ……」
澪先輩に褒められちゃった……。えへへ……。
紬「さわ子先生、どうでしたか?」
さわ子「ええ、すごくよかったわ!」
憂「はい、皆さんかっこよかったです!」
唯「いえーい、うい、ぴーっす!」
憂「お姉ちゃんかっこいい!」
さわ子「さ、みんな練習疲れたでしょう! 実は花火持ってきたのよ! これからやらない?」
律「お、さわちゃんさすが!」
純「やっぱり花火……、いいですね!」
澪「おい、まだあんまり練習……、まぁ、いいか……」
梓「そうですね、今のすっごくよかったですし……」
純「おっ、梓の口からそんな台詞が聞けるとはー」
梓「そ、せっかく先生が花火もって来てくれたんだから、それで……」
素直じゃないですなあ、梓ちゃんたら。
~~~~~
唯「二刀流ー! りっちゃん覚悟ー!」
律「なにー?! ならわたしは……」パクッ
律「はんほうりゅうらー(三刀流だー)!」
唯「あははは! りっちゃん口から火ぃ噴いてる! あははは!!」
さわ子「こら! あなたたち、危ない遊びしない!」
憂「お姉ちゃん、めっ!」
律唯「ひゃい……」
純「梓ー、線香花火? 風情があっていいねえ」
梓「ちょ、純いま集中してるから話しかけないで」
純「むー、なーに真剣になってんのさ」
線香花火、集中……。
あぁ、火の玉を落とさないようにしてるのかな?
純「へっへー、梓ー、わたしにも見せてー」
ババッバババッ
純「おぉ、閃光がほとばしり始めたね!」
梓「落とさないようにするのが大変なんだよね……」
純「梓、知ってた? このオレンジの光、触っても熱くないんだよ、ほら」さっ
バババッババッ
梓「そんなの常識でしょ」
純「えっそうなの?」
自慢げだった分ちょっと恥ずかしい。
最終更新:2011年03月15日 15:22