純「う…うぅ……///」
純(嬉しい…嬉しすぎて死ぬ……)
純(嬉死しちゃう……)
澪(あ…喜んでるみたい)
澪(良かった)
澪「……」
澪(純にゃんの髪…モコモコしててかわいい)
澪(…かわいいなぁ)ナデナデ
純「っ…///」
澪(抱きつくのは…まだ早いかな)
純「あ…澪、先輩……」
澪「ん?」
純「ありがとう…っございます」
澪「あ、うん」
澪「……」
澪(私…純にゃんの頭ナデナデしちゃったのか…)
澪「……」
澪(な、なんて大胆なことしちゃったんだー!?)
澪(冷静になってみたらすごい恥ずかしい~!!)
澪「うぅ…///」
唯「キス!キスしちゃえ!」
梓「それはまだ早いですよ」
澪「……」
純「……」
澪(なんだか…変な空気になっちゃった)
純(どうしよう…恥ずかしくてあたま真っ白だ…)
澪「……」
純「……あ」
澪「うん?」
純「澪先輩の手…大きいですね」
澪「えっ」
純「たくましくてかっこいいですね!」
澪「!?」ガーン
純「えへへ……って、澪先輩?」
澪「……」
純「あの…」
純(ひょっとして…な、なんか変なこと言っちゃった?)
澪「……かわいくないよね」
純「へ?」
澪「私の手…大きくて女の子っぽくないでしょ」ウルウル
純「え…っと~」
澪「たくましいって……」
純(やばっ…やっぱマズイこと言っちゃった!?)
澪「背も大きいし…ホント女の子からかけ離れてるよな…」
純「ぜ、全然そんなことないですって!!むしろそういうところに憧れるんですよ!!」
澪「私は嬉しくない~っ!!」
純(ど、どうしよう…)
純(まさか体が大きいことがコンプレックスだったなんて…)
純「……」
純「み、澪先輩はかわいいです!」
澪「…ほぇ?」
純「ホントにかわいいです!もうすっごいキュート!!」
澪「で、でもぉ…」
純「ほら、私が軽音部に見学しに行ったときあるじゃないですか?」
純「あの時のメイド服の澪先輩かなり可愛かったです!」
澪「…本当に?」
純「はい!超かわいい女の子でした!!」
澪「そ、そうかな……エヘヘ」
唯「なんか純ちゃんが澪ちゃんをなだめたみたい」
梓「短期間で澪先輩の扱いに慣れるなんて…やるね純」
純「同じ女から見ても十分可愛いですよ?澪先輩」
澪「も、もうよしてくれ…恥ずかしくなる」
純「えー、でも可愛いのは可愛いんですもん」
澪「うぅ…///」
純「えへへ」
澪「じゅ…純も可愛いよ」
純「えっ」
澪「そのぅ…純も可愛いと思う」
純「いや…いやいやいや」
純「私なんて…あんまり可愛いくないですよ」
純「友達でも、梓や憂のほうが可愛いし」
純「澪先輩や軽音部の人たちも…」
澪「そんなこと…」
純「あはは、みんなと比べたら私は最下位ですよ」
純「こうやって澪先輩と一緒にいるのも本当は釣り合ってない…」
澪「そ、そんなことはない!!」
純「澪先輩…」
澪「自分の価値をそんな低くしなくてもいいじゃないか」
澪「私は純のことが可愛いと思うし大好きだ!!」
純「………えっ」
澪「………あっ」
純「……」
澪「……」
純「……」
純(今…なんて言われた……?)
澪(好きって…言っちゃった……)
純「……」
澪「……」
純「……」
澪「…///」プシュー
純「み、澪先輩!?」
唯「な、なんかすごいことに!!」
梓「おぉ…!」
澪「あ…あぅ…」
澪(勢いとはいえ…なんてことを……)
純「大丈夫ですか澪先輩!?」
澪「う、うん…」
純「えっと……」
澪「……」
純(ど、どうリアクションすればいいんだろう…)
純「……」
澪「……」
純「……」
澪「……その」
純「は、はい!」
澪「好きにも…いろいろあるからな……」
純「……」
澪「……」
純「…で、ですよね~!」
澪「あはは…」
唯「もう!押しが弱いよ澪ちゃん!!」
梓「ちょっと先輩押さない…ふにゃっ!?」
ガタンッ
澪「!?」ビクッ
純「な、なに!?」
梓「マズイ…逃げますよ唯先輩!」
唯「えぇ~、もうちょっと見たい~」
梓「これ以上は無理ですっ」
澪「だ、誰かいるの…?」
純「……」キョロキョロ
純「一応…誰もいないみたいです」
澪「そ、そうか…」
澪「でもじゃあ、あの音はなんだったんだ……」
純「まさか…幽霊とか?」
澪「ひぃいっ!?」
純「あはは、冗談ですよ冗談」
澪「オバケナンカイナイ、オバケナンカイナイ…」ガクガクブルブル
純「あ…」
純(オバケ苦手なんだ)
澪「う~…」ブルブル
純「……」
純(澪先輩って…想像してたのと全然違う)
純(本当は怖がりで、繊細な人…)
純「……」
純(けど、そっちの方がいいかも!)
純(よく分からずに憧れてた時よりも、親近感がわくし)
純「澪先輩!」
澪「…へ?」
純「もう遅いし、帰りましょうか」
澪「あ…うん…」
純「手」
澪「な、なに…?」
純「手をつないで帰りませんか?」
澪「え…」
純「そうすれば怖くないですし」
澪「……」
純「ほら」
――ぎゅっ
澪「あっ…」
純「えへへ、帰りましょう」
澪「…う、うんっ!」
純(澪先輩の手、大きい)
純(でも…すっごく可愛い)
梓「ふぅ…なんとか逃げ出せましたね」
唯「二人ともどうなったんだろ~」
梓「さぁ…」
唯「…えへへ」
梓「どうしたんですか?」
唯「なんだか懐かしいね」
梓「え?
唯「私たちもあんな風に二人で練習したことあるじゃん」
梓「…そうでしたっけ」
唯「そうだよ~。それで今みたいに仲良くなったんだし」
ぎゅーっ
梓「うぅ…///」
唯「二人っきりだとおとなしいね」
梓「人前じゃ恥ずかしいに決まってるじゃないですか」
唯「ところで気になってたんだけど、この紙はなに?」
梓「あ、ちょっ!!」
唯「…歌詞?」
梓「そ、それはまだ未完成です!」
唯「ほぇ?」
梓「本当はもっと完璧にして唯先輩に歌ってあげようと思ったんです…」
唯「えー、十分完璧だよ?」
梓「ダメです。友達に見せたら反応イマイチだったし…」
梓「今度完璧に仕上げますから」
唯「えへへ、楽しみにしてるねあずにゃん!」
梓「…はい///」
唯(それにしてもあの時の澪ちゃんたち、昔の私たちみたいだったな~…)
唯(ホントに懐かしい)
――帰り道
純「……」
澪「……」
純「少し寒いですね」
澪「そうだな」
純「……」
澪「……」
純「手…」
澪「うん?」
純「あったかいです」
澪「私も」
純「……」
澪「……そうだ」
純「どうしたんですか?」
澪「これ、純に渡そうと思って…」
澪「はい」
純「これは…?」
澪「純のために書いた詞。読んでくれると嬉しいな」
純「……」
澪「ど、どう…?」
純「う~ん…よく分かんないです」
澪「えぇっ!?」
純「でも嫌いじゃないですよ、この詞」
澪「ほ、本当!?」
純「はい!」
澪「良かった~、まか書いてくるからな!」
純「なら今度はもう少し分かりやすいやつにしてくださいね」
純「キミのハートはドーナツ、とか」
純「ちょっとついていけないです」
澪「うっ!?なんかグサッときた…」
純「あはは、でもさっき言ったとおり嫌いではないですよ。澪さんの詞」
純「よく分かんなくても、想いは伝わってくる感じがするし…」
澪「うぅ…ありがとう純!」
澪「そう言ってもらえるだけでも嬉しいよ!!」
純「そ、そうですか…」
澪「よし、今度はもっとすごいのを書こう」
純「……」
純「澪先輩」
澪「なに?」
純「また…ベース教えてもらってもいいですか?」
澪「ああ、もちろんいいよ」
純「迷惑じゃないですかね?」
澪「なんで?」
純「だって私はジャズ研だし…澪先輩は軽音部とかでいろいろ忙しいし」
澪「なに言ってるんだよ、そんなの気にしないって」
純「…えへへ、じゃあ遠慮なく」
澪「なんでも頼んでいいぞ。だって私は純の先輩だからな」
純「――だったら」
純「抱きついてもいいですか…?」
澪「えっ…」
純「あはは、なんちゃって」
純(我ながら大胆すぎたかな…)
澪「……」
純「じょ、冗談ですから気にしなくても…」
――ぎゅっ
純「あ……」
澪「むしろ私が抱きつきたかった」
純「えっ…え???」
澪「ふふ、あったかいなぁ…」
純「えっと……」
純「そう、ですね…」
澪「ふふっ」
純「……クスッ」
澪「……」
純「……」
澪「そろそろ行こっか」
純「はい」
澪「なぁ純」
純「なんですか?」
澪「純にゃんって…呼んでいい?」
純「えー、語呂悪いですよそれ」
澪「でも呼びたい」
純「だけど純にゃんって…」
澪「呼びたい!」
純「うっ…」
純(結構ワガママなところもある…)
澪「…だ、だめ?」
純「……」
純(でもまぁ…いっか。それも含めて澪先輩なんだし)
純「じゃあ…二人っきりのときだけですよ?」
澪「!」
澪「ありがとう純にゃん!!」
純「やっぱり慣れないなぁ…」
澪「…ねぇ純にゃん」
純「今度はなんですか?」
澪「…なんでもないや」
純「えー気になるじゃないですか」
澪「今度…詞にして伝える」
純「今じゃダメなんですか?」
澪「今はダメ…」
澪「また今度な」
純「じゃあ、楽しみにしてますよ」
澪「ああっ!」
――ぎゅっ
おわり
最終更新:2011年03月17日 22:23